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休職がきっかけで考え方が大きく変わった話

社会人になって、1年と経たないうちにみるみる消耗し、ついに倒れた私。そんな私だが、休職がきっかけで、自分の中の考え方が他人軸から自分軸に大きく変わった。これは思わぬ、大きな、必然的な収穫だった。
今回はそれについて書いてみたい。


学生までは、「他人軸」の考え方で生きていた

「他人軸」の考え方で生きていたころは、褒められることが何よりの喜びで、他人と比べたうえで自分が優れている状態である【比較優位】に価値があった。物事の意思決定は自分主体ではなく、判断基準はいつも偏差値やらネームバリューやら上位者やら、自分ではない他人が担っていた。

私が長らく他人軸の生き方だったのは、紛れもなく素直に学校で優等生をやっていたからだ。学校(勉強)では、単純に成績のいい奴が偉いので、傾向として【負けず嫌いで(プライドが高くて)素直な奴】が伸びる。周囲と自分を比較して、人より優れていれば喜び、劣っていれば悔しがる。上には歯向かわず、なんでも真に受けて素直に話を聞く。そんな姿勢の生徒が良しとされる。それはなぜか?単純に、管理者にとって扱いやすいからだ。

でも残酷なことに、その考え方のまま社会に出ると詰む。そういう仕組みになっている。これは肝心なことなのに、誰も教えてくれない。
自分で気づくほかないのだ。(そもそも、この日本の学校教育方針も劣等感生産装置なのでどうかと思うけれど。。)

「他人軸」で生きていけるほど、社会は甘くない

社会に出ると、まずもって学生の頃とは比べ物にならないほど理不尽なことばかり起きるし、それら全てを真に受けて、自分のせいだと思って素直に聞き入れていたらもれなく鬱病自殺街道一直線。身が持たない。プライドが高いほどそれがガソリンになった学生時代とも違い、自分を大きく見せたい気持ちがあると尚更、一方的に尊厳を傷つけられることばっかりで簡単に心が折れてしまう。
そんな環境に適応するために、私は必然的に考え方を「自分軸」に変えざるを得なかった。

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