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オススメの社寺⑧ 永平寺

永平寺えいへいじ
山号 吉祥山
宗派 曹洞宗 大本山
本尊 釈迦如来、弥勒仏、阿弥陀如来
創建 寛元二年(1244年)
開山  道元禅師

 禅宗寺院で、「修行僧 雲水が修行する禅道場」ですから、一般的なお寺に参拝するとのはちょっと違った趣があります。修行僧の日常の修行に欠かすことのできない七堂伽藍しちどうがらんを回廊で巡るようになっています。


 横浜の總持寺と共に曹洞宗の二大本山
山頭火 歌碑
瑠璃聖宝閣 手前は第23回(1968年)国民体育大会炬火トーチ採火之地碑
天地観世音菩薩
青もみじがいいです

通用門
山門は特別な意味を持ち、一般の参拝者はもちろん、僧侶も通常はこちらから出入りします。

 通用門を入って右側に受付があって拝観料を支払います 拝観時間8時30分〜16時30分 大人700円 小・中学生、障害者手帳提示の方300円 未就学者無料


 吉祥閣きっしょうかく
各種受付、ご朱印、売店などがあります。

こちらで靴をぬいで参拝します。ご朱印もこちらで受付して帰りにいただきます。


傘松閣さんしょうかく

156畳敷きの「絵天井の間」。昭和5年(1930)当時の著名な画家144名による230枚の絵が飾られています


僧堂そうどう

修行の根本となる伽藍で、坐禅、食事、就寝などが行われる場所


仏殿
七堂伽藍の中心に位置し、向かって右に阿弥陀仏、中央には曹洞宗の本尊であるお釈迦様(釈迦牟尼仏しゃかむにぶつ)、左に弥勒仏が祀られています。


中雀門
仏殿から見る中雀門(手前)。重なっていますが、奥に見えるのは山門。


回廊
すべての伽藍は回廊で結ばれています。

階段が多いです。


承陽殿じょうようでん
道元禅師を奉斎する御真廟。


法堂はっとう
七堂伽藍の一番奥に位置し、朝課ちょうか(朝のおつとめ)など各種法要が行われる場所。聖観世音菩薩しょうかんぜおんぼさつがお祀りされ、階段の左右には阿吽の猊あうんのげいが鎮座します。


大庫院だいくいん
食事を司る典座寮などがあるところ。正面には韋駄尊天いだそんてんが祀られています。


山門
一般の参拝者はもちろん、修行僧であっても、永平寺に入山するとき(修行をはじめるとき)と、修行を終えたときしかこの門を通ることはできないそうです。


御朱印


所要時間は約1時間でした。


七堂伽藍
寺院の建物を「伽藍がらん」と呼びます。伽藍には僧侶が修行をする清浄な場所という意味があり、禅宗寺院では、特に主要な伽藍として、法堂はっとう仏殿ぶつでん僧堂そうどう庫院くいん山門さんまん東司とうず(お手洗い)と浴室を指して七堂伽藍しちどうがらんと呼びます。中でも僧堂、東司、浴室は「三黙さんもく道場」といわれ、修行するうえで大切な場所とされています。

お寺のパンフレットより


舎利殿しゃりでん
唐門からもん
境内案内図

曹洞宗のYoutube


 参拝したからといって、悟りが開かれるものではありませんが、お参りして「深呼吸」したような心地よさがありました。修行は無理ですけど、日常生活で「一呼吸置く」ことは忘れずに実践したいと思います。



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