彼は終始無言、髪を洗うから目を瞑りなさい、大人しく従う彼を前に、昔ハルと風呂に入った時の事を思い出した。ハルはほぼあの口調でつらつら喋っているから少し違うが、俺に身を任せる、そんな安心感のようなものが感じられる。シャワーで泡を流して、顔を拭ってやると、彼は擽ったそうに笑った(続)
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