さよならyouth case

※一個人の感想です。クリエイターの才能や功績は評価しています。

今回のジャニーズ事務所関連の騒動を受けて、私は一つの決意をしました。
「音楽ユニットyouth caseの携わった楽曲を一切聴かないこと」

youth caseとの出会い

まず、私はジャニーズファンではありません。
高校時代に嵐が流行っていたのでお勉強も兼ねてベストアルバムを聴き込んでいました。当然そんなマイブームというほどでもないものもすぐに過ぎ去りました。
最近漸く話題になり始めた悍ましい過去についても、テレビ嫌いであったことと英語圏の文献にアンテナを張っていたことも幸いしある程度は知っていました。闇が深いな、と思いつつも「まあ自分は応援しないし、聴かないし」と特に気には留めませんでした。
2020年に私の応援していた女性アイドルグループのとある曲が「SMAPっぽい」という理由でバズり、そこで初めてyouth caseという存在を知りました。ああ、嵐の曲をたくさん作ってたんだ。そりゃジャニーズっぽいな。その程度の認識でした。
しかしビジネスというのは怖いもので、バズりを受けて物凄い勢いでyouth caseの提供する楽曲が増えていき、私自身も何曲か好きになりました。その気持ちは変わりません。

そして2023年

皆さんのご存知の通り、お得意の事勿れ主義を貫いてきた日本の芸能界に海外からメスが入り、ジャニーズの失墜は決定的となりました。
ここは共感して頂けるとは思いますが、何十年もの間あれだけ多くの方が被害に遭われたのにジャニーズが繁栄し続けてきたということが最も衝撃的でした。
そして未だに「タレントに罪はない」などと言い逃ればかり。
タレントはもちろんのこと、ファンなど多くの人の気持ちが、思い出が、人生が人質に取られています。

訣別

youth caseには罪はありません。楽曲にも罪がありません。
ただyouth case、そしてその先輩に当たるCHOKKAKU氏などが築き上げてきた所謂「ジャニーズっぽいサウンド」を聴くと今は不快な気持ちにしかなりません。
いくら才能に溢れ多くの人に元気や感動を与えていたとしても、それが語るのも憚られるようなとんでもない犠牲の上で成り立っている汚れた組織の肥やしになったと知った今では話は違います。加担している、と言われても仕方ないのではありませんか。
youth caseと検索すれば大半があの性犯罪者の組織を未だに信奉し続けることこそが真のファンダムなのだと誤解しているとんでもない連中の発言です。今もです。
では製作者の名前なんて知らなければいい、好きなら黙って聴いて幸せになれとおっしゃる方もいるかもしれませんがまさにそのような姿勢が今の今まで悲劇を生み続けてきたのではないか、とお言葉を返させて頂きます。
被害者の皆さんは黙って幸せになったのでしょうか。
音楽を聴いている人もみんな加害者だ、とまでは思いませんが私には色々知った上で涼しい顔をしてジャニーズサウンドは聴けません。
アイドルファンではなく、1人の人間として線引きさせてもらいました。

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