万世一系。皇統を守る議論を。
梅雨明け間近。
世間では3連休が終わろうとしている。
もちろん、通常営業の方も、休みの日こそ稼ぎどきという方もいるだろう。
メディアが"3連休"を連呼することに違和感を感じつつも、2連休だったわたくしめ、明日からの5連勤に備えて余力を残して過ごした今日だった。
ふと、YouTubeで、秋篠宮悠仁親王殿下をディスるような投稿がおすすめとして上がってきた。
悠仁親王殿下は、次男と同学年である。
大学進学を控えた高校3年生の悠仁親王殿下が、何故ここまで貶されねばならないのか。
まだまだ多感な少年である。重圧も相当あるだろう。普通であれば、精神的にお辛い状況であると想像がつく。
日本の皇位継承問題。
悠仁親王殿下のご誕生により、今、現段階で日本の皇位、すなわち男系男子が途絶えたわけではない。むしろ、悠仁親王殿下は、皇室典範の改正など、皇室を途絶えさせないような策を練るために、ある意味"時間を与えてくださった"存在なのだ。
万世一系の日本の皇室。
すなわち、神武天皇より今上陛下に至るまで、126代の間、皇位は一度の例外もなくすべて男系 (父方系)で継承されてきた。
ひとつの王朝が2700年以上も続く国、日本。
世界を見渡しても、こんな国はない。
男系による皇統継承が、この国の背骨として、この国の存続を支えてきた。
織田信長も、徳川家康でさえも、皇統継承を守り続けてきたのだ。ヤマト王権、この日本を。
今、国の中心で皇室典範の改正が議論されている。
私は、この議論の内容に強い危機感を感じている。
安定的な皇位の継承が難しい事態が、必ず近い将来現出するであろうことが懸念されているが、今こそ、男系男子による皇位の安定継承への対応に万全を期すべきであると考える。
万世一系の皇統を安定化させる方途として、旧皇族の皇籍復帰、養子制度の導入が優先されるべきなのに、女性皇族の皇籍維持、女性天皇、女系天皇、女性宮家誕生などの議論が先走ってはいないだろうか。
愛子内親王殿下のお力、神がかったような清々しさは、国民誰しもが感じるものだと思う。
ただ、愛子内親王殿下が天皇陛下になるということは、何を意味するのか。
女性天皇。
それは、皇室の弱体化を意味する。次期天皇に男系男子の皇族を確保しなければならない。
そして、女系天皇が認められた時、
それは、結果的には日本の万世一系の皇統が途絶えることを意味する。
このような議論の時に、
「女性差別だ」
と、議論をすり替えるあっち系の人々がおられるが、女性差別と皇統継承の議論は、全く別のものである。全く込められた意味が違う。
太古から、日本は男性と女性の役割に合わせて適所に身を置く社会だった。男性天皇には、女性の祭祀王が付いていた時代もあった。
「女性差別だ」
と、皇統継承の議論の間違った認識で世論の同情を惹こうとする人々。私はその者たちこそが、日本の皇室を潰そうとしている人々ではないかと確信している。
そう、皇室を潰すことを目的としていた日本共産党も然り。彼らが何を主張しているのか、火を見るより明らかだろう。
どうしたら皇室を守れるのか。
日本の王朝の存続を守れるのか。
まずは、皇室典範改正の会議の出席者の中から、"皇統を潰そう"と考える者たちを排除すべきだと考える。
正しい歴史認識と、皇統の歴史の知識を持ち、皇統存続のために最善の道を議論してくださる方々に、この議論を託したい。
この国の、"日本"の存続のために。
先日、仕事帰り。
様々な国の方向性に危機感を抱かざるを得ない日々。
ふと、夕暮れ時の雲の中にピースサイン。
「大丈夫」
と、誰かが言ってくださっている気がした。
日本人が、日本を守るために覚醒する時代が来ている。
そんな気がした。
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