足立公彦_Welle_world politics and energy

Welle編集長。 欧州・北米、ラテンアメリカ、アジアのエネルギー分野の事業開発に従事…

足立公彦_Welle_world politics and energy

Welle編集長。 欧州・北米、ラテンアメリカ、アジアのエネルギー分野の事業開発に従事、イングフェルド(ドイツ)代表、エネルギー専門家、50ヶ国・地域での活動をもとにエネルギー事業戦略、マーケット分析を手がけています。language: 日.英.独.西,仏

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メモ帳、Neue Zürcher Zeitung Samstag, 30. März 2024

出典: NEUE ZÜRCHER ZEITUNG SAMSTAG, 30.MÄRZ 2024 Neue Zürcher Zeitung紙 (NZZ)、スイス国内で輸送用燃料への炭素税導入の検討を呼びかける社説。スイス議会では、内燃機関の炭素燃料使用への脱炭素施策は法案の段階で否決か実質的に骨抜きとなってきた。隣接するドイツ南部の完成車メーカーを客先とする裾野の広い自動車関連産業が国内にあるのがその背景。なかでも議会最大会派Schwarzeriche Volkspartei

メモ帳、Neue Zürcher Zeitung Samstag, 30. März 2024

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    メモ帳、FT (EUROPE) MONDAY 25 MARCH 2024

    出典: FINANCIAL TIMES (EUROPE) MONDAY 25 MARCH 2024

    メモ帳、FT (EUROPE) MONDAY 25 MARCH 2024

    米連邦最高裁によるRoe v. Wade判例を覆す決定について。

     米連邦最高裁は24日、ミシシッピ州が2018年に制定した妊娠15週以降の人工妊娠中絶を禁じる州法を違憲だとしていた訴え(Dobbs v. Jackson Women's Health Organization)に対し、最高裁自らによる1973年のRoe v. Wade判例を覆し、合衆国憲法は人工妊娠中絶を権利として保障していないとの判断を下した。(米国において人工妊娠中絶は、1973年の連邦最高裁判例Roe v. Wade及び1992年の連邦最高裁判例Planned Par

    米連邦最高裁によるRoe v. Wade判例を覆す決定について。

    フランス議会下院選挙(Élections législatives françaises ): マクロン氏与党連合が大敗、メランション氏左派・環境連合およびル・ペン氏極右政党が躍進へ。

     フランス議会下院の選挙(小選挙区かつ2回投票制、全577議席)は、19日に最終議席を決定する第2回投票が行われ(投票終了時間は午後6時、都市部は午後8時)、日付が変わった午前零時時点の調査会社IPSOSによる速報では、大統領のマクロン氏が率いる政党Renaissanceを母体とする連合ENSEMBLE!の獲得見込み議席が245議席と、単独で政権運営が可能となる絶対過半数(289議席以上)のラインを大幅に下回り、大敗といってよい結果となった。これに対して、急進左派ジャン=リュ

    フランス議会下院選挙(Élections législatives françaises ): マクロン氏与党連合が大敗、メランション氏左派・環境連合およびル・ペン氏極右政党が躍進へ。

    フランス議会下院選挙(Élections législatives françaises )について。

     5年毎に全577議席を改選するフランス議会下院の選挙(小選挙区かつ2回投票制)は、12日に行われた第1回投票の時点で立候補者が絶対過半数を得票し法の定めにより当選が確定した5か所の選挙区を除く572の選挙区(11の在外居住者選挙区を含む)で19日に第2回投票が行われ最終議席が確定する(投票時間は午前8時~午後6時、ただし都市部は午後8時まで)。  第1回投票では、急進左派ジャン=リュック・メランション氏が率いる政党La France Insoumise(LFI)を母体とし

    フランス議会下院選挙(Élections législatives françaises )について。

    フランス議会下院選挙(Élections législatives françaises )、第1回投票結果について。

     5年毎に全577議席を改選するフランス議会下院の第1回投票が6月12日に行われ、日付が変わった午前2時時点の開票速報では、急進左派ジャン=リュック・メランション氏が率いる政党La France Insoumise(LFI)を母体として、環境政党ヨーロッパ・エコロジー(Europe Écologie-Les Verts、EELV)、社会党、共産党およびその他左派グループから結成された連合Nouvelle Union populaire écologique et social

    フランス議会下院選挙(Élections législatives françaises )、第1回投票結果について。

    ウクライナ当局、IAEA事務局長のザポリージャ原発に関する発言を非難。

     ウクライナ原子力規制当局(SNRIU)は27日、国際原子力機関(IAEA、本部ウイーン)のグロッシ事務局長がダボス会議のパネル・ディスカッションでロシア軍の占拠下にあるウクライナ・ザポリージャ原発に関して行った発言で、「ザポリージャ原発には、核兵器を製造するのに十分な量の3万キロのプルトニウムと4万キロの濃縮ウランがあり、IAEA査察部隊が原発に入り状況を確認したいが、できない状況がつづいている、査察に入ったらすでにその一部が消えているのではないか頭をよぎる」、と発言したこ

    ウクライナ当局、IAEA事務局長のザポリージャ原発に関する発言を非難。

    ブルガリアとギリシャのガス供給網を相互接続するパイプラインが7月に運転開始へ。

     ブルガリアとギリシャが主スポンサーとなり、共同で相互のガス供給網を接続するプロジェクト会社ICGB(本社、ブルガリア・ソフィア)は26日、ブルガリアとギリシャの両当局から、ICGBが相互接続パイプラインのオペレーターとして操業を行う仮許認可がおりたことを明らかにした。まだ、最後のEUからの許認可待ちではあるが、実質的に、相互接続パイプラインは7月からの操業開始の目処がつき、最大で3Billion M3/年(bcma)の天然ガスをギリシャ供給網経由でブルガリアへ供給することが

    ブルガリアとギリシャのガス供給網を相互接続するパイプラインが7月に運転開始へ。

    ドイツ・シュレースヴィヒ-ホルシュタイン州議会: CDUと緑の党が連立協議入りへ。

     5月8日に州議会選挙が行われたドイツ最北部、デンマークと国境を接するシュレースヴィヒ-ホルシュタイン州では、第1党の座を維持したキリスト教民主同盟(CDU)が主軸となり、今回第2党に躍進した緑の党を巻き込み選挙直後から連立協議が行われてきた。今回の選挙でCDUは大勝し過半数に1議席足りないだけの34議席を獲得したため、連立協議は理論的には1議席を補足すればよく、強気に出られるはずであった。  しかし、蓋を開けてみると、強気に出たのは第2党の緑の党の方であった。最初に連立協

    ドイツ・シュレースヴィヒ-ホルシュタイン州議会: CDUと緑の党が連立協議入りへ。

    フランス、ボルヌ内閣が始動へ。

     フランス大統領府(エリゼ宮)は20日金曜日夕方、ボルヌ新内閣の閣僚名簿を発表、週明け23日月曜日、朝10時に初閣議を行い新内閣が始動のはこびとなった(フランス第5共和政憲法では、閣僚名簿案は首相が作成し共和国大統領が承認するとしているが、実際には閣僚候補選定の段階から大統領の意向が反映されている。閣議は、主催は首相だが、大統領が毎回出席し、場所もエリゼ宮で行われる、しかし、首相は行政府の長として責を負う。)今回組閣された内閣は、いきなり6月のフランス議会選挙で国民からの信任

    フランス、ボルヌ内閣が始動へ。

    フィンランド、ロシアからの天然ガス供給停止について。

     フィンランド公営ガス輸入・配給オペレターGasum(本社所在地、エスポー)は5月20日午後に声明を出し、モスクワ/サンクトペテルブルク時間5月21日午前7時の時点をもって、ロシアよりパイプラインを介して輸入されている天然ガス(約1.7Bm3/年、2020年実績ベース )の供給が停止される旨、ロシア国営ガスプロムより通知を受けたことを明らかにした。  Gasumのプレスリリースでは供給停止の理由については触れられていないが、フィンランド政府は既に4月の段階でロシアからのガス

    フィンランド、ロシアからの天然ガス供給停止について。

    フランス、ボルヌ新首相が誕生、マクロン政権第2期始動へ。

     フランス・マクロン大統領は16日、同日付けで辞表を出していたカステックス首相の後任として、エリザベット・ボルヌ労働大臣を新首相として指名し、新内閣の組閣を命じた。マクロン大統領は、すでに大統領選挙中から新しく発足する政権では女性の首相を指名する意向を示していたが、マクロン氏と同じ社会党系の政治的バックグラウンドがあることを前提とすると新首相としての候補者は複数おり、その中からボルヌ氏が選ばれたのは、氏が、社会党オランド政権時にエネルギー・環境相であったセゴネール・ロワイヤル

    フランス、ボルヌ新首相が誕生、マクロン政権第2期始動へ。

    ドイツ・ノルトライン-ヴェストファーレン州議会選挙: CDUが第1党を維持、緑の党が大躍進。

     5月15日に行われ午後6時に投票が終了したドイツ西部、デュッセルドルフやケルン等の主要都市を多数擁するノルトライン-ヴェストファーレン州の州議会選挙は、午後11時の段階のドイツ公共放送ZDF開票速票によると、キリスト教民主同盟(CDU)が2017年に行われた前回選挙時の得票率から2.9%伸ばし35.9%で第1党の座を維持、第2党の社会民主党(SPD)が前回比4.5%落とし26.7%の得票率、また、ドイツ連邦レベルにおいて、SPDと組んで連立政権入りしている緑の党は、前回から

    ドイツ・ノルトライン-ヴェストファーレン州議会選挙: CDUが第1党を維持、緑の党が大躍進。