見出し画像

【ぼっち散歩】ロードバイクで大崎上島をめぐる

令和元年5月1日、世間的には10連休の真っ只中でしたね。

30年続いた元号が終わり、当時はまだしっくり来ていない新しい元号を迎えた初日に、私は大崎上島おおさきかみじまという瀬戸内海に浮かぶ離島にいました。

大崎上島観光マップ

なぜぼっちで離島に居るのかというと、連休を利用して彼女(今の妻)の住んでいる広島に来ていたのですが、令和初日はお仕事ということで、また私一人お暇を頂いてしまったからです。

これから乗るフェリーと自転車

前回(2か月前)は、徒歩で竹原の街を散策したのですが、行動範囲を広げるために自転車があったほうが楽しいと気づいたので、車の後部座席に積んでおりました。

▼前回の竹原の記事はこちら▼

前回カツカレーを食べた、レストランが併設されている竹原港フェリー乗り場で乗船券を購入します。

往復の乗船券

竹原港から大崎上島の垂水港までの運賃は、往復680円、自転車は特殊手荷物料で往復260円かかります。

桟橋から船に乗ります

竹原港と大崎上島を結ぶフェリーは1日30往復ほど、20〜30分に1便ほど出港しているようでした。
時間帯的に、フェリーに乗り降りする車も多め。
自転車は、車の乗船を待ってから案内されます。

堤防と釣り人

フェリーに乗り込みました。
大崎上島までは、約20分の船旅。
穏やかな瀬戸内のクルージングを楽しみたいところですが、お天気はあいにく曇り空。
帰るまで降り出さないことを願います。

契島が見えます
軍艦っぽいですね
もうすぐ島に到着

大崎上島に上陸しました。
今回は島の北端にある垂水港から、島の外周34kmを時計回りに一周します。

サイクリングコースマップがあるあたり
さすが瀬戸内 需要が分かっています
鮴崎郵便局🏣

垂水港から10分ほど走った所で、難読地名に遭遇しました。

数ある魚編の漢字でもドマイナーな漢字ですが、これで「めばる」だそうです。

よほど読める人が少ないのか、近くにある港は「めばる港」とひらがな表記でちょっと可愛い感じ。

でもなんで「鮴崎」なんでしょう?めばるがいっぱい釣れるのかな?

実にいい風景

風景がよいので写真を撮ろうと足をとめる率が高くなります。

ちなみに大崎上島の道路は、しまなみ海道(尾道〜今治)やとびしま海道(下蒲刈島〜岡村島)にあるようなブルーラインの敷設はありませんでした。(今はあるのかな?)

ママチャリのシニアに抜かされる
ローカルなバス停

木江このえという島の東部にある地区にやってきました。

木江港の看板

木江港からは、大三島おおみしまの宗方港に行くことができます。

大三島に渡って尾道経由で帰るプランに切り替えようかとも思ったのですが、帰りが遅くなると怒られる&帰りの乗船券を買ってしまっていたので今回はあきらめます。

ちなみに大三島の宗方港からは、とびしま海道の岡村島や今治行きの便が出ているようです。島めぐりサイクリングルートの選択肢が無限に広がる…

木江港から近い所には、レトロな木造の民家や商店、元旅館が立ち並んでいました。
少し自転車から降りて歩くことに。

木江の古い町並みをあるく
町の医院 やってるのかな?

この木江地区は、かつては遊郭街であり、潮待ち・風待ちで停泊中の貨物船の船員を相手にするオチョロ(お女郎)船と妓楼で栄えていたようです。

写真をもっとたくさん撮ればよかったのですが、木造3階建てや、中には木造5階建ての妓楼の跡もありました。

大崎下島にも御手洗みたらいという古い港町の景観が残る地区がありますが、そちらに比べて木江の町は観光地然としているかというと微妙で、路地が薄暗く物悲しい雰囲気です。

商店の跡かな?
褪せたコカ・コーラ

新しい元号の始まりの日ですが、そんなことは微塵にも考えさせないくらい、ここだけ時代が止まっている感覚。

木江の古い町並みを後にして、しばらく自転車を進めていたのですが、ここで5月とはいえ、曇天で少し肌寒かったためか、トイレに行きたくなり、トイレが借りられそうな場所を探すことに。

とはいえ、ここは離島の外周部の道路。コンビニはおろか飲食店もありません。Googleマップで必死にトイレを探します。

かもめ館というコミュニティセンターがあるようなので、行ってみます。

謎の建造物「かもめ館」

ちょっと独創的な外観で入りにくかったので、ここはパス…
違った意味で時代が止まってる気がする。

郷土資料館があるようなので、そちらに望みをかけることにしました。

謎の建造物その2「木江ふれあい郷土資料館」

Oh…こちらもまた独創的な…
とはいえ限界が近づいていたので、ここでトイレを借りることに。
連休中だったので心配でしたが、きちんと開館されていて助かった。

トイレに駆け込むだけでは申し訳なかったので、入館料200円を払い展示を一通り見学することにしました。

造船業と海運、そして歓楽街として栄えた地区の歴史資料の展示解説がされています。栄えていた頃の街の写真資料や船の模型展示が多くて見応えがありました。

まだ島の外周の半分も走っていないので、急ぎめに進むことにしますが、やっぱり景色が良い所で足を止めて写真を撮ってしまいます。

島の南端部まで来ました。明石地区という地区のようで、港のほか、スーパーやJA、薬局もあり割と栄えています。

明石地区からは、少し島の内陸を走ります。
内陸ということは、坂登りです。

とびしま海道 岡村大橋が見える

山越えをし、島の西部、大串という地区の海水浴場まで来ました。

祝日ゆえに島の飲食店も営業していないことを想定して、フェリー乗り場で買っておいたサンドイッチを、海を眺めながら食べることにします。

サンドイッチ 200円

ウェアの後ろポケットに雑多に入れていたので、案の定つぶれてしまっていますが、味はまぁ普通においしい。山中さんごちそうさまでした。

休憩がてら30分ほど、海を見ながらボケーっとします。

昼寝でもしたかったのですが、自転車に乗って島めぐりを再開。

大崎という地区に来ました。この辺りから島北部の平地部となるようです。
平地部は、埋め立てられた土地が多いのかな?

土砂崩れの痕

西日本豪雨の土砂崩れの爪痕が残されていました。復旧工事中のようです。

この先に行くと、橋を通って長島という島に行けるようですが、島自体には大きな工場があるだけみたいなので引き返します。

ここもまたノスタルジック
町役場前

ほぼ一周して島の北部まで戻ってきました。

白水港

本当は行きのフェリーが着いた垂水港まで戻らないと一周にならないのですが、帰りのフェリーの発時間が、こちらの白水港からの便のほうが早かったので、ここで切り上げることにします。

また来るね 大崎上島

15時頃、竹原に帰ってきました。
お昼ごはんが、山中さんが作ったサンドイッチだけだったので物足りなくなり、道の駅たけはらで「竹原バーガー」を買ってしまいました。

THANK YOU

ご当地バーガーとしては結構おいしい部類に入るのではないでしょうか?
(謎の上から目線)

たけのこが入っている

道の駅でハンバーガーを立ち食いした後は、彼女の仕事が終わるまでマクドナルドで時間を潰すことに。ハンバーガーの後にハンバーガー屋…

おわり


おまけ ‐わたしの自転車について‐

じてんちゃ

BASSOというイタリアメーカーのVENTAというモデルに乗っています。
マイナーなブランドなので、あまり乗っている人を見たことがありません。

ロードバイク自体はこの子で4代目。
フレームはカーボンですが、カーボンの割に全体的に少し重め…

職場等でよく値段を聞かれるのですが、趣味で自転車をやってる人って、パーツごとに買って組み替えるので、いちいち全体の値段とか考えないですよね(思考停止)。

うーん…ざっと…40万円くらい?でしょうか…?

実を言うと結婚をしてからあまり乗れておらず、部屋のインテリアと化しています…
今年は、なんとか部屋から引っ張り出して乗る機会を作らなければ…

自転車を乗っている方からのフォローもお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?