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隣人ではないけど、影響を受けまくった偉大なる巨人を紹介してみたい。

6人目。

毎月29日は、私が「この人は」と思うnoteの隣人を紹介する、という決まりを作っている。

リトさんに始まり、クセスゴエッセイさんなとふむらさん(旧なじゅなさん)、とらふぐ子さんあおくんと続いてきたこの紹介シリーズは、今月で6人目である。


ってことは半年経ったのかよ。

これ、永遠に続くのかな。

月日は百代の過客だもんなぁ。


▶︎前回の隣人紹介記事はこちら
(2023年2月28日)



どなたをご紹介したらいいものか……。
まいったなぁ。

この紹介記事の意図を
ラーメン屋さんの開拓に置き換えるならこうだ。


[1]美味なるラーメン屋がある
[2]知られざる名店である
[3]だからあのラーメン屋に行ってみてくれ
[4]きっと美味しいから


いつの間にかこうなっているんだけど……、
じゃあ、この置き換えの[2]が崩れているとしたら。

つまり、通っている人数が多いお店だとしたら。


「あぁ、あのお店ね、いまさらかい」

と、こうなってしまうわけだ。

でも、これはこれでいい気がする。


今日は、noteにおける巨人を紹介してみたい。

それがたとえ隣人ではないとしても。


おいおい、いまさらかよ、
と思われても構わない!


では、いってみよー!


▶1.至高のエッセイ

『姉が私の結婚式に来なかった話』

〈引用〉
> 私は2018年の秋、家族だけの小さな式を挙げた。

我が家は父、母、姉、私の4人家族。
そして唯一の姉妹である姉は私の結婚式に来なかった。今回はその時の話をしよう。

まずはこの話の主役である姉について説明するのが筋だろう。
姉は私の一歳年上、私とは俗に言う年子である。
同じ血を分けたたった1人の姉妹にも関わらず、姉と私は何もかもが対照的だった。
(以下略)


偉大なエッセイだ。

恐れ多い。恐縮である。

潮井エムコさんへのコメントをここで私がする、というのは、いかにもアホらしい。スキの数を見れば一目瞭然の偉大なるエッセイ。

四の五の言わずに、まずはご一読いただきたい。

noteには数多くの文章があふれているし、アカウントの数も数百万とあるが、私個人の考えでは、このnoteの頂点に鎮座するのは潮井エムコさんであると思う。

頂点だと思う。

全てのエッセイが、このクオリティなのだ。

現在は更新がストップしているが、
過去のエッセイが大量にあるのが救いである。


▶︎2.記事について独自解説


〈記事のあらすじ〉
2018年に家族だけの小さな結婚式を挙げた潮井エムコさん。

お姉さまがおり、同じ姉妹だけど性格は正反対。優秀なレールの上をひた走るお姉さま。

そんなお姉さまが、ある日いきなり転職を報告してきた。秀才のレールを走ってきたお姉さまが選んだのは、映画制作会社。助監督になると言う。

そんなタイミングなことも手伝って、仕事が多忙なお姉さまからは「結婚式には参加できない」という連絡がきてしまい……?
お前が解説すんな


思い出す。

私がnoteの毎日投稿をスタートして
1週間くらいのころ。

この"イトーダーキ"というナゾのアカウントをどのように育てていこうか、と思い、noteの海を潜水調査することにした。

(コポポポポポポ……)

どんなアカウントが人気なのかを
徹底調査したのである。

さまざまな方のアカウントを調査していたものの、ノウハウ系なのか、エッセイ系なのか、雑記系なのか、今後の方針を決めかねていた私だったが、ある日、潮井エムコさんにたどり着いた。


多くのエッセイを読んだ結果、この方針でいくべきだ、と感じたことを覚えている。

要するに潮井エムコさんは、これまでの人生、考え方、ハプニング、小さな気づきを書かれているのだ。

これだ。

私がずっとやりたかったのは、これじゃん。



潮井エムコさんのエッセイを読み漁り、
この『姉が私の結婚式に来なかった話』
モグモグと読んだ。

どんな文章がnoteでの評価が高いのかを研究するには余りある素晴らしすぎる文章。


なんという普遍的な日本語だろう。

女王じゃん。



この偉大なエッセイを読み終わって思ったことは 

「うわぁ、これは無理だ」

とか、

「こんな素晴らしいお方がいるのかぁ……
 俺なんかカスだからなぁ……」

とかでもなく、


「す……すばらしい」

「なるほど、こういう展開がウケるのか」

「よーし、やってみよう」


で、書いたのが19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文である。

私が過去に書いた上記のエッセイは、
潮井エムコさんの影響を受けている。


それはつまり、

起承転結、フリ、情景描写、思わぬ展開、
見えない角度からのアッパーのようなオチ、
そして「人生」という人類普遍のテーマ性。

私の文章がそうだとは思えないし、足元にもおよばないけれど、潮井さんのエッセイにはその人生が保管されているから、文章の構造を科学すると、要素的にはこうだよな、という結論。



そしたら、ちゃんと、
noteさんから注目していただけた。


本当にありがとうございます。


潮井エムコさんがいなかったら、今の私はない。


【ダメ押し】未読の方は読んでみてね


▶︎3.隣人のプロフィールを紹介

あまりにも偉大な方なので、詳細な紹介は粋ではない。さくらももこさんや吉本ばななさんのプロフィールを改めて紹介するか?

しない。

だからこれだけにとどめる。


▶潮井エムコさんのnote初投稿記事はこちら

<引用>
文章書くのが苦手すぎて人生苦労してるので、練習がてらエッセイを書くことにしました。

いやいや。

潮井エムコさんが文章を書くのが苦手なら、全人類が文章苦手じゃないか、と苦笑いした記憶がある。

しかも、エッセイを書かれてまだ2年だ。

いくらなんでも、おそろしすぎる。


▶︎4.おわりに

今回は、私の一方的な片想い相手、いや、純粋に尊敬するべきお方として潮井エムコさんをご紹介した。


多くの方が影響を受けているのではなかろうか。



この記事、ご紹介というか、潮井エムコさんという巨人にふれることで、私のnoteの秘密みたいなものを公開するという、他人のフンドシ系記事みたいになってしまっているのがイタダケない。


まぁ、いいや。


影響を受けた方について書くのも悪くないよね。


では、また29日に!


<あとがき>
この記事を通して言いたいのは、私は研究家なんだよ、ということかもしれません。私には才能がないので、どんなものの評価が高いのかを調べ、それを科学し、オリジナルで模倣する、というベタなことをやっているだけです。この人だ! と思える方に出会えるまで、潜水調査を続けたいものですね。今日もありがとうございました。

【関連】潮井エムコさんのオススメエッセイ集

<引用>
代表作・入賞作品とご好評いただいた作品をまとめておりますので、初めましての方はこちらからご覧いただけると幸いです。

時々有料でエッセイを公開しておりますが、私のディープな思い出の話が多く、自衛の為ですので有益な情報などではございません。(価格は見られたくない度に比例しています)無料エッセイよりもすっ裸な内容です。

【告知】やる! リレーエッセイ直前LIVE!

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