見出し画像

否定的な意見を出せばやってる感でるけど、それでいいの?

色んな会議やってるとやたら人の意見にネガティブな事しか言わない人が一定数でてきます。これはどの会議にも必ず一人はいますね。こういう人たちはとりあえず意見を言ってるから目立ってしまいます。あたかもやってる感が出てしまうのが大きい問題だと僕は思っています。

僕は元々ネガティブな意見を言うのがあまり好きじゃなくて、どんなものにも必ず面白い要素があると思って生きています。ようはそれを拾うことができるか、見つけることができるかどうかなんじゃないかなと思う次第なんです。

売れっ子はポジティブ

とある会議にいるとんでもないレベルの売れっ子作家は僕の宿題とか意見がどんなに間違ってたり外してても「こうすれば面白くなるんじゃないか」「ここを膨らませれば成立するんじゃないか」と良い面を取り上げてくれます。ネガティブなことを言われたことがありません。それで随分と助かるんですが、それが一番クリエイティブだなと思います。

否定するのは簡単ですが、そこから可能性を模索していくのは難しいこと。あえてそれをやっていくことで議論が活発になって、新しいことが始まったりします。作家によっても色んなスタンスの人がいるんですが、僕はこの方みたく、「これはダメだ」とダメな理由を延々と話すんじゃなくて、「こうしたら面白いかも」と可能性を提案していく作家になりたいと思ってます。

授業でも僕は否定だけはしないつもりでいた

それで言うと僕は去年、テレビ業界に入りたい子向けの専門学校にて学生さんが持ってきた番組企画書についてアドバイスをするという授業をしてました。

週一回新宿に行って学生さんの企画を読んでその場でフィードバックをするという中々に緊張感ある授業でした。

当然、企画になってなかったり同じようなの今やってるよ!とか色々と言いたい事は出てくるんですが、僕は褒める事しかしませんでした。この企画は何が良かったのか、どうすればもっと面白くなるか、通りやすくするにはどうすればいいのか、を真剣に話しました。

テクニカルなアドバイスよりも「ここが良かったなあ」と言うと学生さんの顔がパッと晴れます。学生のうちはテクニックよりもそういう実感を掴む事が大事だと思うので、褒めまくりました。

それで褒めまくってるとどんどん週を追うごとに企画がブラッシュアップされていくんですね。あえて突拍子のない企画出してくるチャレンジングな子とかが出てくるので、やっぱしアイデアのタネを否定しちゃいけないなと思いました。窮屈になったらアイデアなんて出てこなくなります。

10人中10人が良いというアイデアは危険

今は上場した企業でインターンしてた時、社長と飯食いながら「10人中10人が賛成したビジネスアイデアって危険なんだよ」と言われました。彼曰く「10人中、3人ぐらいが賛成したアイデアが丁度良いんだ」と説明していて妙に納得した覚えがあります。

満場一致のアイデアは新しくないし、半分以上が否定するようなアイデアじゃないと新しいイノベーションは起こらないということです。だからテレビでも2、3人でブレストしてる時が一番面白いアイデアが出たりしますね。

僕らは満場一致のアイデアを作っていくのではなくて、狭くてもそこに支持されるものを作らないといけないし、それが結果的に大衆の心を掴んでいくものではないでしょうか。

否定の声が大きくならなければいいな

このSNS時代で否定の声が大きくなってしまいました。

否定すると一定の層には響くから支持されて快感を覚えやすいのも原因の日一つです。そんな中、批判や否定を恐れずにクリエイティブで前進しようとする人たちがみんな前向きに進めると良いなと思います。僕も恐れずにどんどん発していきます。








この記事が参加している募集

コンテンツ会議

記事を読んでくださりありがとうございました! 良かったらフォローしてください! よろしくお願いします。