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やっと会えたね

 今日はまさにBeautiful Sundayと呼ぶにふさわしい1日となりました。朝方は靄で若干街が霞んで見えましたが、お日様が燦々と輝いてその後は文句なしの快晴!暑くも寒くもなく、ちょうど過ごしやすい気候でした。


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 ICUに入っている義母の様子は、度々様子を見に行く義妹から話には聞き、回復が順調なことを喜ばしく思っていました。少し前には「金曜日までに人工呼吸器を外せるほどの回復が見込まれなければ、気管切開を...…」と緊張が走る宣言をされていたのですから。でも、木曜日に急遽人工呼吸器を外せることになり、その後は自分の意思を言葉で表すようにもなって来ているそうです。

 機械の一つから解放されて、義母が最初に口にした言葉は「家に帰りたい」だったそうです。今回の入院で二度の手術を受け、その痛みに悩まされ体の自由も奪われて。さぞかし辛い10日間だったことでしょう。

 今朝は久々に夫が病院に。夫が耳にした言葉もやはり「家に帰りたい」でした。今は体を起こすことや寝返りは許されて、体の浮腫みなどにも大分改善が見られているとか。栄養補給や頭のチューブが抜けて、嚥下のリハビリを受けたら一般の病室に移れるのでしょう。その先も、身体機能を回復させるための辛いリハビリは暫く続きます。なるべく最大限に以前の状態に戻って、懐かしい我が家に戻って欲しいと願うばかりです。

  昨年の今頃は、心臓の不調で義母がやはり入院中でした。その時の病室で「3週間ほど前に日本のお義父さんに何か無かったか」と夫が義母に訊ねられたそうです。夢に私の父が出てきたと言うのです。ちょうどその時期に、父は二度目の誤嚥性肺炎で病院に救急搬送されていました。(その後一度も病院を出ることなく9月に亡くなっています。)

 父が義母に何か伝えようとしていたそうですが、義母にはそれが聞き取れずずっと気になっていたとのことでした。義母には父のことは一切伝えていませんでした。私の家族と義母は、私たちのサンパウロでの結婚式、リオデジャネイロへの旅行で行動を共にしたきり。

 その後は季節の挨拶を手紙で交わし合う程度の緩々とした親戚付き合いが30年近く続いていました。その時に父が義母に伝えたかったことは何だったのか。今回の義母の入院で、ふとあの時のことが思い出されたのです。


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 今回も美しい週末の公園の様子を少し。(しつこいかもですが。。)まずは鳥たちの餌場の様子から。

3羽のツグミ(sabiá、サビアー)達がお食事中。真ん中の子は「サメイロツグミ」。両端のお腹がオレンジの子たちは「ナンベイコマツグミ」。ツグミたちは夜明けのずっと前に、美しい声で1日の始まりのトップを切って鳴き始めます。ブラジルの国鳥であり、ボサノバ界のレジェンドで鳥博士でもあったAntônio Carlos Jobimが最も愛した鳥だそうです。ジョビン自身が作曲を担当した「Sabiá」は悲しい亡命歌なのだとか。ツグミの鳴き声になぞらえて、「自分の懐かしいふるさとに帰りたい」と歌っているのです。今の義母も同じような心境なのでしょう。

 ほぼツグミの鳴き声だけが入った夜明け間近の様子。大声で鳴くベンチビーの声が入っていないので分かりやすいと思います。

ツグミ、ミドリオナガインコ、そしてベンチビー(bem-te-vi 「あなたに会えて嬉しい」と言っているように聞こえるのでそう名付けられたそう)。
そして久々にお目見えしたピカパウくん。(キガシラテンニョゲラ♂)ブラジル、アルゼンチン、パラグアイにだけ生息する希少なキツツキです。
メスにはオスに見られる「頬紅」がなく、もっと地味な印象です。園内にたくさんいるツグミやベンチビー、インコと違って、目にする機会が少ないピカパウ。出会えた時にはテンションが爆上がり⤴︎⤴︎となります。キツツキといえば木の幹を突いて虫を穿り出して食べるイメージですが、果物も好物なようです。ご馳走にありつけて満足そうな顔⁉︎
林道の木に、サヤエンドウのようなものがなっていました。少し前にはどんな花が咲いていたのでしょうか。全く記憶がありません。私は一体何を見てこの道を歩いていたのでしょう。
ルエリア・グラエキザンス
とても小さな小さな野の花。南米原産の、野生のペチュニアと説明しているサイトもありました。
今年もこの花が見頃を迎える時期となったようです。シコンノボタン。咲き始めの白色から、次第に濃い色に花いろが変化していきます。かなりの高木です。
初冬の公園内の木々の様子。冬に見えるでしょうか。この週末の最高気温は26℃でした。
相変わらず仲睦まじい黒鳥カップル。
川鵜も気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました。
浮き島の中央には甲羅干しをする亀の姿も見えます。(是非タップして拡大を♡)
川鵜たちは食事に苦労することはなさそうです。池には沢山のcarpas(鯉たち)が。
水辺に降りた時、この花の美しさに目を奪われました。
色々検索したのですが、名前を断定するに至らず。近づくとこんな花が咲いていました。花弁が無いように見えますね。水辺ではこのほか、満開のネムノキが出迎えてくれました。日本では今頃開花する花ではなかったでしょうか。季節は逆なはずなのに面白いですよね。

 園内に一本ある寒緋桜の木の蕾が、一つだけ綻んでいました。もうそんな時期⁉︎とも思ったのですが、振り返ると去年の開花も今頃でした。季節のハッキリとしないサンパウロの気候の変化を敏感にキャッチする植物たち。もしかしたら気温だけでなく、日照時間などからも察知しているのかもしれませんね。

 この二日間はお天気に恵まれて、絶好のウォーキング日和でしたが、前日の朝市といい、人々のマスク率が若干上がっていたのは気になりました。しかしながら、幸せそうな人々、わんこたちの表情には思わずこちらまで口元が緩んでしまいそうになります。人生山あり谷ありで色々ありますが、そんな日常をいっときでも忘れられる時間を持つことは大切ですよね。

 体の凝りをほぐしながら、忙しくなった頭を忘れて無心になれる時間。これからも大切にしようと改めて思いました。



【おススメミュージック】

 ただただ懐かしい。この曲も、田中星児さんも、バックコーラスの歌手の皆さんも。思い出すちょっとしたキッカケがあったので載せてみました!

 どなた様にも素敵な一週間になりますように♡ Uma excelente semana para todos!!


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