えほん・わが町の民家 住吉・住之江「紀州街道周辺の民家」②六道の辻付近
今から36年前の1987(昭和62)年に上方市民情報社が発行した、島田アツヒト著『えほん・わが町の民家 住吉・住之江』に載っている民家、熊野街道周辺民家16戸(+参考民家1戸)と紀州街道周辺の民家10戸の場所の、昭和時代と令和となった今を見比べてみようと思いました。
先ずは熊野街道周辺の民家から順に見比べていくことにして、昨年9/13(火)から17回に亘り見比べてきましたが、先週1/17(火)で終了しました⤴
そして、1/30(月)からは紀州街道周辺の民家を見ていくことにしました。
第1回目は「松本仁三郎家」を紹介しましたが⤴
紀州街道周辺の民家の第2回目は、住吉区粉浜3丁目6-4の「六道の辻付近」です。紀州街道周辺の民家案内図の50です。
この絵は今から39年前、1984(昭和59)年9月24日(月)に描かれたチンチン電車(阪堺上町線)と犬矢来のある民家・森本哲造家です。
現在、森本哲造家は無く、新築され他の姓の方の住居となっていました。
又、ストリートビューで確認すると14年前まで遡れましたが、その時点では既に新築売出しされていました。
かっての森本哲造家の場所から「閻魔地藏尊」が見えていました。
こちらは閻魔地藏尊からかっての森本哲造家の方を見た画像ですが、色々なラッピングをしたチンチン電車が見えて楽しいです✨因みにこの車両は、本社が我が住吉区にある「黄金糖」です!!
閻魔地蔵尊には、閻魔大王に化身したという閻魔地藏が祀られています。
この閻魔地藏は、戦国時代の1538(天文7)年の作と伝えられています。難波の浜から背負って運んで来たところ、この地で急に重くなり、一歩も前へ進めなくなったと言われています。姿は怖いですが、心は優しいそうです。
閻魔地蔵尊は、旧粉浜村のかって6本の道が交差していた「六道の辻」と称されるところにあります。現在は道は6本から7本に増え「七道の辻」となっています!!
仏教の 輪廻転生の教えでは、人が死ぬ と生前の行いを閻魔王に審査さ れて六道(地獄・餓鬼・畜生・人 間・修羅・天)に生まれ変わると言います。そして、地獄に落ちた際に唯一、救済してくれるのが地蔵菩薩なんだとか。
七道の辻というのもホンと珍しいですね!!
チンチン電車の阪堺電車の線路沿いには踏切もありますが、
遮断機がない踏切もあります\(◎o◎)/!
あっ、白線で記しただけのホームもあります!!!また別途阪堺線の特集もしたいと思います~因みに、阪堺電車の本社も我が住吉区です!!
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