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Lumix GX1を連れて、アラスカに氷河を観に行こう

10年前の2012年8月、アメリカ西海岸のシアトルを起点とした7泊8日のアラスカクルーズに行きました
このとき持参したカメラは、Olympus(当時)のOM-D E-M5とPanasonicのLumix GX1。両方ともマイクロフォーサーズ企画のミラーレス一眼カメラでした。すでに別記事にも書きましたが、一眼レフからミラーレスに持ち替えての最初の海外旅行です

このときの写真は、いま見返してもまったく現行のカメラと遜色ありません
1600万画素ありますから、仮にA3サイズくらいにプリントしようと思っても対応できるでしょうし、RAWで撮影していましたので、しっかりと現像・レタッチしてあげれば最新のカメラで昨日撮影した写真と比べても、さしたる違いはないです

出港地シアトルの写真は下記の投稿にまとめました
とくに、GX1で撮った写真の記事は、注目の記事に取り上げられたこともあってずいぶんと多くのかたにご覧いただいて、大変にありがたいことです。まだでしたらぜひどうぞ

調子に乗って、アラスカクルーズでの写真もまとめてみます
まずは、Lumix GX1のものからどうぞ

カメラ2台の理由

この旅行から、ほとんどの場合カメラボディを2台持っていくことにしています
ひとつは、故障対策です。これまでメインで使っているカメラが旅行中に故障したことはありませんが、やはり落としたりするリスクはあります(レンズをぶつけて壊したことは二度あります)
もうひとつは、レンズの付け替えなしに多くの画角をカバーできることです。このときのような氷河クルーズでは、目の前の絶景は数編で流れ去ってしまい二度と出会えません。なので、必要に応じてレンズを交換しているひまなんかないのです

入り江付近、まだ漁船が多くいる

この旅行中は主に広角から標準をE-M5で撮り、GX1には望遠ズーム(Lumixの45-175mmのもの)を装着している時間がほとんどでした

アラスカクルーズのススメ

このときの旅程は、まず西海岸シアトルへ飛んで3泊を過ごし、シアトル発着のクルーズ船で7泊、帰港ののちそのまま空港からの帰国、というものでした
夏休みをからめての10泊12日という長い休暇だった…のですが、実際には帰国便が機材故障でキャンセルとなってしまいシアトルで足止め、2泊延長して12泊14日になったんですが、その悲劇については機会があればまた

年に一度くらいの海外旅行ではありますが、ほとんどすべてのかたに自信を持ってオススメしたいのが、このアラスカクルーズです
クルーズ船の旅行自体がまだまだ特別感がありますし、しかも行き先はアラスカの氷河、言葉を失うほどの絶景です。この風景は、船の上から出なければ見られませんし、近所からちょっと日帰りでボートに乗って、という場所でもない

他の船ともすれ違います、順番なんでしょう

現地で知り合ったご夫婦(日本人とアメリカ人でした)は「私たちのバケットリストの筆頭だった」とおっしゃっていましたが、まさに死ぬ前に一度はやっておきたいことのひとつ、と思います

真夏の8月ですので、アラスカといえどもそれほど厳しい寒さではなく(沿岸部の平地は、せいぜい日本の秋の気候です)、とても過ごしやすいです
クルーズ船ですので食事は基本的に船の中ですが、寄港地での食事も悪くありません。さすがにワインはできませんが、ビール醸造所もいくつかありますし、シーフードは日本と同様に新鮮です

クルーズの代表的な行き先としては他にもカリブ海、地中海などがありますが(どっちも行きました)、アラスカは本当に良いです。たった一度クルーズに行くなら、ぜひとも
コロナ禍の初期にクルーズ船内での感染拡大があったために、必ずしも安全な旅行ではないというイメージがついてしまいましたが、基本的には密になる空間はレストランでの食事くらい。それだっていまは十分に対策されていることでしょう
ですので、この騒ぎが収まってきたら、わたしは是非ともまたクルーズ旅行に出かけようと思っています

行き先は「ソーヤー氷河」

この旅での氷河クルーズでは、アメリカ合衆国アラスカ州の「ソーヤー氷河(Sawyer Glacier)」を奥まで遡ることができました
沿岸の島々の間を縫ってトレーシー・アームの街を横目にフィヨルドの中へ、徐々に狭くなる水路を進むと徐々に周囲の峰は白く目立ちはじめ、水上に浮かぶ氷の数が増えます。そして水路に入って4〜5時間後、突き当たったところに巨大な氷塊が出現します

正面がソーヤー氷河

ここで船は30分ほどゆっくりと旋回して、氷河をじっくりを眺め、そして写真やビデオに収めることができるというわけです
氷河にいったらだれもが見たいであろう、一角が海に向かって崩れ落ちるシーンも、目にすることができました(これがどのくらいの頻度で起きているのかはわかりませんが)
海上の氷塊にはよく見るとアザラシがちょこんと乗ってひなたぼっこしてます(さすがにかなりの超望遠でないと撮影はできません。ただの黒ごま粒のようです)

入り江から往復9時間近くになるゆったりとしたクルーズですので、風景を楽しみ撮影する時間には事欠きません
退屈だろうって? いえいえ退屈するどころか、へたをすると時間が不足するのがクルーズ船の旅です。氷河を往復すす間、デッキではバーベキューパーティが催されていますし、寒くなったら部屋に戻ればベランダから氷河を眺めつつ食事や飲み物を楽しむ時間もあります
なにより、へたをすると一生に一度だけの絶景なんですから、実際には感嘆しながら眺めているだけで、時間なんてあっという間に過ぎますよ

そんなわけで、アラスカクルーズは良いぞ、というお話でした
コロナ明けの大旅行(なんたって3年振りくらいになるでしょう?)の候補地として、検討されてはいかがですか? きっと後悔しません

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