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富士よ

富士山の見える自宅を選んだ。

離婚して、息子たちと新しい生活を始めた時。
この富士の影に心動かされ、住居に選んだ中古の家。
家は古くても、最高の風が吹く。
私は、富士山の姿に、安らぎと笑顔をもらう。

日本人として生まれたことに、大きな幸せを感じるのである。

富士山の見える家


富士山は、記紀には全く記されていない。
少なくとも、日本武尊の東征の時、大和の国の人々に富士山が見えなかったはずはない。
大和王権に不都合な何かがあったのだろう。

富士山の麓に数千年の王朝が存在したという伝承もある。
あるいは、渡来人徐福の勢力があったとも。

実は、記紀(古事記・日本書紀)には全く記載がないものの、"竹取物語"に富士山に関する記述が隠されている。

時の政権が不都合な歴史を消すのは、今も昔も変わらない。それが、歴史として受け継がれてしまう。それが、歴史の性なのかもしれない。

だが、石に刻まれた文字や伝承は、薄れながらも受け継がれていく。

日本人が富士山を拝む気持ちは、記紀の上では消されていたが、富士山の存在と共にあっただろう。
時に霊山として。
時に噴火する恐山として。

日本人の魂の中に。

嚴島神社の大鳥居

今、日本の存続を脅かしている存在がいる。

大袈裟かもしれないが、実際、政治家の中にも浸透している。

はっきり申し上げると、
日本の歴史観を学ぼうとせず、日本を愛せない売国奴は、日本の政治家になる資格はないと思う。


小さきばばあでも、何かできることはないか。
小さな富士山を想い、ビールを飲みながら考えている週末。

日本人として生まれたからには、
この国を愛し、この国の存続をかけて邁進しようぞ。

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