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富士山と温泉の旅、最高でした~!<後編>

こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は後編、三日目と四日目をお送りします。

【三日目】

三日目は、朝5時に目が覚めたため、そのまま大浴場へ向かい、富士山を眺めながら、ゆっくり温泉に浸かりました。
露天風呂(早朝のことですから、外の空気はさすがに冷えるのですが、お湯に入ってしまえば、こちらのもの)も楽しんだあとは、マッサージタイム。

温泉でほかほか、髪を洗って乾かした後とあって、マッサージチェアに座って、お任せコースに身を委ねていると、全身が気怠く、ふわふわになってきます。

そのまま骨抜きクラゲのようにだらーんとなってしまいそうな私の危機を救ったのは、やはり空腹でした。

どんなに前の晩食べ尽くしても、
なぜか、翌朝は空腹になっている。

これが温泉マジックでしょうか。

空腹には勝てず、朝食のためのお化粧をしに、私は部屋に戻りました。

――化粧をすれば、ご飯が食べられる。

朝のお化粧は、私にとって、ご飯を食べるために必要な作業の一つになっていたのです。


朝食も夕食も、富士山を正面に臨むお席で――、
をキャッチフレーズにしているお宿では、
宿泊客は皆、お食事処に集うことになります。
他の宿泊客やスタッフの手前、たとえマスクがあろうとも、素顔をさらすわけにはいかないのでした。

☆☆☆


富士五湖マップ

朝食の後は、夫と二人で、三日目の日程を考えます。
二日目が山中湖でしたから、三日目は逆方面、
つまりは、西湖さいこ精進湖しょうじこ本栖湖もとすこの方へ行こう、ということになりました。

上の地図からも分かるように、河口湖と山中湖の間は、少し離れています。
そのかわり、西湖・精進湖・本栖湖の、残り三つの湖は、河口湖からは、程よい距離に在って、三つとも無理なく廻れるのです。


まずは、河口湖から見て、一番遠くにある、本栖湖を目指すことにしました。

本栖湖でいちばん有名なのは、何と言っても、千円札に描かれた富士山ではないでしょうか。
千円札に描かれている富士山は、本栖湖の或る地点から眺めた姿なのです。
そこは、千円札のビュースポットとして知られ、本栖湖を訪れる人は、必ずと言っていいほど、そこで足を止め、或いはバスや車から降り、富士山を眺めたり、写真を撮ったりするのです。

もちろん、私も写真を撮りました。
タイトル画像に使った写真です。
どうですか、
よく撮れているでしょう?

千円札と比べてみましょうね。


千円札がしわしわでごめんなさい。

ね、わかるでしょう。

千円札に描かれた富士山は、写真家の岡田紅陽氏の作品「湖畔の春」がモデルとなっています。

本栖湖をぐるっと一周して、お昼ご飯にしました。
この辺りでは、ワカサギが名物のようで、夫は、ワカサギのフライ定食、私はカツ重にしました。


紅葉の本栖湖

その後は、精進湖は通り過ぎ、西湖に向かいました。
お目当ては、何度も通っている、竜宮洞穴と青木ヶ原樹海のネイチャーツアーです。

まず、先に竜宮洞穴に向かいました。

足場が余り良くないのですが、幸い二、三日、雨がなかったせいもあって、苔で滑ることもなく、無事に祠まで下り、お詣りをすることができました。


竜宮洞穴


お賽銭が入れられるようになっています

竜宮洞穴は、初めに行った頃は、場所がわかりにくいこともあって、滅多に観光客の行かない場所でしたが、数年前にテレビ番組で紹介されてからは、行く度に、他の見物客に会うようになりました。

今年は、洞穴から、車を止めた場所まで歩いて戻る途中、洞穴の説明が書かれた立て札の前で、観光客らしき欧米人4、5人に向かい、ガイドらしき日本人男性が、立て札の内容を英語で説明している場面に遭遇しました。

☆☆☆

竜宮洞穴を出たあとは、西湖のこうもり穴へ向かいます。
そこにある、「西湖ネイチャーセンター」で、青木ヶ原樹海のガイド付きの散策ツアーに申し込めるようになっています。
所要時間は、約一時間、費用は、一人500円でした。
今回のガイドは、私たちと同年代の地元の女性で、参加者は、ほかに一人男性がいるきり、なごやかに散策を楽しめました。

その後は、宿に戻り、夕食は、目の前で揚げてもらう天ぷらコース、
えびもホタテもあわびも絶品で、アスパラガスもしいたけも最高、
しめのかき揚げ丼も美味しくいただき、ビールの酔いも程よくまわり、河口湖の最後の夜を楽しむことができました。

【四日目】

いよいよ最終日、帰る日には、
忍野村にあるお店で、お土産用のお蕎麦を買う、というのが、毎年恒例の最重要課題となっています。

富士山の伏流水を使って作ったお蕎麦は、忍野村の名物なのです。

忍野村のお蕎麦屋さんで、昼食に天ぷらとざる蕎麦を食べ、
そこから、しばらく行った所にあるお店に寄り、お土産のお蕎麦を買って、帰途に就く、というのが、予定のコースです。

ただ、それだけですと、あっという間に家に着いてしまい、面白くありません。

そこで、まず、チェックアウトしたら、河口湖で遊覧船に乗ろうと決めました。
山中湖でも遊覧船に乗り、楽しかったので。

山中湖の「白鳥の湖」号に対し、河口湖の遊覧船は、天晴あっぱれ」号です。
戦国時代に甲斐武田軍に属していた「水軍」の安宅船がモチーフだそうです。

河口湖遊覧船「天晴」<富士五湖汽船のサイトより>

25分の船の旅、良いお天気だったので、気持ちよく、河口湖の紅葉を、湖から見て楽しむことができました。

そこからは、忍野村を目指します。
忍野村は、忍野八海で有名な観光地で、山中湖のすぐ近くです。

忍野八海の八つの池

忍野八海には、何度か行っているため、今回も忍野八海めぐりはせず、
お蕎麦屋さんで昼食を食べたあとは、すぐにお蕎麦を売っているお店に向かいました。

生蕎麦を10袋(すぐに食べない時は、冷凍にできます)買い物かごに入れ、
果物のコーナーも見に行くと、私の大好きな洋梨が、段ボール箱にぎっしり詰めて、置かれています。
よく見ると、一箱1,000円というシールが貼られています。
???
だって、一箱20個は入っていますよ。
一個50円?
間違っていませんか?

レジのところにいた、お店の若奥さまに聞くと、富士吉田で取れた洋梨で、ちょっと傷があるため、その激安価格になっているそう。

傷なんて、この私が気にすると思いますか?
買い物かごを腕に通し、洋梨の段ボール箱を両手で持って、レジに向かいました。

お蕎麦と洋梨をカウンターに置き、ふと見ると、「シャインマスカット」の文字。
高級スーパーマーケットで見かけるのと、ものは同じですが、付いているプライスは、スーパーの半分です。
即お買い上げ。

夫が、車のトランクには、もう入らないと言うので、果物たちは、後部座席に載せました。
生蕎麦は、あらかじめ持ってきていた保冷バッグに入れました。

良いお買い物をしたわ。

意気揚々と車に乗り込みます。

この後行くとしたら、森の中の水族館か、しのびの里か。
結局、まだ一度もいったことのない、花の都公園に行きました。

10月くらいまでなら、上のような光景が広がっているらしいのですが、
私たちが行った時には、何もなく、広大な、耕した土地が広がっているだけでした。

ただ、その分、入場料も、オンシーズンに比べると、半額くらいになっている模様です(冬になると、無料になるようです)。

見て回れるのは、温室くらいだったので、温室まで行き、ゆっくり見学しました。

別の建物に、菊があったので、菊人形ならぬ菊富士山を見て、その後、出発することにしました。

去年は、夫が運転で疲れて、体調を崩したため、今回は、なるべく走行距離が短くなるように行程を組みました。
おかげで、旅館でゆっくりできる時間が増え、温泉を堪能できたのと、
暗くなる前に帰宅できて、荷物の片付けもすんなりできたのが良かったと思います。

いまは、忍野村で買って来た洋梨をせっせと食べています。
美味しいですよ。

今回も、良い旅でした。

富士山さま、また来年も、お目に掛かりに参りますね。
ありがとうございました。

「待ってるよ」



今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
あなたにも、富士山パワーをお届けしますね☆☆☆


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