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その業務をマスター先に得られる”市場価値”を把握しているか?

今回は市場価値がテーマです。
エッグフォワード社の徳谷さんは、市場価値というものを因数分解すると、
希少性、市場性、再現性 に分類される
としています。

●希少性:どれだけレアなスキル・経験を保有しているか?スタンス、スキル(ポータブルとテクニカル…)
●市場性:自分が持つスキルがマーケットからどれだけ必要とされているか。MKTの成長性、未来見通し(AI、ロボット)など。
●再現性:異なる環境においても、再現できる能力かどうか(商材力で勝ってきたセールススキルなど)。

そして今回の観点でいえば、”市場性”に近い話になります。
要は、「頑張って2年、3年、5年・・・と身につけたスキルは、市場で評価されるスキルになっているのか?」ということです。

例えば、1950年台にアメリカ国税局が作ったIRSの職業リスト271のうち、現在のリストから抹消された唯一の職種である「エレベーターガール」とされていますが、この観点で言うと、2000年ごろからエレベーターガールとしてのキャリアを歩み出している人は、その雇用の箱がなくなってしまったと言う結果に陥りました。
→補足ですが「エレベーターガールをやっていたから意味がない」と言いたいわけではなく、そこで得た気遣いやおもてなしの精神、などは汎用的に違うところで使えると思うので、イコール雇用してもらえない人物になる、と言う意味ではないです。

上記例では”職種”ですが、スキルでいうと下記のような発表事例もあります。

「オックスフォード大学マーティンスクール」「教育系企業のピアソン」などが2017年9月に共同で発表した「スキルの未来-2030年の雇用」で「2030年の雇用市場で需要が低いスキルランキング」というものが出されております。

大別すると、目、手や腕、足など身体にまつわることなのですが、
『2040年、2050年、だと、皆さんはどういう結果になりそうだと思いますか?』

上記が本投稿におけるイシューにつながる問いかけです。
未来を見据えて、私たちは今どんな仕事をし、どんなスキルを身につけるべきなのか?そしてこれの需要が高い、世の中から求められる度合いが高いほど、それが市場性であり、それが【市場価値】につながります。
・MVPとってから(成果を出してから)
・このプロジェクトを終えてから
・マネジャーになってから
そうなった先に身につけられるスキルは、市場価値を上げられるものですか?自分のwillを実現するために必要となるcanだと言えますか??

人生100年時代、転職の有無ではなく、上記の問いを、誰に聞かれても揺らがないくらいはっきりと人に語れるようにしましょう。
おそらくそれができると、現職でも自信を持って前を向いて仕事に取り組めるはずです。

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