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□龍アンblog□ 無意識的な差別

こんにちは、龍アンです。

常日頃、自分が意識しているのは【無意識下での自分・無意識下での人間の深層心理】です。例をとってみて、LGBTを挙げてみますね。世の中には、男、女という性別では区切れないセクシャルの人間が存在するという事実に、私たちは【知識でなく、体感として】とうの昔から気がついていました。

ここ近年、日本でもセクシャリティの多様性というものに注目が集まり、真面目な日本人は「では、イザ!お勉強しなくてはなりませぬ!」と行政機関においても議論が高まり、【性別というものは男、女の二極化では無いようですよ】という、身近に例えるならば、どうやら猫と犬は違う動物で他にも鳥やら蛇やら沢山の動物がいるらしい、という白けた事実確認止まりなのが現状です。

日本を神格的に美化する思想は持ち合わせてはいませんが、日本というのは【行間を読む】【気持ちを察する事に長けている】国であるのは他国の方も認めるところ。

ある日、知り合いのA子ちゃんがカメラを持って家に遊びに来ました。その場には既に私のゲイの友人2人が居て、A子はリベラルに理解深くお話をしておりました。「そういう感覚わかるわかる」「どうして人が人を差別するのか理解に苦しむ。皆が仲良くなり平和になればいいのになぁ」と。帰り際、せっかくだから写真を皆で撮ろうとA子がシャッターを下す仕草を見せた際に一言、

「あ、これも撮る?」

とそのゲイの友人達に言い放ったのです。【これ】英語なら【this】ですね。つまり、A子は表層では理解した風でしたが、無意識下では、彼らを【they】ではなく【this】とみなしていたということですね。私とゲイの友人2人はその一瞬を見逃さなく、目を合わせましたが、当のA子はカシャカシャと気づかずにシャッターを切っておりました、、、、。

その日、私と私の美しきゲイの友人達は、A子の無意識下での差別を垣間見て、日本、いや世界においてLGBTの真の共存と理解、というものは遥か遠いのではないか?とビールで乾杯したのでした。

〜龍アンの今日の一言〜

安い優しさで人に接する位なら、ビンタされた方がなんぼかマシ

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