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大好きな記事まとめ

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また読みたい大好きな記事をまとめました。
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2024年3月の記事一覧

ピーナッツソースのなぞ|ウガンダ生活

今週もこんにちは。思い立ち、ヘッダをデザイナーさんに作ってもらいました。いい感じです。 さて、今日も今日とてごはんの話。僕はウガンダ北部のアチョリと呼ばれる地域にいますが、常々書いているとおりここは料理がバリエーション豊富。薄味で日本人の口にも合うおいしさです。 そんなアチョリ料理に欠かせないのがオディと呼ばれるラッカセイ(ピーナッツ)&ゴマを挽いて作るペースト。野菜や魚、肉を煮たりするのに使いますが、一口にオディといってもいろんな種類があります。図にまとめたものがこちら

忙しすぎて現実逃避の女一人旅したら最高の宿に出会った(湯河原/オールインクルーシブ/プライベートサウナ)

今年の3月は本当に忙しかった 2月からずーっと忙しかった 朝から晩まで家で1人PCと向き合い 寒いし、暗いし、家ご飯も飽きた 温泉行きたい、、、、、!!寝る前のネットサーフィンで 「一人歓迎 旅館」「一人旅 温泉」と 検索かけていた時に見つけたお宿が 巛-sen-湯河原 全室源泉かけ流し風呂付 オールインクルーシブ プライベートサウナ ミストラウンジ 館内の写真がおしゃれすぎる 見つけた瞬間に一目惚れし即予約 初めての一人旅、一人で楽しめるのか? という不安

日本のTVサスペンス&ミステリードラマ :民放編

そもそも、サスペンスとミステリーの違い ネットでいろいろと調べましたが、釈然としないコメントが多く、作品の区分けも筆者によって食い違っています。ただ、大まかには次のような区別でかまわないのではと思います、 ミステリー: 謎解きの過程に焦点を当てた作品(犯人探し中心) サスペンス: 恐怖や不安に焦点を当てた作品(犯人のアリバイ崩し中心) ただ実際の番組では、サスペンス&ミステリー両方の要素ありというドラマが多いと思われます。 お気に入りドラマを選ぶ基準 前回は、あまり

あまり語られない、タルコフスキー映画に出演した俳優たち

2回続けて映画監督アンドレイ・タルコフスキーについて触れてきましたが、今回は他の方の文章ではあまり言及のなさそうな、タルコフスキー映画に登場した印象深い俳優たちに触れてみようと思います。 隠微で謎めいた表情の奥によぎる女の性(さが) ~ マルガリータ・テレホワ Margarita Terekhova 最初に取り上げるのは、「鏡」で母親を演じた女優マルガリータ・テレホワ。映画の中では、主人公の少年期の母親と現在の妻という一人二役なので、多少の混乱が生じてしまいます。この「鏡

三十六計逃げるに如かず

私が好きな読みもののひとつに、色々な媒体に掲載される『人生相談』があります。 そこには、相談者の悩みに対してどんな解決法がもたらされるのだろう、というわくわくがあるのですが、先日読んだある芸人さんの回答に、秀逸なものがありました。 〈学校でいじめを受けているのに誰も助けてくれない。どうすればいい?〉という小学生の男の子からの相談に、その人はまず〈逃げること、その場から離れること〉を勧めていました。 そして、さらに素晴らしいのは〈逃げることに罪悪感を覚えたり、恥ずかしい、駄

ビューティフルなロック・キング

"『ルシール』" "甲高い叫び声と哄笑" "エキセントリックな外見" "『刑事コロンボ』に本人役で出演" "同性愛者でクリスチャン" "ロックの始祖" 私がその人に持つイメージや知識といえばそんな程度だったのですが、次の休みにドキュメンタリー映画を観に行かないかと友人に誘われ、心が動きました。 自分では絶対に選ばない作品ですし、かえって世界が広がりそうな予感がします。 『リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング』 〈すべては彼から始まった〉という映画のコピー通り、この

「神様が人間にくっつけた病気だったら光栄じゃないか」 ハンセン病療養所で86年暮らした96歳の宮﨑かづゑさん、映画に

岡山県にあるハンセン病療養所長島愛生園で暮らす96歳の宮﨑かづゑさん。 ハンセン病とともにあったその人生と生活を記録したドキュメンタリー映画「かづゑ的」が3月2日から全国で順次公開される。 観客は、膨大な読書量に裏打ちされた豊富な語彙力、決然とした生き方に圧倒され、気がつけばかづゑさんがハンセン病により手指や片足を失っていることを意識しなくなっている。かづゑさんは唯一無二の「かづゑ的」な存在だ。 みずみずしい筆致でつづる「いかに愛されたか」 「三池 終わらない炭鉱<や

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN〜エスニック・サウンドの進化形

発見した時は久々に大興奮したバンド、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。ちょっと長くて読みづらいかなぁというバンド名の由来は、キューバ民謡のリズムから命名したそうだ。 ちなみに、こちらは日本人によるバンドで、なかなか面白いバッググラウンドがあるのですが、詳細は下に記しています。 花様年華 アルバムの中でもキャッチーな「花様年華」は、鬼リピしている。 ウォン・カーウァイ監督の同名映画をモチーフにしたという楽曲は、オリエンタルなエレクトロニカ・サウンド

ただいま準備中?

僕らが計画を練っている間に人生は過ぎてゆく。 ──ジョン・レノン 「人生は衣装をつけたリハーサルではない」 今年の初めに、古い洋書の中で見つけた言葉です。 著者によると、これは西洋ではごく一般的な言い回しだといいます。 "衣装をつけたリハーサル"と聞くと、私の脳裏にまず浮かぶのは、バレエの発表会前の "ゲネプロ"です。 この通し稽古では、アナウンスが入り、照明がつき、音楽が流れと、全てが本番通りの手はずで進みます。 出演者たちも本番さながらに衣装や小道具をつけ、ヘア

脳みそのない国

脳みそのない国へようこそ 信号機はいつも赤青黄色が点いて 人間のフリしたいきものが歩き回るよ あっ大変 ちっちゃな子どもが転んだ みんな丁寧に踏みつけていくね 脳みそのない国はにぎやか 物知りな鳥が物憂げな顔つきで語る 訳ありな話に火を囲む聴衆は大喜び 鬼さんこちら 手の鳴る方へ 弱いものたちが更に弱いものを叩いて 脳みそのない国の午後は長い かつて来た道を忘れてしまったら 伸びてゆく陰に追いつけないね これから行く道を見つけられなかったら 晩ご飯までにお家に帰れるかな