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【2024年4月】関心の推移

久しぶりに、勉強と実践の記録です。
(簡略化のため、敬称略・常体で書いています)



1.コンピューターについて

先日、「疑問装置」というアイデアを書いた。これを実行に移すために、BlenderとopenFrameworksというツールの勉強を始めた。(卒業制作で使用したいという狙いもあり)
正真正銘のシロウトだが、記録のために作成したものを載せてみる。

ベンチと椅子

1.ベンチと椅子
Youtube(https://youtu.be/S6aAvxUx2ko?si=L3Zl4bPrOrwI1YvL)を見ながら作成。Blender4.1を使用。


馬場下町交差点

2.馬場下町交差点
Youtube(https://youtu.be/uk404c43pRY?si=jvr-oUgXH0OAo1Bp)を参考に作成。Blender3.6を使用。地図の作成に関しては、国土交通省がPlateauという3D地図データを公開している。これをBlenderに繋ぐほうが良いと思われる。(https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/plateau-tokyo23ku-2022https://www.mlit.go.jp/plateau/)

カラフルな直線

3.カラフルな直線(ランダム)
openFrameworkを使用。Windows Visual Studioで作動している。教材として、田所、齋藤(2013)を利用。(https://amzn.asia/d/8JYVxD6)

カラフルな丸

4.カラフルな丸(ランダム)
3に同じ。次はこれを動かしたい。また、クレーの『造形思考』をこのソフトで実現したら面白そうだと感じている。


2.感覚について

以前、とある人に「あなたは感覚と感覚が移り変わる瞬間に鋭い」と言われた。最近は特に、そのことに意識的に関心を向けている。
そんな中、Puma Blueの来日Liveの際に見た、キーボードとサックスを担当しているHarvey DwellerさんのDJに関心を持った。

これはニューヨークでのライブだが、東京の時も同じ感じだった。私は、裏のキャラクター(猫?)が音に合わせて歪んでいくところに魅力を感じた。ここでは「音」が「絵」に変換されて動いており、聴覚と視覚がリンクした表現になっているからだ。
調べてみたところ、osci-renderという、オシロスコープと音楽を合体させたソフトがあり、それを用いると同様の仕組みができそう。(https://osci-render.com/)openFrameworkの教科書が終わったら、これをダウンロードして使ってみたい。感覚と感覚の切り替わりなどについてのアイデアは、『創造的なプログラミング教育のための実践ガイドブック』も参考にしている。

3.Wang Mang?

最近は仕事や時間についての本を多く読んでいる。
・西村佳哲『自分の仕事をつくる』『わたしのはたらき』
・東浩紀『ゲンロン戦記』
・坂口恭平『まとまらない人 坂口恭平が語る坂口恭平』などなど。
中でも谷川嘉浩『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』という本に出てきた「セルフインタビュー」という取り組みに目をつけ、さっそく続けている。

ちょっといいノートを買った。どこにでも持ち歩いて、セルフインタビューをしている。

その中で、自分が小さいころに好きだった自動車・ミニカー・サーキット・絵を描く行為、小中で好きだったガンダムの図鑑・ガンプラなどについて振り返っていた。自分が忘れていた記憶がよみがえってきて、懐かしい気分になっている。
ところで、この本とセルフインタビューによって、「陶芸」に関心が湧いてきた。これはどうも不思議だ。
もとから、僕は陶芸に少し関心がある。僕は地元の近くにある『笠間工芸の丘』という公園と美術館の一帯が好きで、桜の時期に公園に行ったときは、天国に来たのではないかと錯覚したほどだった。そこで売っている素朴なコップは今もパソコンの脇にあるし、観賞用の皿も持っている。
また、柳宗悦の『民芸四十年』や岡倉天心の『茶の本』も好きだし、昨年に訪れた『走泥社再考』という展覧会は、今までに見たどの美術展よりも面白かった。自分なりに作品について考え、仮説を持ち、『芸術論』という授業の期末レポートにも書くことがあった。

いずれにせよ、何か惹かれるものが存在しているようだ。僕はセルフインタビューの途中でトイレへ行った際にそれを感じ取って、すぐに戻ってノートに『Wang Mang』と書きつけた。これは架空の陶器ブランドの名前で、「椀」「マグ」「マン=人」「ワンマン経営」など、いろいろな意味が重なっている。すごく咄嗟に思いついたのだが、僕が陶器で何かを始めるなら、この名前を使いたい。
ともあれ、さきほどの本には、「わかったつもりにならないように!」という戒めが何度も書かれているので、考えを止めずに行きたい。(ところで、この著者の文章構成はとても参考になる。アカデミック・ライティングの構成を芯として残しつつ、とっつきやすい文章を書いているからだ)

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