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京都の旅、修学旅行リベンジ。

30年越しの修学旅行リベンジ。
高校生の時には、楽しいと思えなかった、神社仏閣。そこそこ良い年齢になり、日本の歴史に触れてみたいと思ってた。

子育ても中3ともなれば、ひと段落する。我が家の息子さんは、自炊もできるので心配もそれほどない。

ママ友からの付き合いで仲良くなった友達。
3人で意気投合して、あれよあれよという感じで話が盛り上がり、勢いで京都に行くことになった。

あれこれ考えてしまうのが主婦だ。
例えば、お金のこと。4月は新学期だから教材費や修学旅行の費用。部活の年会費、スポーツ共済など。そして塾や家庭教師などの費用。
ほーんとに金掛かる〜。

あとは旅行中に家族は何を食べるのか。一応、育ち盛りなので栄養も気になる。
なので、勢いってめっちゃ大切だと思うのである!

4月6日〜4月8日 2泊3日の旅
1日目 曇り
2日目 1日中雨
3日目 曇りのち晴れ

残念ながら天気には恵まれなかったのだけど、心は晴れ!

行く前に下調べをして、行きたいところに目星をつけたのだけど、京都は見たいところがたくさんありすぎて、全然回りきれない。

お箸屋さんも言ってた。「京都は広い街ではないけど、見るところがありすぎて、2泊3日では足りないですよ」と。まさに納得。

もうすっかり歴史の勉強なんて忘れてしまったけど、ところどころ、聞いたことある!教科書に出てた!という遠い過去の記憶が見え隠れした。

北海道は歴史が浅い。だから尚更、見応えがある。家の屋根だって、瓦屋根は北海道では珍しい。歴史的建造物のデカさに驚きっぱなし。朱色がとても綺麗。何百年も前なのに、どうやって運んだり測量したのだろう。昔の人は現代人では考えられないような忍耐力や知恵があったのかな。

ー 観光できた場所 ー

  • 八坂神社

  • 八坂庚申堂

  • 三十三間堂

  • 青蓮院門跡

  • 知恩寺

  • 高台寺

  • 清水寺

  • 伏見稲荷大社


1日目は、着物を着て歩いてみた。


たくさんの若い男女が着物を着て歩いていた。とても華やかで京都っぽい雰囲気を味わってきた。しかし、おばさんは物申したい。「若者よ、着物を着たらもう少し、上品に歩こう。着崩れが気になってしまうぞ。」と。

とにかく外国人の方が多く、着付けして下さった方も友人に、「久しぶりに日本人と話しました」と言っていたそうだ。

案外、草履で歩くのは苦ではない。もっと早い時間から着物を着て堪能できたら尚嬉しかったな。

八坂神社では花祭りをやっていた。
旅の開放感と桜が嬉しくて、着物で一杯!



八坂庚申堂は、フォトジェニックで若者にも大人気。

カラフルな布で作られた「くくり猿」は、手足を縛られた猿がモチーフ。「くくり猿」に願いを書き込み奉納すれば願いが叶うとのこと。

その「くくり猿」に書き込まれていた願いの中に、「お互いそれぞれが都合のいい人と結婚ができますように」との願いがあった。ちょっと胸が苦しくなった。これから年頃になる子供を持つ身としては、なんだか悲しい。素敵な恋愛をしてほしいと思う。

八坂庚申堂の近くの五重塔(八坂の塔)は、聖徳太子御建立と記されていた。周辺の景色は五重塔があって一つの絵となり、なお美しさが増すのだろう。


2日目は雨。

しかも大雨。風がなかったのが唯一の救いだった。


三十三間堂は、高校の時も修学旅行で行ったはずだけど、さほど記憶に残ってない。鎌倉時代に作られた、1000体以上の観音様がすごい迫力。

帰ってきてから、なぜ三十三間堂が作られたのかをググってみると・・・

そもそも三十三間堂は後白河上皇が持病の頭痛平癒を祈って建立されたと伝える寺院。 「頭痛山 平癒寺」という呼び名でも親しまれ、後白河上皇の頭痛平癒にちなむ、頭痛封じのお守りが授与されています。

わたしは偏頭痛もち。頭痛封じのお守りが欲しかった〜と悔やむ。

青蓮院門跡は、古くより皇室との関係が深く、格式高い天台宗のお寺でありながら、大胆な現代アートの襖絵が楽しめる。華やかな蓮の絵が素敵だった。日本の伝統を守りつつ現代アートとの融合が本当に素晴らしかった。

雨が庭の池の水面をさらに楽しませてくれた。雨もいいものだ。



知恩寺はとにかくデカイ。大きさに圧倒された。

高台寺は、雨の中よく歩けたなと思う。転ばなくてよかったと思うくらい水溜りが大きかったのと、坂道と上りと下りの階段が怖かった。雨の日のスニーカーは滑るし、この時にはすでにしっかり雨が染み込んでいた。

歴女なら、もっと感情が違ったかもしれない。

高台寺は、豊臣秀吉の妻であった「北政所(ねね)」が、豊臣秀吉の死後に菩提を弔うために建てた寺院です。
境内には、四季折々の美しさが楽しめる庭園や開山堂などの多くの重要文化財、豪華な蒔絵で飾られた霊廟、当時の趣を残した茶室、竹林の道など見どころが盛りだくさん。



清水寺も高校の修学旅行で来たはずだけど記憶には残っておらず。隣の地主神社でなんとなく縁結びのお守りを買った記憶。渡す相手はいなかったのに・・・。
天気が良かったらもっと美しかったかもしれないけど、京都の街並みをみることができた。紅葉の季節は感動するだろうな。


3日目は曇り

伏見稲荷大社は、とにかく千本鳥居を見てみたいと思ってた。しかし、人混みでゆっくり味わうことはできなかった。みんな考えることは同じだ。どこもかしこも外国人が大半を占めていたけど、特に伏見稲荷は9割5分外国人だったと言っても過言ではない。

海外では、朱色の鳥居は物珍しいだろうし、旅行本に載ってるような写真を撮影もしたいだろう。千本鳥居の道は広くないので、止まって撮影をすると後ろが支えてしまう。ちょっとは考えてほしいと思ったけど、自分も誰かの迷惑になってるに違いない・・・。



京都の楽しみ方は他にもあるだろう。

初心者なりに楽しんだけど、観光地を回るだけでなくゆったりと京都を味わいたいと思った。とにかく外国人の方が多くて、日本の歴史に触れるなら京都がぴったりなんだろう。着物を着てお団子を食べていたら、外国人の男性に一緒に写真撮ろうと言われた。もっと若い子じゃなくていいのかな〜と思いながらもテンションの高い私はノリノリで写真を一緒に撮ってもらった。私のスマホでも残しておけば良かったな。

めちゃくちゃ感動したのは、京都の人は皆さん優しいこと。おもてなしの心を感じる。
ホテルの従業員さんも、食事したところの店員さんも、お団子屋さんも、お箸屋さんも、唐辛子屋さんも、着付け屋さんも、屋台のおじさんも、そしてバスの運転手さんも素晴らしい。

バスの運転手さんのアナウンスが忘れられない。夕方、駅に向かうバス車内のアナウンス。「今日お仕事だった方もお休みだった方も今日1日お疲れ様でした。今日も残り僅かとなりますが、皆様が残りの時間も幸せに過ごせますように」と。
バスに乗って、このような心のある言葉を聞いたのが初めてだったのでほっこりした。

中村藤吉本店

抹茶のアイスが美味しい。梅が入っていて甘さの中に爽やかさが際立っていた。さすが!美味い!

八坂庚申堂の途中にあった団子屋さん

団子を焼いてくれた女の子が気さくで可愛い。すっかりファンになった。
こんなに美味しい団子は食べたことない。

漬け野菜isoism

自家農園や契約農家からの採れたて野菜を、味噌漬け、ワイン漬け、オイル漬けなどいろんなバリエーションで「漬け野菜」を楽しませてくれる。
店員さんの接客が素晴らしすぎる。感謝!!!

美味しいものも食べて、美しいものに触れて幸せだなぁ。一緒に分かち合える友達がいてありがたいなぁ。

今度はいつ京都へ行けるかな。足腰が元気なうちに行きたい。ゆっくり街並みを楽しみたい。


最後まで、読んでくださりありがとうございました。


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