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【コーヒーが冷めないうちに】

見たくて仕方なかったんだけど
逆に期待が上回ってしまって
なんかあんまりだったなぁ

ストーリーの核の部分は
ちょっとありきたりというか
ごめんなさい。

でも個人的には
時空を超える瞬間が
〝溺れる〟演出なのが素敵でした。
無酸素状態へゆったりと落ちる
ある種の覚悟の意味合いと、蒼の色彩感が好きです。

過去を浄化できたら
未来に進める勇気が湧いてくる。

裏を返せば、
前に進めない理由は過去に後悔や執着がこびりついているからだと感じた。
頭で考えないで大切なことは
まずすぐに今、行動に移しなさいよということかな。

【思っている事全部言いなさい
そうすれば後悔する事なんかないんだから】
お母さんのこの言葉が全てですね。

幽霊になってしまったお母さんの読む本は時間に関連するもので細部までの拘りを感じ取りました。

すこし配役の弱さを感じてしまった。
吉田羊のシーンで、
ようやく心がぐらっときたなぁ。
普段結構エキセントリックなものばかりだったから感覚がおかしくなっちゃったのかな


効果音かな、所々の音が少し多くて
若干の惜しさを感じました。

もっと無音で淡白な演出だとストーリーが浮き彫りになるかなって

でもね、
すごく今を生きることに目を向けて行かないとなって思う作品でした。

どんなに
唐突で残酷で無力な過去も噛み締めて、
あとは見えない未来へのアクションを自分の力で起こすしかね、方法はないみたいです。

最後の展開についていけなかった人は
何気にエンドロールまで見ると良いかと思います。

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