一分一秒、躊躇という時間を惜しむくらいなら今。やはり一緒に入らないか?泰造くんの表情が揺らめいて。俺は言い方を変える。彼が従うであろうその口調を。俺と一緒に入りなさい。たかがシャワーで汗やコーヒーを流すだけ、それがどうしてこんなに背徳的になるのか。彼が観念したように目を瞑る(続)
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