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大好きな記事まとめ

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2024年5月の記事一覧

猫の歌: Miau, Miau, Miau

猫を長年飼っていますが、我が家の猫はあまりピアノの音には興味を示しません。猫は音楽好きという評判なのですが。 犬を飼っていた時、フルートを吹くと、今は亡き愛犬はすぐに音に反応して耳を震わせたり、クゥンクゥンと鳴いたりして、明らかに笛の音に関心を払っていました。 犬猫は人間の耳とは違う周波数の音をも知覚することができるそうです。 以下の周波数データが大体の目安です。 ネコ:20 Hz ~20,000 Hz イヌ:40 Hz ~ 60,000 Hz ヒト:20 Hz

夜明けの歌

夜明けを伴奏に 今日を歌おう 365分の1の 特別でない日を祝おう 棚田の一枚一枚にも 朝日は映り込み 失敗も成功も 全部君のものだよ

【Joep Beving】

『ソリプシズム』(2015) ※独我論 「The Light She Brings」 『プリヘンション』(2017) ※拘束? 「Ab Ovo」 『ヘノシス』(2019) ※合一 「Henosis」 『ヘルメティズム』(2022) 「Nocturnal」 ショパン風でしょうか? メランコリックでしょうか? 救われるでしょうか? 希望があるでしょうか?

ドラマ「季節のない街」〜どこへも行けない、どこにも行かない

ずっと観たいと思っていた、宮藤官九郎 脚本・監督「季節のない街」が、やっとテレ東でも始まり、毎週楽しみに観ている。 このドラマはクドカンが長年温めていた企画であり、原作は彼が演劇を始めるきっかけになったと言う山本周五郎の同名小説。 すでに黒澤明監督が「どですかでん」で映画化しているが、今作では、12年前に起きた”ナニ”の災害によって被災し、仮設住宅に暮らす人々に設定が置き換えられている。 主人公の半助は、飼い猫トラと仮設住宅へ潜入し、住人の動向を正体不明のミッキーさん(鶴

今年はじめての海の話

夕暮れの5時か6時 地中海は亜鉛に変わる 君が腰掛けるには冷たすぎるだろう ──"カンヌ" ジャン・コクトー 私が今年最初に見たのは淡路島の海でした。 新たにやって来ることになった子犬の迎えに明石海峡大橋を車で渡り、そこから眼下に広がる瀬戸内海を眺めました。 天気は良いもののまだ寒すぎて海遊びの人もおらず、出ているのは漁船ばかり。沖に向かってフェリー船がゆったりと遠ざかって行くのが見えました。 けれどもそれはただ"見た"というだけで、私は海の水に触れてもいません。 長

手前味噌への道

私はほぼ毎年、味噌を仕込んでいる。 こう聞くと、いかにも私がマメな人間で、やっぱり味噌は手作りの方がだんぜん美味しいものね、と思った方もいるだろう。 ところが私の味噌は…家族の誰からも喜んでもらえない… なぜか? これまでの味噌は、毎回蓋を開けた瞬間から なんじゃこりゃぁあっ!!!by 松田優作(太陽にほえろ ジーパン刑事殉職シーン風に) 思わず自分でも叫んでしまうような、不穏な代物が出来上がっていた。 色はドス黒く、ボソボソだし、潰しきれなかった大豆が粒餡みたい