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【日記】神々の山を眺めるinスイス

2024.05.28 
こんにちは、きみかです。

先日、5月12日(日)に同僚にお勧めしてもらったRocher de Naye(ルチャ・ド・ナイェ、2000m程度の展望台)へ行ってきました。

ブログ主は初めて聞く地名でしたが、スイス在住の人には結構有名な絶景スポットで、Lac Lemanの東側湖畔一体とアルプス山脈を一望することができます。

Geneve(ジュネーブ)からはLac Leman(レマン湖)に沿って東へ電車で約1時間ほど、Montreux(モントリュー)という街から登山電車に乗り換え約40分程上った、Rocher de Nayeに到着です。

※弊ブログ主はフランス語未習得のため発音は聞いた限りの音です。

電車料金は、ブログ主はHalf fare cardを使ってジュネーブの中央駅からRocher de Nayeまでの切符を買い、片道34.2CHFでした。(Full fareで約70CHF)

前日等の事前購入や、電車の時間によって値段が変化するのでこれから行きたい方はSBBのアプリ等で事前にチェックしてください。

さて、折角なので私の移動経路に沿って景色などを紹介していきたいと思います。


・Geneve→Montreux

この日は、朝起きたら天気が良かったので7:10Geneve発の電車に飛び乗りました。

電車内は席も広く電源やゴミ箱がある
霞む空と山々が物語のなかのような景色


ローザンヌ(レマン湖東)からの景色

この日は凪いでいて、鏡のようにアルプスを映し出していました。

・Montreux駅→Buvette de Jaman駅(山小屋のある駅)

Lussaneを通り過ぎてMontteuxで下車したら登山電車に乗り換えます。

レトロでかわいい登山電車

登山電車は、速度が遅いためゆっくりと景色を楽しむことができる一方音がすごく大きいです。

この日は比較的暖かかったことから窓上部を開けており、余計うるさく感じましたが、それもまた一興というやつですね。

アイガーなどの氷河鉄道はさらに音がすごかった気がします。

ディズニー映画で出てきそうな車窓景色

さて、下の写真に写るのがBuvette de Jaman駅に途中下車しました。

ぶらり途中下車の旅 at Buvette de Jaman駅

写真の通り、登山電車の線路が目前に通っているだけでなく、駅でもあるため下車するとすぐに店内からコーヒーとスイーツの香りが漂ってきます。

勿論、主もそれにつられて思わず下車、、、

かわいらしいバスタブのベンチと机

線路を渡ると崖に面していくつか席があり、目前のRocher de Nayeを見上げながらコーヒーを楽しむことができます。

コーヒー(4.5CHF)とブルーベリータルト(6.5CHF)

コーヒーの奥に見えるのは雪です。標高約1700m地点には5月中旬でもやや雪が残ります。

実はこの山小屋から1時間半程度でRocher de Nayeに上るハイキングコースがあるのですが、雪解けのため足場が悪いことと、他の方々は装備がしっかりしている(スノースパイクやアイゼン)のを見て軽装かつシングルのため断念しました。

Rocher de Nayeうらに上るとレマン湖が見えます

山小屋で出会った下山途中のお兄さんたちが小屋の裏に行くと景色がいいと教えてくれたので上ってみました。

この時点で圧巻。

写真よりも実際は空が大きく、湖は青く深く感じました。

・Buvette de Jaman駅→Rocher de Naye駅

さて、山小屋をあとにして登山電車で頂上を目指します。

電車は平日は30分~40分に一本ですが、この日は日曜のため1時間に一本。

悠々と景色と主にとっては朝食を満喫することができました。

画像左真ん中に見えるのがBuvette de Jaman駅

10分程で250mほど標高の高いRocher de Nayeに到着します。

駅舎にはレストラン兼売店が併設しています


展望台付近から駅方面の眺め

駅舎からさらに数十メートルほど登ると、展望台があります。

写真では見づらいですが、クロッカスやゲンティアナ・オルビクラリス(青い小さな花)、トゥスシラゴ・ファルファラ(黄色いたんぽぽのような花)がたくさん咲いており、足元が色鮮やかに感じられました。

展望台からの眺め

正面に見える2枚の大きな岩山は、左側をTour de Mayen、右側をTour d'Aiと言い、互いに2300mほどの岩山です。

こちら両方に鉄道が通っており、岩のすぐ麓まで行くことができます。

右端にはモンブランとフランス、イタリアに連なるアルプスの稜線を見ることができます。

残念ながらスマホのバッテリーが途中で切れてしまい写真はありませんが、展望台東側にはMönch(メンヒ)、三大北壁に数えられるEiger(アイガー)も見ることができます。

雄大な山々の景色に神々しさまで覚えるほどでした。

スイスのメジャーな観光地と言えばBern(首都)やZermatt(ツェルマット)、Grindelwald(グリンデルワルト)ではありますが、ローザンヌやジュネーブによる際にはぜひ足を運んでみてほしい場所です。

・旅の出会いとトラブル

実は帰りの登山電車の中、チケットコントロールが巡回してきたのですがスマホ(モバイルバッテリーを含む)の充電が無くなってしまったためHalf Fare Cardが示せず焦ったのですが、何とも寛容なことに「チケット自体は持っているので仕方ないよ、僕は君を信じるさ」と言ってくださり事なきを得ました。

※スイス生活紹介第1弾交通編①に記載の通り、通常であれば有無を言わせず90CHFの罰金となります。

本当に、人のやさしさに感謝です。

また、実は今回主一人で赴いたのですが登山電車や散歩途中で韓国、チベット、インド、フランスの様々な友達を作ることができました。

チベットの方とは、今度別の街を一緒に訪れる予定ができたりと意外と一期一会に留まらないものですね。

インドの方は、付近の大学に通う息子に会いに来た優しいお母様との親子だったのですが、帰りがジュネーブまで一緒だったためたくさんお話ししながら帰ってきました。

7月に世界遺産委員会出席のためインドに行くので、事前に治安や食べ物、いいお店を聞くことができてラッキーでした。

・終わりに

いかがだったでしょうか?

今回は日記感覚で私が訪れた場所を紹介しました。

最近、久しぶりに「神々の山嶺」という小説を読み彼らの上った山々に思いを馳せながら景色を眺めてきました。

彼の作品で描かれる「神と山」の意味と本ブログの内容は一致するものではありませんが、あの雄大な景色を見ているとどうにも神々しさを感じざるを得ませんでした。

そんなわけであのタイトルをつけさせていただきました。

読み返して、壮大すぎるなぁとも思いましたがこの感動を忘れないようにするためにはちょうどいいのではないかなんて思っている主です。

はてさて、、、、

旅は本当に、毎回私に新しい経験と出会いと感動をもたらしてくれます。

昨年から今年にかけ、多くの旅を経験してきましたが何一つとして平凡、つまらなかったことはありません。もちろん国内も同様です。

いま、何かにつかれていたり似たようなことを繰り返して毎日に飽きが感じられる方がもしいるのなら、ぜひ旅に出ることをおススメします。

日記編では、時間が前後するかもしれませんが私が訪れた国々や旅でのTipsをお伝えしたいと思います。

この記事が「面白かった」と少しでも感じてくださった方、ぜひ「スキ」登録お願いします♪

コメントや、この国のあれやこれを聞いてみたい(おもにヨーロッパ)などあればリクエストも従事受け付けております。

これからもどうぞよろしくお願いします♪

ではまた、次回お会いしましょう♪




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