![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50516731/6ad063b58e81f32997210879d8bb8f8d.jpeg?width=800)
- 運営しているクリエイター
2021年7月の記事一覧
JW16 高島宮、八分の五
【神武東征編】エピソード16 高島宮、八分の五
宇津彦命(うつひこ・のみこと)を水先案内人に迎えた、狭野尊(さの・のみこと。以下、サノ)一行は、海の難所である芸予海峡(げいよかいきょう)を突破し、吉備国(きび・のくに:今の広島県東部と岡山県)に辿り着いた。
この地で、サノたちは、地元の人々へ、稲作と灌漑技術を教えることに傾注(けいちゅう)していた。
ここに設けられた行宮(あんぐう:仮の御所)
JW17 六つ目と別れの時
【神武東征編】エピソード17 六つ目と別れの時
吉備(きび:今の広島県東部と岡山県)に入った狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)一行は、高島宮(たかしま・のみや)の八つの候補地について解説をおこなっていた。
前回は五つまで紹介したので、今回は六つ目以降の紹介である。
ここで水先案内人の宇津彦(うつひこ)と目の周りに入れ墨をした大久米命(おおくめ・のみこと)、そして前回からゲスト出演をしてい
JW18 興世姫の神社
【神武東征編】エピソード18 興世姫の神社
高島宮(たかしま・のみや)の候補地の説明もあと二つという状況であるが、ここで、少し話を中断したい。
というのも、狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)が、側室の興世姫(おきよひめ)と別れることを決断したからである。
サノは、本拠地の対岸の地に姫を移したのであった。
そのとき、息子の手研耳命(たぎしみみ・のみこと。以下、タギシ)が、突然、説明を始め
JW19 高島宮 七と八
【神武東征編】エピソード19 高島宮 七と八
興世姫(おきよひめ)と別れた狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)一行は、嵐に遭遇した。
そんな危機的状況の中、一行を先導する者が現れた。
二代目(一号)「ンア~。」
サノ「おおっ! 二代目っ! 助かったぞ!」
二代目(一号)は、一行を荒波の届かぬ湾に導いて避難させた。
この湾が、水門湾(すいもんわん)である。
二代目はそのまま、役割を終