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生意気だという理由で見知らぬ先輩にいじめ予告を受けた中学時代

今日は「な」の日。
写真は夏っぽい子供服。スイカのコスプレですね。

毎日あいうえお順に記事と写真を投稿しています。
写真と本文は関係ありません。

今日は

生意気だという理由で見知らぬ先輩にいじめ予告を受けた中学時代

についてです。
私は小学生の頃から背が高く、物怖じしない性格で、色々なことに積極的に参加するタイプでした。

どちらかというと目立つ子供だったのですが、それが災いしてか、小学校から地元の中学校に進学する間際、名前も知らない中学生からの伝言を友人から聞かされました。

「中学に来たら絶対いじめてやるから覚悟しておけ。」

と。それも1人ではなく複数人からです。

全く心当たりがないことで、そのような脅迫を受け、心底ビビりました。
ブルーな気持ちで帰宅し、即両親に報告したところ、そのような脅迫をしてくる中学生に怒りながら、何かあったら必ず助けるから心配しなくても良い。と言ってくれたので、安心して進学しました。

かなりの警戒心を持って入学した中学校ですが、はじめのうちは校舎も違い、先輩との接点はほとんどありません。クラスの雰囲気も良く、すぐに友達も出来て順調な滑り出しでした。

しかし、油断できないのはここからです。
私たちの中学校では、全員必ず何らかの部活動をすることが義務付けられていました。

当時、中学の先輩は神のように扱われており、廊下や町ですれ違うとき、先輩の姿が見えなくなるまで下級生が何度もお辞儀をし続ける姿を「コメツキバッタ」と揶揄する大人もいましたが、その習慣を止めさせようとする者はおらず、校内には上下関係を示すための明文化されないルールが蔓延っていました。

そして、部活によって先輩の締めつけの厳しさはかなり異なり、選ぶ部によってはいじめのターゲットにされる可能性が高いという状況が見えてきました。

私は運動部に入ることだけ決めていたので、入部前の仮入部期間、慎重に敵がいないか探りました。
一見楽しそうなテニス部は、先輩がフレンドリーに話しかけてくれたのですが、すっかり疑心暗鬼の私はどうも陰口を言われている気がしてなりません。

ただ、他にやってみたい部活がなかったので、部活を決定する日には、体育館に集まり、テニス部の張り紙の前に並んで待っていました。

テニス部は人気が高いので、入部希望者が全員入れないかもしれない。とみんながヒソヒソと話していました。

そこに、突然友達がやってきて、私をソフト部に無理やり引っ張って連れていきました。
ソフト部はテニス部と比べて全く人気がなかったので、絶対入れるから一緒にやろう!と。

ソフト部は全く眼中にありませんでしたが、入れるかどうかわからないテニス部の行列に並ぶよりも、サクッと決めて早く帰りたかったので、結局ソフト部に入ることにしました。ルールさえ知りませんでしたが。

入部してみると、ソフト部にはみんなから恐れられている3年生の先輩がいたのですが、噂ほどには怖くなく、1年生をその先輩が引率して、外にランニングに行った時、涼しい神社で休ませてくれるなど、むしろ親切なほどでした。

一番怖いと言われている先輩でもそのような感じだったので、先輩後輩間のいじめという点では、ソフト部は「あたり」でした。

ただ、先輩よりタチの悪い顧問がいたことを除けば…。

それは熱血指導などと生易しいものではなく、常に怒号とともに鋭いノックの球を浴びせ、エラーをしたら容赦なく鉄拳を飛ばし、しまいには手で殴るのが痛いからと、メガホンやひどい時はバットでぶん殴る暴力指導でした。

また、部活を無断で休んだ同級生が、顧問に呼び出され、前髪を掴まれ、何度も壁に後頭部を打ち付けるようにして怒鳴られていた姿は47歳になった今でもトラウマです。

現代なら即クビレベルの対応がまかり通っていた暗黒の時代でした。

1年生のはじめのうちは、基礎練習のため、その頃暴力顧問による指導の対象となっていたのは主に2年生でした。

今にして思えば、顧問が鬼畜過ぎて、先輩たちも自分の事で精一杯で、後輩いじめをするような余裕がなかったのでしょう。

先輩のいじめには、あわなくてすむかわりに、鬼畜な顧問がいる。そのため、中学時代の思い出の大半が部活の辛さに関わるものです。

結局、私をいじめると脅してきた人物で、素性がわかったのは、バレー部とバトン部の女だったのですが、全く接点のないまま、予告は実行されることなく終わりました。

バレー部の女は、とことん性格が悪かったようで、運悪くバレー部に入部してしまった私の友人は、その女が惚れていた3年生の男子に告白された事を理由に≪人の男を取った≫と難癖をつけられ、体育倉庫に呼び出されて、平手打ちをされたり、体操部が滑り止めに使う白い粉を頭からかけられたりしたそうです。

バトン部の女の方は部活の名前こそ華やかそうですが、実際は存在感が全くない地味な生徒ばかりが所属している部で、活動しているところも一度も見たことがないため、結局どんな人物だったのかわかりませんでした。

脅してきた女や、鬼の顧問がその後一体どんな人生を歩んでいるのかは知るよしもありませんが、出来れば自分がしたことを覚えていて、悪いことをしたと思える心を持っていると良いなと思います。

武勇伝のように語るのだけはやめていただきたいものです。

それではまた明日。

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