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しばらく夏のような日々が続いたけれど...

 冬の乾季の真っ只中のサンパウロ。ここ50日余りは纏まった降雨もなく、冬らしからぬ気候が続いていました。一昨日までの日中の気温は26、7℃。

 ところが、昨日から曇りがちな天気に移行して、午後からは珍しく雨が降りました。今朝も曇り空。今の気温は14℃。月曜日から雨が続き、金曜日までは最高気温も20℃行かない予報です。

 乾燥した気候は人々の健康はもちろん、自然界にも多大なる影響をもたらします。山火事などが多発するのもそんな時期。日本のようなゲリラ豪雨も困りますが、こんなお湿りはありがたいものです。

 我が家の近所の寒緋桜は流石に花の盛りの時期を終えて、鬱蒼と緑の葉っぱを茂らせていました。

寒緋桜の今の姿
可愛らしいさくらんぼが見えますか?

 テレビのニュースによれば、サンパウロ郊外の桜の名所であるカルモ公園(Parque do Carmo)では、桜祭りが開催されているようです。園内に植えられているのは日本でお馴染みのソメイヨシノではなく、ユキワリやヒマラヤ、オキナワ(寒緋桜)が主流とのことでした。


 いつもの金曜日の朝市の帰り道に、こんな花々を見つけることが出来ました。

フイリソシンカ
ブーゲンビリア
アメリカハマグルマ
 

 サンパウロの冬は8月いっぱい続くでしょうか。その時期を乗り越えればいよいよ春の到来です。国花でもある黄色いイッペーの花が色鮮やかに咲き誇り、薄紫色のジャカランダの花へとバトンタッチ。色とりどりの花々は心を明るくしてくれます。色々心配事はあれど、出来るだけ前向きに、丁寧に日々を過ごしていきたいです。(長らく入院中だった父の、療養型病院への転院が決まりました。)

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 この記事を書いている間に、すぐ目の前でアパート建設工事の作業が始まりました。朝から爆音が。。思考が、思考が...停止してしまいそうです(笑)本日はショベルカーも大活躍。ショベルカーといえばドイツ在住のこの方を思い出します。

 りのさん。とにかく、ショベルカー好きの観察眼が素晴らしいのです。表現が秀逸なのです。

まるで室温に戻したバターに食い込むように、難なく地面に入っていく。
そばに待機しているダンプカーの荷台に土をあけるその動きは、まるで冬の寒い日にシチューをそっとお皿によそうような繊細で丁寧な動きだ。

 私にはここまでショベルカーに対する愛はないですが、少しその様子を動画に撮ってみました。確かにシチューをそっとお皿にもっていました。


 皆様良い週末をお過ごしください!

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