中学受験塾の効果について【禍福は糾える縄のごとし】
こんにちは、ぱんだごろごろです。
前回、私は、モラビトで、運命のバッグを手に入れたいきさつをお話ししたのですが、
その中に、誤解を招くかもしれない箇所がありましたので、
今日はそのことについて、ご説明いたします。
その箇所とはこちら。
◆それに見合う効果があったかどうか、それは訊かないで下さいね。
こう書いてしまうと、金額に見合う効果が、まったくなかったかのように受け取られてしまうかもしれません。
しかし、そうではないのです。
子供たちは、第一志望校にこそ受かりませんでしたが、
第二志望校には受かっています。
それなりに納得して、進学しました。
この時点では、塾に払った額に見合うだけの結果は、得られたのです。
全国の中学受験塾関係者の皆様のためにも、誤解のないように、このことは明記しておきたいと思います。
ただ、ですね、
苦労の末に、私立中学校に入れたのですが、
六年後、
まさかの試練が、私を待っていました。
落ちました。
大学受験で、
娘も息子も、
ここくらいは受かるだろう、と思った学校にも、
落ちました。
何度受けても落ち、
本人が一番辛かっただろうと思いますが、
私も、それは辛い思いをしました。
何のために、中学受験をさせたのかしら。
そんな思いが胸をよぎりました。
ついでに、中学受験塾に支払った総額も、頭をよぎるのでした。
そんなところから、少々誤解を招くかもしれないような表現になってしまいました。
結局、娘も息子も、最後に受かった大学に進学しました。
親の目から見て、二人とも、性格上、浪人は無理だろうと思われましたし、学校の先生方も同じご意見だったのです。
それにしても、あれだけ中学受験のときに頑張ったのに、
大学受験でこれほど苦労するなんて、
あの中学受験での努力の日々は無駄だったのかしら、
などというネガティブな思いもつい、湧いてくるのでした。
ところが、ですね。
禍福は糾える縄のごとし。
人の一生の間には、幸福も不幸もやって来ます。
その度に、一喜一憂しなくてもいいのです。
大学受験で、散々な目に遭い、
中学受験は意味がなかったのか?
と思うほどだった、娘。
ところが、その次に来た、就職試験の時に、
私立中学校を受験し、進学した経験が生きたのです。
ある金融機関での、何度目かの面接の時、
娘の履歴書を見た、面接官は、
彼女の母校の中・高の名を挙げて、
『僕は、若い頃、あなたの母校へ、営業に行ったことがありますよ』
とおっしゃったのだそうです。
学校の話が糸口になって、話がはずみ、娘は、面接官の質問にも、緊張することなく、答えることができたのだとか。
面接官の方は、最後には、『あなたは採用されるだろうと思いますよ』とまで言って下さったそうで、
現実に、娘は、その会社から、採用通知をいただいたのでした。
世の中、どんなご縁があるか、わからないものです。
娘の中学受験は、大学受験という一面から見ると、
あまり効果はなかったように思えますが、
就職試験という面から見ると、
まさしくそれが決め手になったのでした。
最後に、ひとつ。
参考になるかどうかわかりませんが、これから就職試験を受ける方のために、娘から聞いたことを書いておきますね。
同じ面接官の方から、娘は、『ご両親の結婚記念日を知っていますか』と訊かれたのだそうです。
自信はなかったものの、多分この日だろうという日を、娘は答えました(正解でした)。
後になって、その面接官の方から聞いたところによると、娘以外の誰もその質問に答えられなかったのだとか。
親の結婚記念日を知っている、ということが、どういう意味を持つのか、私にはわかりませんが、
というイメージを持たれたのではないか、と娘は、言っていました。
些細なことですが、娘の就職試験に関して、記憶に残っていることの一つです。
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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