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大橋ちよさんの「ひまわりの約束」

こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、大橋ちよさんのSF大作、「ひまわりの約束」のご紹介です。



大橋ちよさん作「ひまわりの約束」


何はともあれ、すごい大作です。
大橋ちよさんの「#しゅんしゅんぽん」作品、「ひまわりの約束」です。

まず、読んでいただきたいのです。
そうすれば、この作品のすごさがわかります。

ただ、私は、次の展開が気になるあまり、一気に読了してしまったのですが、ちよさんご本人も3万文字くらいになってしまった、と仰っている通り、読み通すのに時間がかかるのも事実です。

なるべくお時間に余裕があるときに、クーラーのほどよく効いたお部屋で、ゆったりとした気分でお読み頂くのが良いかと思います。

そして、読了後は、こちらをどうぞ。▼▼▼
この大作が、どのように出来上がっていったのかが、ご本人の手によって解説されています。

そして、私の興奮が、凄い作品に出会えたから、というだけでなく、意図せずその作品に参加していた、というところから来ていることも、お分かり頂けると思います。

大橋ちよさんから、素晴らしいギフトを頂きました。


私はお話でぽんする時、まずは主軸となる作品から探しています。
そこで出会ったのが ぱんだごろごろ さんのこちらの俳句でした。


ひまわりの迷路一気に駆け抜ける


この句を読んで、何かから逃げているのかな…と私は思いました。
スティーヴン・キングの『トウモロコシ畑の子供たち』というお話を思い出しちゃったんですね。

それで、ひまわり畑が舞台で、何かから逃げているお話しようと思って、この句を主軸に考えていくことにしました。

上記記事より引用

私は、『トウモロコシ畑の子供たち』を読んだことがありません。
スティーヴン・キングで読んだことのあるのは、『痩せゆく男』と『トム・ゴードンに恋した少女』の2冊だけ。

ただ、キングは「ホラーの帝王」ですから、何かしら怖い小説なのだろうな、と思いました。

ひまわりの俳句は、「これぞ夏!」という俳句を作りたくて、キーンとした青空を背景に、群生するひまわりを配置したものです。
夏が主役の、夏の生命力を歌ったものでした。

もちろん迷路ですから、本来、一気に駆け抜けることなどできるわけもありませんが、その矛盾があるからこそ、「駆け抜ける」のインパクトが強くなると思ったのです。

それが、「何かから逃げているお話」になっている・・・。
私は、背筋がゾクゾクしてくるのを禁じ得ませんでした。



もうちょっと、感情のやりとりも入れたいと思いました。
それで、ぱんだごろごろ さんの短歌が光って見えてきました。


引き返す勇気があれば良かったと俯きながら抱きしめる人


これは禁断の恋を詠っているのかもと思いましたが、物語の中では、何かを躊躇したことで事態が悪化したことを嘆くシーンを入れたいな…という発想が生まれました。
誰かが犠牲になる…。

上記記事より引用

そうなんです、確かに禁断の恋、お互いに家庭を持っている男女の、許されない恋を歌ったものでした(完全なる脳内創作ですが)。

それが、こんな緊迫した場面を作り出す一助になろうとは・・・。
まさに驚きです。

☆☆☆

最初はすべてが謎で、だんだん主人公の置かれた状況が明らかになって行く、この壮大なストーリー。
ぜひ、まだの方はお読みになって下さいね。

大橋ちよさん、この作品を書いて下さって、ありがとうございました。


先週のトロフィーとお祝いボード


先週は、三つのトロフィーを頂きました。
以下はその画像と対象になった記事です。

スキを付けてくださった皆様、ありがとうございました。






note公式マガジンに追加されました


先週、「耳で聴く楽しみ~ラジオドラマとラジオ番組としゅんしゅんぽん」が、「ラジオ 記事まとめ」に追加されました。


今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
素敵な三連休をお過ごし下さいね。


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