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明石市の幼稚園での支援について。介助員と通級制度(その2)




癇癪、切り替えが下手、皆で遊べない、友だちとトラブルなる、ことばが上手く出なくて伝わらない。
こんな困りごとを少しでも改善するために支援があります。
遊びながら楽しいのに困りごとが解決出来たら嬉しいですよね。
今回は幼稚園、保育園での発達ゆっくりさん向け支援について話します。


1.介助員の先生について

介助員とは、
障がいのある子、発達に遅れがある、偏りがある子などを特別な配慮のいる子に、介助員が保育教諭の指示のもと支援を行う職員のこと。

介助の先生の実際。

我が家は公立の幼稚園、こども園に通っているのですが、幼稚園のクラスに介助の先生がついていることがあります。
(認可保育園でも加配保育士という同じ職員がいるみたいです。詳細はわかりません。)

介助の先生は支援の必要な子がいるクラスにいることが多いのですが、
これは市が必要とする園に対して介助員が何人というように配置します。
(前年度末に申請が必要です)
 

そもそもクラス人数に対する保育教諭の人数が、国の定めによって決まっています。
年少では子ども20人に対して1人。
年中からは子ども30人に対して1人
です。

いやいや、
子ども1人につき大人1人で対応するのが丁度いい
と日頃から思っている私からすると全然太刀打ちできない子どもの数です😱
実際先生1人でこの人数って無理だよねーって思うことよくあります。
 指示の届かない子がいると担任はその子を無視して集団を動かすか、  
その子の相手をして他を待たせるかどちらかしかないですもんね。

幼稚園では4歳からは誰でも通園することができるようになるため、
応募人数とクラス数はどの親も気になるところです。
たとえば、応募人数が20人だったら、20人1クラスですし、
30人だったら15人クラス2クラスになる可能性があり30人集まったほうが細かく先生の目が届くことになります。国の定めですから。

話がそれましたが、
支援が必要な子がいるところに、介助員が配置される体制になっています。
しかし、実際は、配置人数が少なくてて全くついていない、とか掛け持ちとかザラです。
園長先生がフォローして対応してるのをよく見ます。

また、調べた訳でないですが、介助の先生は発達障がいを勉強してる訳ではない感じです。(副担任は保育士さんですが。)
介助の先生は担任から言われたこと「この子見てあげて。危険がないように見守っててなど」をする補佐って感じです。

まぁ障害者支援のプロが入ってたら幼稚園じゃない方が能力を発揮るんじゃないかって思ったりもします😅
発達障害の理解がなくても、
乱暴に子どもの相手をしたりしませんし、なんなら対象じゃない子どものことを見てくれて声かけしてくれて担任のサポートをしてるって感じなので有り難いです。
本来は依頼された対象の子についていないといけないのかもしれないけれど、
申込みに間に合わなかった子やこの制度を知らない子たちもいるので、そのへん臨機応変にしてるのはクラス運営としては良いと思ってます。

対象の子に関しても、
ほぼ側にいる子とか見守りでいい子とかちゃんと判断されて対応されています。
基本はクラス担任の指示のもとなので、クラス担任を通して子どもの対応をやり取りします。


我が子は、声かけと見守りが主だったからあまり関わりがなかったです。トイレが一番最後になるのは他の人に見られたくないからみたいなことを言っていたとか。
集合に遅れそうな時にここに座るよって示してくれたり。


運動会で一緒に対象の子と走ったり、常に一緒に行動して集団への促しをしたりと対象の子に合せて対応されてます。

2.通級(つくしの教室、ことばの教室)について


通級とは、発達を促すための保育を行うとともに、保護者に対して相談や助言を行うもの。
ことばの教室と明石市ではつくしの教室と呼ばれる教室

通級はそれ単体では申し込めません
さっきの介助員の申請とセットです。
(私が調べた感じでは、保育園には通級と言うものは存在しないみたいでした😥必要とする子に対しては、遊びの教室というのがあるみたいです。昔、通ったことあるやつかな?療育も案内されたりしそうですね。何か分かればまた書きます)

通級の実際
我が子はことばの教室には通っていませんでした。まだ言葉を話さない子、幼児語を喋る、舌足らず不明瞭さがある子などを対象に言語聴覚士さんが支援してくれるのかな?って思ってます。
(申請時期は入園後でした。必要であれば園に相談してみて下さい)

我が子は、つくしの教室に通っていました。
このつくしの教室、本当に勉強になりました!!!!

つくしの教室といわれる教室を持つ幼稚園へ出向き1日を過ごします
(自園に教室があり自分の園のつくしの教室に通う子もいました。
その場合、随時相談受けてくれるようでしたし、その部屋自体も使っても良いと言われてたようなので羨ましかったです)

 つくしの教室は発達障害に理解のある先生、研修を受けてる先生が担当してくれてるみたいでした。
基本1:1の個別支援で、1年間同じ先生です。

つくしの教室の魅力として、
プラレールやボールプール、トランポリンなどおもちゃで溢れております。そして、そのおもちゃを独占して遊べる時間があります✨

そこでは、
幼稚園と同じように登園して課題をこなし、
昼食を食べて自由時間があるという感じのスケジュールですごします。
(話し合いで決めるので、やりたいことに寄り添ってくれます)

幼稚園は通園したとこになるし、給食も準備されます。
基本予定日の変更はできず、運動会や遠足日につくしの教室になっていたらどちらかを選べます。
(事前申告しないと給食がない!ってなるので連絡が必要です)
お迎え時間が通常幼稚園より30分ほど早く、
その30分で親と先生とで振り返りの面談があります。

初めは集団生活が苦手なのに、
どうして1:1なのかと疑問を持ってました。

でも個別でも充分に課題が見つかり必要な支援を教えてくれました。
翌年には生徒2人で先生1人も経験しました。

教室では良いところをたくさん見つけてくれ凄く褒めてくれます。
課題もあれば伝えてくれますし最近の様子についての相談、アドバイスも貰えます。
 登園渋りがあるとか、友だちに声をかけられずペンを借りれなかったなどその時々で気になることを相談しました。

子どもも先生が沢山褒めてくれ、周りに合わせなくて良い環境なので、つくしの教室は大好きでした。
褒めて伸ばすってこういうことを言うんだなと思いました。
先生の話をよく聞いて頑張れるようになりました。


つくしの教室は、
現在希望者がとても多くなっていて昔は6月スタートで月1回ずつやっていたのが、
1学期に1回回ってくるくらいに回数が少なくなっています😵

つくしの教室をもっと頻回にしてくれたらずっと伸びるのにって思っていました
それができるのが療育施設です。
そもそも法律が別で、学校施設でもないですが、
やっている目的と効果はほぼ同じです。

つくしの教室に出会って、
子どもの出来ることに目を向けることが出来た
り、教科書通りではなく、個別の助言を貰うことができて今の課題と対策を行うことができたことがとても心強かったです。

申請は年1回!
11月のよう。1月には終わってるから
年をまたぐ前に園に相談しましょう!!!
ここには小児科の紹介も発達検査も必要ありません。
不安なら担任やつくしの教室の先生に相談してみてください😊(就園相談という名称で聞いてみて下さい)

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