体調不良なのに卵うにクリームカルボナーラを食べると?
福岡から帰ってくるとほぼ100%体調を崩す。これは福岡が悪いわけではなくて私が悪い。福岡に独特のウイルスがあるわけでは当然ない。要するに過労。働きすぎ。
だって、福岡での仕事を終えて飛行機の中で講座資料を作り、そのまま札幌でnote講座をやったのだ。夜の21時まで。
キャリーバックをガラガラと引きながら「さっきまで福岡にいましたけど?」感を全面に出して、というか講座の最初に「いやぁ、さっきまで福岡にいたんです」と言っちゃったくらいにして。
とにかくグロッキーだった。
1週間に1回、もしくは月に1回の頻度で、ランチをご馳走してくださる方がいる。なんか私と話したいらしくて(エヘン)、色々と情報交換をするのだ。いつも決まって同じ店。ランチメニューとコーヒーをいただく。
もう半年以上やってるんじゃなかろうか。
昨日私が食べたのは、卵うにクリームカルボナーラだった。もう名前からして美味しそう。値段も1100円と比較的リーズナボー。それからよくわからないコーヒーを頼んだ。
それで何かを話しながら食べるわけ。
「いやぁ、大変ですなぁ」とか「ダーキさん、寝てますか?」とか「いやいや、そちらこそ」とか、なんかそんなこと。
私の目の前に置かれた卵うにクリームカルボナーラは、やけに黄色くて油にまみれてて、それでいておいしくて、なにより量が多かった。
昨日の夜はnote講座をやってきたんだ。それでまた朝早くから起きて働いて、休む間もなくランチを食べる。神様、いい加減休ませてくれますか。
目の前にある卵うにクリームカルボナーラの麺の量を見て、一瞬ひるんだが、まあ食べるしかない。そんなに食欲もなかったが、とにかく食べ切ったわけ。
激しく働き、夜になって家に帰る時間になっても「あれ? お腹が空いてないぞ?」ということに気づいた。
毎日必ずお昼ご飯を食べるわけではないから「え? 今日っておれなんか食べたっけ? いやなにも食べてないよな?」と疑問を抱きながら夜の札幌を歩く。
家に着く直前に「あ、そうだ! 卵うにクリームカルボナーラを食べたんだった! あれは量多かったもんなぁ」と思うのだけど、あれを食べたのは12時で、いまは20時とか21時だ。
お腹がまだ膨れている気がする。食欲がない。なので自宅に帰っておそるおそる妻に言う。
「申し訳ない。ご飯あんまり食べられなさそう」
という妻の語気にはほんの少しの怒気が混じっていて申し訳なくなる。だって夜ご飯を準備してくれていたのだ。申し訳ない。
言い訳をすると、自分のお腹の状態に気づいたのは、家に着く直前だった。頭が回らなかったのである。疲れている。もう風邪だこれ。
問題は夜寝たあとで。
明らかに体調が悪い。ぶっちゃけるともう明らか。発熱。たぶん23時には眠ったんだけど、そこから1時間ごとに目が覚める。下痢がもれそうなのだ。ゲリリと。
0時、1時、2時、3時、4時、5時と合計6回トイレに行った。なんだか吐き気もする。胃液がのぼってきていて、指を突っ込めば吐けそうな気もする。でも吐かなかった。
下痢をしてみると、見事に卵うにクリームカルボナーラ色をしている。消化不良。気色が悪い。
朝4時にトイレに行ったとき、さすがの妻も気づいて「いったいどうしたの?」と聞いてきた。
「なんか、消化不良? なんなら食中毒? アレルギー? お昼にさ、卵うにクリームカルボナーラ食べたんだよね」
こう言うと、眠気まなこの妻は、
「あー、だって疲れてるのにそんな海鮮系たべたら、消化できないもん!」と言っている。
「卵うにクリームカルボナーラを食べない世界線だったらよかったのに!」
「もっと違う世界線だったらなぁ〜!」
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