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「自分さがし」から抜け出す方法

自分がわからない!
自分探し!
自分を見つけよう!

インターネット上で毎日のように、よく目にする言葉です。

ある程度の年齢になって、そう、例えば30代後半から50代にかけてのいわゆる脂ののった年頃になると、自分の人生を想った時に
「これでいいのかな!?」
と、ふと思う。

そうした瞬間が誰にでもあるんだろうと思います。



10代20代は無我夢中!

振り返ってみると、10代20代はとにかく無我夢中でした。

毎日、毎日が新しい経験、新しい知識、新しい出会い、新しい生活。どれもこれも新しいこと、刺激的なことづくめ。ただただ無我夢中で生きていた。
それだけで充実していたし、人生の長い道程のことなんて想像も出来なかった。

そんなふうに記憶しています。
大学生の頃なんて、「30歳って、なにそれ?やだ~、ありえない!」って、ホントにね、マジで思ってましたよ、わたし。

とにかく先のことがイメージできない。
人生がどう展開していくのか、これから何が起きるのか。

あの頃は、ただ楽しいこと、ビックリなこと、どうしたらいいのかわからなくて苦しいこと、心細いこと。そんな感情にひたすら振り回されて、それを乗り切って行くのが精一杯だったかな。
やって来る波に乗って、あるいはそれに真正面からぶつかって、そうやって目の前にある毎日を必死に生きていました。

今になって、振り返ってみると、ですね。
いやあ、若いってこういうことですわ(笑)

30代は大人の入り口?

そんな人生体験も、30代後半あたりに入ってくると、なんとなく感じが掴めてきて、ビックリすることも慌てふためくこともいつの間にか減ってきて、大抵のことには対処できる「大人の自分」に自信が持てるようになっていきます。

初めの頃はそれが嬉しいし、「大人」の人生を楽しんでいたけれど、やがてそれが少しずつ、つまらなくなって、なんだか物足りないような、なにか違うような、そんな気持ちが湧いてきて……

「自分探し」「自分の本当の望み」を意識し始めたのは確かこの頃。40歳前後あたりからだったような気がします。

わたしは目覚めるのが遅かったのかもですね。

山あり谷ありな40代

さて、人生も半ば近くなってきますと、けっこういろんな出来事を一通り、それなりに体験していました。

わたしの場合だと、たとえば――

・自分の書いた本が出版されて立派な書店さんに並ぶ
・独り暮らしをする
・雑誌の取材記事を書く
・国際的に有名なアーティストに会う
・一人で海外旅行に行く
・外国語を話す
・外国で暮らす
・外国人と友達になる
・3000メートル級の山に登る
・結婚する
・そして、離婚する

――などなど。

改めてこうやって書き出してみると、なんか盛沢山でしたねえ。

子供の頃には夢のように思っていたことや、こうなったらいいなとぼんやり思っていたことが、フシギと現実になっていく。自分のこととして、体験していく。

でも、そうした体験は、楽しいことや嬉しいことばかりではなくて、たとえば、とても親しくしていた身近な人が急な病で帰らぬ人となる、といった辛い出来事も起きたりします。

そうしたさまざまな体験を通り抜けて行く中で、否応なしに自分自身を振り返り、

自分は何をしているんだろう?
なんで生きているんだろう?
何を望んでいるんだろう?

という深く大きな普遍的な問いに、向き合わされる。

そんな時期が誰にも一度は訪れるんじゃないでしょうか。

人生に問われる50代

人生でひとたび、この問いに出会ってしまったら、それから先の日々は生ある限り、ずっとその問いと共に生きていくのだろうと今は感じています。

この問いは、苦しいです。

自分の真実を見つめなくてはならないから。
もう自分に嘘がつけないから。

わたしたちの脳の中って実はいろんな思い込みや、刷り込み、歪められた記憶、脚色した情報などで溢れかえっています。たっぷりと洗脳されてるんですね。

この洗脳というのは、生まれ育った家庭環境や出会った人々、社会通念、社会の方向性、そして自分自身の体験などから自然に為されていくものです。

小さな子供の頃は、まっさらな心の目で世界を見ることが出来ますが、大人はなかなかそれが出来ません。

自分がそれまでに生きてきた経験から、脳に記憶された情報に基づいて世界を見て、認識しています。
経験と言うフィルターを通して物事を見ています。

心の声が聞こえないのはなぜか

そして、このフィルターは感情にも働きます。

過去にイヤな体験の記憶があると、それと似たような場面で、過去の感情の記憶が蘇り、あたかも今それを感じているかのように認識してしまったりします。

パターンを認識して、それに対してオートマチックに反応してしまいがちなんですね。100%純粋な体験じゃないんです。

だから、本当の自分の心、自分の感じていることが感じ取りにくくなっている。ちょっとした好き嫌いでさえわからなくなっている人も多いです。

あまりに長い間、自分の心と気持ちを自分自身に問いかけることをしないでいると、心の声はますます聞こえなくなってしまいます。

ワクワクを大事にしよう、とよく言われていますが、そのワクワクを感じ取るセンサーが、思い込みや歪んだ情報と言う、ぶ厚い膜で塞がれていたのでは、ワクワクの声が聞き取れるはずもありません。

心の声を取り戻すためにできること

どうしたら錆びついてしまったセンサーの感度を蘇らせることが出来るのでしょうか?

センサーを鈍らせているのは上に書いたように、これまでの人生で刷り込まれてきた数々の洗脳(思い込み、歪んだ記憶情報など)です。
だからこの洗脳を解いていけば、心のセンサー感度を上げることができます。

ヨガや瞑想が
「心の働き(思考)を止める」
ことをまず第一に掲げているのは、つまり、このことです。

無心と言うと、何も考えず、何も感じないことだと思われがちです。
でもそれは誤解です。無心は「心と思考にかかっているフィルターを外すこと」だと理解してください。

今この瞬間に自分が感じていること、ピュアな五感や感情をありのままに感じ取る。

その時、本当の自分との対話が始まります

そして、この小さな小さな心の声こそが、あなたを導く人生のナビゲーターなのです。

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こちらも参考にどうぞ💛

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