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Senior Acceleratorって?

「未来のわたし」は「いまの私」でできている

伝えないと伝わらない

数年ぶりに公の場(カンファレンス)に参加して、旧知の方々にお会いしました。みなさん一様に「最近、なにしているんですか?」って投げかけてきました。
転職して2年、社内での取組が中心なのであんまり何やっているか発信していなかったことを周囲から問われて、初めて気が付きました。
今年、お正月にインタビューは受けましたが、CSOのインパクトの方が強いので、結局、何しているか伝えきれなかったなと

なので、改めてこの2年間を振り返る意味で、どんなことをしているのかお伝えできれば・・・と思っています。

Senior Acceleratorって仕事

最近、様々なスタートアップや企業のスピンアウトで新規事業の伴走をしている会社が増えてきています。
簡単に言うと、あのサービス全部を担っています。
「変革リーダ教育/企画の種から芽に変えるためのアイディア創発支援/イノベーションのための土壌開発/新規事業の伴走者/制度設計・・・」
”イノベーション=変革・新しいこと”として、さまざまな方向から、サポートして変革してくための仕掛けを「観察・方向づけ・意思決定・行動(OODA)」しています。

ちなみに、部下や専門組織は持っていません。
すべて、バーチャルな組織のような、DAO(自律分散型組織)で構成しています。
専門組織を持つ方法ももちろん、考えました。
入社して最初にObserveを行った際に、「専門組織より周囲を巻き込むにはDAOのような仕組みを社内に設計することの方が効果があるのではないか」という結果(数値と問題分析を実施)から、今のカタチを取っています。
かといって、今後もずっとこの形がいいかは、分かりません。
常に、世の中と会社の中と一緒に活動しているCollective Genius Evangelist(集合天才伝道師)の方々の動向をみて、最適解を考えることを行っています。

部下や組織は持っていませんが、一人で全部を担っているではなく、外部も含め沢山の有識者の方に支えていただいています。
自分にはない「知識や経験」は、外部の方からの助言が絶対に必要です。同時に、社外の方が効果あるものもあります。そのため、社内の状況に応じて、専門家をお招きし、「インプットのための場」を創るようにしています。
場当たり的に聞こえてしまうかもしれませんが、こう見えて(?)緻密に計算しています。
もちろん、中長期・年単位・月単位で設計していますが、計画通りに人が進むことなって、まずないので、様々な情報から、計算して予定をPIVOTしています。

なんのためにこの仕事しているのか・・・

社内外で聞かれる二つ目の質問。
社内の場合は「なぜ、この会社で?」、社外の場合は「最も難しいことになんで?」と頻繁に聞かれます。

この会社に入るまでは、「新規事業(製品・サービスも含む)を作る側」にいました。
アイディア1000本ノックとか、経営会議で経営層から集中のダメ出し食らうとか、上司に発表の練習付き合ってもらうとか、後輩の企画を一緒に事業にできるか考えるとか・・・・
常に企画を設計する側にいました。
今の仕事の直前は、「Senior Strategist」という立場で、黙々と新規事業の企画を練って、試して失敗して・・という「新規事業と私」みたいな生活していました。
”新規事業企画”って楽しそうなイメージを持たれるのですが、実際は「地味で、同じことの繰り返しなのに、誰も教えてくれない、聞く相手がいない孤独な作業」の繰り返しです。
それでも、世にサービスとして出され、一人でも”良かった”っていてもらえるとその苦しみを忘れちゃうという謎の中毒性があるように思っています。

誰かがこっちだよって教えてくれるといいんですけどね。

「企画って、ものごとを変えるって大変だけど楽しい」
沢山の人に体験して欲しいと思い、今の仕事をしています。
なぜ、沢山の人に体験して欲しいのか・・自分で創りたくないのか。
もちろん、自分で創りたいと思うコトもあります。
でも、私が作れる量には限りがあります。たくさんの人が、チャレンジしたら、その数は無限になります。そして、それは未来に繋がると思っています。
そのためには、新卒で新商品研究開発に携わり、起業して、企業の新規事業に関わって・・・という経験の中で「これがあると良かった。もっと、企画を加速できる」という過去の苦くて痛い経験から、この「痛くて苦い」を最小限にする仕組みを社内に構築し、社会に広げる。
そういう思いで、Acceleratorという仕事をしています。

ちょっと長くなったので、具体的に何しているか・・はまた次回に。
企画(変革)にちょっとでも興味があれば、ぜひチャレンジして欲しいって思っています。




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