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微笑みの連鎖が広がれば世界はきっと変わる

今朝たまたま目にした投稿です。

ミラーニューロンというものがあるそうです。
霊長類などの脳の内で、自ら行動するときと、他の個体が行動するのを見ている状態の、両方で活動電位を発生させる神経細胞のことで、早い話が「真似る」ということです。
ものまね細胞とも言われますが、他人がしていることを見て、我がことのように感じる共感能力でもあります。高度な知的行動になります。

(中略)

仏教には、三つの愛心というものがあります。「自体愛」「境界愛」「当生愛(とうしょうあい)」。
「自体愛」は、自分を愛する心、「境界愛」は、近しい人やものを愛する心。そして、「当生愛」は、今生の生を愛する心。その「生」こそは他者によって「生かされている」のですから、ミラーニューロンというのは、平和に仲良く生きていくための、神様からの贈り物かも知れません。

「あなたに出会った人がみな、最高の気分になれるように、親切と慈しみを込めて人に接しなさい。あなたの愛が表情や眼差し、微笑み、言葉にあらわれるようにするのです」。(マザー・テレサ)

愛は伝わるのですから。私たちは、そんなふうに作られているのですね。
 
(※改行、太字などの編集は私が加えました。)

草場一壽 (Kazuhisa Kusaba OFFICIAL) Facebook投稿より

草場さんは、焼き物の手法を取り入れた陶彩画の作家さん。驚くほどに美しい菩薩や龍を描かれます。
この方の描いた弥勒菩薩さまに一目惚れして以来、機会あるごとに個展などに足を運んでおります。

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微笑みの連鎖を広げる

◆心を写す脳とは

さて、本題はミラーニューロンです。
wikiに簡潔な説明があったので引用します。

ミラーニューロン(英: Mirror neuron)とは、霊長類などの高等動物の脳内で、自ら行動する時と、他の個体が行動するのを見ている状態の、両方で活動電位を発生させる神経細胞である。他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように"鏡"のような反応をすることから名付けられた。
他人がしていることを見て、我がことのように感じる共感(エンパシー)能力を司っていると考えられている。
このようなニューロンは、マカクザルで直接観察され、ヒトやいくつかの鳥類においてその存在が信じられている。ヒトにおいては、前運動野と下頭頂葉においてミラーニューロンと一致した脳の活動が観測されている。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ミラーニューロン」より

行動の表面的な形をマネするだけではないというのがすごいですね。
そこに現れている感情的な部分まで写し取っているらしい。

赤ちゃんはこうした脳の仕組みでママやパパ、周りにいる人たちから「表情」を学ぶのだとか。
人は生まれながらに笑えるわけじゃないんですね。

「笑う」にもいろんな種類がありますね。
たとえば――

  • ゲラゲラと腹を抱えて笑う

  • キャッキャと笑う

  • クスクス笑う

  • ニコニコする

  • にっこりする

  • 微笑む

ざっと上げてみた中で、もっとも情緒的な(といっていいのかな)笑いが、最後の「微笑む」じゃないかなと思います。

おかしくて笑っているわけじゃない。
楽しくて笑っているわけでもない。

では人はなぜ、微笑むのか?

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◆あなたが微笑むのはどんな時?

わたしなら、そうですねえ……
まずは、幸せを感じた時。

小さな幸せでいいんです。
公園を歩いていて風が気持ち良いとか、空がきれいだとか、鳥の囀りが心地よいとか、名もない道端の花がきれいだなとか。
あるいは、仔犬がかわいいとか、赤ちゃんがニコニコしているのを見た時とか。

ささやかなことだけれど、でもそれで心がやさしくなって満たされたと感じる時、でしょうかね。

これは、自然と内側から溢れ出してくる微笑み。
やさしい気持ち、ささやかな幸福感の表れですね。

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◆”微笑む” は心を伝えあう行為だから

それとは別にもう一つ、意識して浮かべる微笑みがあります。

それは、人に対して心の表現として向ける微笑みです。
わたしはこれをけっこう意識して使っています。

どう使うのかと言うと、もちろんケースバイケース、状況によっていろいろな意味合いがあるのですが、例えば――

  • 相手に対しての友好的なあいさつとして

  • ささやかな感謝の気持ち

  • 見知らぬ人に声をかける時に安心してもらうため

 
微笑むことで伝えようとしている気持ち・メッセージは、こんな感じでしょうか。

  • 相手の存在を認めていること

  • 相手に対して敵意を抱いていないこと

  • 友好的な関係を望んでいること

  • 相手に心地よくいてほしいと思っていること

これは全部、相手の幸せ(ささやかな幸せだとしても)を願う気持ちの表れです。

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◆微笑みが世界を救う!

微笑みを向けられて怒る人はいません。

もちろん時には「バカにされた!」とひねくれて受け取る人もいないわけではありませんけど(^^;)

微笑む側に下心がないなら(笑)相手の人もたいていはそれを受け入れて、多少はやさしい気持ちになってくれます。
脳のデフォルト機能として、ミラーニューロンが働きますからね。

あなたが微笑みを投げることで、それを受け取った人がちょっとだけ穏やかなやさしい気持ちになったとして、その人がほかの誰かにちょっと微笑みを向ける。そうしたら、その相手の人も少しハッピーな気分になって、また誰かに対して微笑みを向けて……

こうやって、微笑みは連鎖していくと、わたしはマジで本気で心の底から信じています。

だって、人ってそういうものでしょ?

ミラーニューロン原理です。
もうこれは理屈じゃないんです。

マザーテレサになれなくても、偉大なるガンジーになれなくても、わたしたちは世界の愛と平和に貢献しています。

それが「微笑む」こと。
相手のしあわせを願う気持ちを贈りあうことです。

仏像は必ず口元にうっすらと微かな笑みを浮かべています。

それは人が生きることの喜びも悲しみも苦しみもすべてを受け止め、認めている表情だと感じます。

良し悪しではなく、価値があるとかないとかの評価でもなく、人のあるがままのすべてを丸ごと「善し」と受け止める。

無限のやさしさ、慈悲心の表れ
わたしは、そう感じます。

微笑みにはそんな奥深さが秘められている。
そう思いませんか?

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