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奇縁堂だより

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テーマを決めて本を紹介する「奇縁堂だより」をまとめたマガジンです。
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#本好きな人と繋がりたい

奇縁堂だより 37【本の紹介:短歌と俳句】

 先般,15年ぶりに上野駅経由で出かけて来ました。かつては,東京の北の玄関口として,駅舎内…

書肆 奇縁堂
1か月前
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奇縁堂だより 36【本の紹介 : 吉川英治文学新人賞】

 前回の"奇縁堂だより35"は吉川英治と彼の名を冠した文学賞「吉川英治文学賞」を紹介しました…

書肆 奇縁堂
2か月前
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奇縁堂だより 35【本の紹介: 吉川英治と文学賞】

 8月11日は“山の日”で祝日ですが,国民文学作家とも称された吉川英治の誕生日でもあります…

書肆 奇縁堂
2か月前
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奇縁堂だより34【本の紹介:直木賞⑤】

 過去4回に渡り続けていた直木賞受賞作を紹介する「奇縁堂だより」も,今回の5回目で最後にな…

書肆 奇縁堂
3か月前
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奇縁堂だより33 【本の紹介:直木賞④】

 直木賞受賞作の作品を紹介する記事も今回で4回目になりました。(前回までの記事はこちらから…

書肆 奇縁堂
3か月前
4

奇縁堂だより 32【本の紹介 : 直木賞③】

 一回飛びましたが,「奇縁堂だより29」と「奇縁堂だより30」に続き,直木賞受賞作を紹介しま…

書肆 奇縁堂
4か月前
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奇縁堂だより 31【本の紹介 : 星野富弘】

 4月28日,画家であり,詩人であり,エッセイストでもあった星野富弘さんが78歳の生涯を閉じました。  星野さんは,大学を卒業し体育教師として赴任した中学校で,2か月後に部活の指導中に誤って墜落し,頸髄を損傷しました。治療のため9年間に及ぶ病院生活を送りますが,手足の運動機能は回復しません。  星野さんは,動かない手の代わりに口に絵筆を咥え,絵を描き始めました。水彩で四季の草花を描き,これに詩を添えた作品は多くの方から好評を得,画家・詩人としての人生がスタートしました。

奇縁堂だより 30【本の紹介 : 直木賞②】

 昨日から5月に入ったということもあり,スギ花粉もだいぶ少なくなりましたね。花粉症の私に…

書肆 奇縁堂
4か月前
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奇縁堂だより 号外【作家・直木三十五】

  前回の「奇縁堂だより」を更新してからかなりの期間が空いてしまいました。おそらく半年く…

書肆 奇縁堂
5か月前
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奇縁堂だより28【本の紹介:鎌倉】

 今回は「鎌倉」に関係する本を紹介します。 はじめに  先月,鎌倉へ行って参りました。9…

書肆 奇縁堂
10か月前
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奇縁堂だより27【本の紹介:夏の物語・小説編③】

 8月中旬から3回にわたって(絵本編,小説編①,②)続けてきた本の紹介のテーマ「夏の出来事・…

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奇縁堂だより25【本の紹介:夏の物語・小説編①】

8月も下旬になり,子ども達の夏休みが終わりに近づいていますね。 それでも暑い日が続き,夏…

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奇縁堂だより23【本の紹介:京都が舞台の小説②】

 8月に入り,ますます暑くなってきて,まさに「夏本番」といった感じですね。これからも外に…

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奇縁堂だより19【本の紹介,テーマ:書店】

 かつては,書籍・雑誌・新聞などの紙媒体がテレビ・ラジオなどの電波系媒体と並んで文化・情報発信の中心的役割を担っていました。  しかし,パソコンと携帯電話が普及し始めると,文化・情報のデジタル化は一気に進み,ここにスマホが登場したことで紙媒体が一気に衰退する結果となりました(もちろん,これが原因の全てではありませんが)。  この変化自体は自然淘汰とも言えるもので必ずしも悲しむべきとではないと思います。  しかし,紙媒体が好きな私は,どの街にも数軒あった書店や古書店が急激に減