猫の恋

猫の恋。”恋に憂き身をやつす猫のこと”

発情期の雄は相手を求めて、食事も取らずに何日も彷徨い歩く。時には雌をめぐって大勢が激しく喧嘩したりする様は、

さながら、にゃんこ大戦争。

そんな洒落が頭に浮かび苦笑した。
しかし、去勢前の悲痛な夜鳴きを思い出す。
彼らにとっては死活問題なのだろうから、きっと茶化してはいけない。

噂によれば、このコロナ禍で外にも出れないからとペットを飼う人が増えたらしい。安易な気持ちでなければよいのだが。
ああ、願わくば、全てのねこちゃんが幸せでありますように。

膝の上の愛猫を優しく撫でる。その片耳には三角の切れ込みが入っていた。
これを執筆している最中も、我が物顔でキーボードへ邪魔しにきた君は、いまや諦めて体を丸め眠っている。

くいくいと頬を触ると、ぷいと顔を背けられた。
おやつをあげる時の愛嬌はどうした?


でもそんな気まぐれな君に、
私も恋をしているんだよ。

猫の恋(ねこのこい)


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なんて可愛い季語!と思ったけど意味は結構辛辣!笑
でも、多くの俳句に残されるねこちやん、昔から愛されていたんだなあ。
春の季語だったので、ちらっとさくらねこのことも入れてみました。
今回は便宜上、猫にクローズアップしたけれど、他のペット、ひいては環境問題だって、沢山の活動が善意に支えられている。

最近、私のことを知って下さった方も多いと思うので、
もう一つ、問題提起セレクション。

気に入ってもらえれば嬉しいです。

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