井の中の蛙。
私は私を、井の中の蛙だと思ってる。
北海道の中でずっとゲコゲコ言ってる。それから北海道の中でも札幌でゲコってる。函館や旭川ではない。仕事でいえば、広告みたいな業界でゲコってる。仕事でやりたいことはたくさんあるけど、いまはとりあえずこの業界でゲコってる。
子どもはいないけど結婚はしているから、一応既婚者という井戸の中でゲコゲコ言ってる。
それから、Amebaブログとか、はてブロ、そのほかのブログサービスではなく、noteを選んでゲコしてる。それぞれの井戸の中で、ゲコゲコしてる。ノドの下を規則ただしく膨らませてゲコってる。くせぇくせぇ井戸の中でゲコってる。
まあ、あんまりこの井の中の蛙メタファーを使いすぎると、なんかキショいので、これくらいにしておくけれど。
いや、やっぱわかりやすいから、もう少し。
井の中の蛙、大海を知らず。
井戸の中にいるクソガエルは、自分がいる場所が大きな海だと思ってる。その場所しか知らないから、向こうに広がる大きな海を知らない。
すこしインテリぶった人は得意顔で「あ、それには続きがあるんだよね、えーと『されど空の青さを知る』だよね」と言いがちだ。
それは後世の後付けである。
自分自身が井の中の蛙である、と認識することができれば、行動がどう変わるかを考えたほうがいい。そのほうが建設的だ。
簡単な話。
学びを止めるな、である。
老若男女、学歴、職歴の如何をとわず、だれからでも学ぶという姿勢をとらねばなるまい。じゃないと、その井戸は苔むしてクサイまま。どんな人、物、現象からでも学ぶことができる。
井戸の外を想像するクセをつけたほうがいい。外の景色がどうなっているのかを想像するクセ。なんなら、自分がいる井戸の中に、外からの水を引いてくる水路をつくったほうがいい。
いまいるその会社の当たり前は、他社の異常。いつも暮らすその家庭の常識は、他の家庭の非常識。私たちが普段聴いている音楽は、誰かにとっての雑音。日本の習慣は、世界の……。
言いたいことは、自分をもっと広げよう、である。これを読んで「なに言ってんだ、くっだらね」と思う人は……。
さて、おわろう。
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