発達支援事業所に療育に通うまでの道のり(3)保育園と役所の対応

2歳10ヶ月の息子の様子を見て、私自身は発達障害や言葉の遅れがあったとしても、「心配」してはおらず、ただ事実として保育園の友達に自分の言うことが通じない、保育士さんに通じないこと、他のお友達同士は通じているのになんで?と本人がストレスを感じつつあると思い、口を動かすトレーニングや言葉の練習ができないものか、と考えていました。


という記事の続きです。

2021.5.28
電話相談から2週間後のアポイント。
発達相談センターに本人2歳11ヶ月と出向く。
父母ともに同伴。母子手帳持参。
遊具の沢山ある部屋で、一角の机で親は保育士と面談、子供は言語聴覚士とおもちゃ遊び。
本人は目新しい玩具でとても楽しそう。
様子を聞き取りされる。
癇癪を起こすとかこだわり行動が強いとかありますか?ーないです。
全体的に発達が遅いというなら、身長体重も小さ目だし、身体の成長にともないそのうち発達してくると思っているので、それはそんなに気にしていない。

言語聴覚士より、
「単語の爆発期で、予約時には単語の語尾くらいと言われていたのに、ずいぶん2語文も出てますね!」
と言われる。
私「2語文はもうずいぶん前から、3語文も話すし、コミュニケーションも取れるのに、発音ができないことで友達にも伝わらずにいるんです」
と伝えるが、
言語聴覚士「ゆっくりでも順調な発達の手順ですから、いまは発音の間違いを指摘したりせず、正しい単語を繰り返して耳に届けてくださいね」
と言われる。
それはやっている、と思う。
このデコボコが本人のストレスを生むのではないかと考えているので、レッスンのようなものを受けたい、と希望を伝える。
しかし、言語聴覚士からは
「カードを見せて訓練しても子供は楽しくないじゃないですか、言葉の練習が辛くなってしまうじゃないですか」
と言う。
楽しそうだけど?と疑問符が浮かぶ。言語聴覚士の先生との会話が成り立たない。
言語聴覚士は、カード使おうが他の教材を使おうがなんでもいいが、楽しく単語の発音を学ぶ方法は知らないのだろうか?
文章で会話ができるのに、単語の発音が悪くて通じない、というストレスは想定しないのだろうか?
(外国語を大人が学ぶときと似ている状況ですよね。)

お父様お母様の話しかけ方もいいですし、というようなことを言われた。
発達相談センターは家族を支援することも仕事なので、親の言葉選びが悪ければ、そこはご指摘くださるはずなんです。
会話の仕方、育児の不安やストレスにも相談にのるよ、というスタンス。

話が通じてないな、と感じつつ、こちらの希望を再度はっきり伝えることに。
「レッスンをここやプライベートな施設で受けるにはどうしたらいいですか?」
と聞くと、
「プライベートとは例えばリタリコとかですか?」
と相談員の保育士の口から出た。
こちらでどのようなサポートができるか、今日のことをチームで話し合い、来週電話します、と言われた。
保育園にはセンターに来たことを伝えておいてください、巡回の際、息子に声を掛けて様子を見ますので、とのことだった。


2021.5.29
土曜保育。保育園の連絡ノートに「発達相談センターに言葉の遅れの件で行きました。巡回の際は宜しくお願い致します。」と書いておいた。
お迎えの際、この件、来週もう少し教えてくださいと言われる。


2021.5.31
月曜日、保育園。担任に、
「息子の言ってることがわからないって言いましたよね、だから相談に行きました。
お友達に発音が下手で伝わらないことがあるでしょうし、運動能力もかなりある、コミュニケーションもかなりできる、発音だけが下手すぎるデコボコなので」
と。
発達全体がゆっくりなのは、身体も小さ目だし、気にしないし、心配はしていない。
巡回ってなんですか?と聞かれるが、は?こっちこそ知らないよ、と思う。
発達相談センターが伝えておいてくれと言ったのでそのまま伝えただけで、巡回の仕組みは知りません、と。


2021.6.2
保育園送りの際、担任では物足りないので、園長にも発達相談センターに行った件を伝える。
園長「デコボコに注目されたお母さんはすごいと思いました。
これから3歳児健診で言葉のことなど言われて様子見て、小学校入学前に、まだサ行やタ行が言えず、急に練習しにいきたいなどあわててしまうこともあるんですよ。
3歳など早めに練習した子のほうが、かえて言葉が増えていくこともたくさんありますね。
息子は園長ともコミュニケーション取れるし、でもお友だちに通じず、少し溜めてる部分もあるかなと思います。
今日、ちょうどその言語聴覚士の巡回があるので、話の方でも様子を見てもらって聞いてみます。」

お迎え時、園長より、言語聴覚士さんとしばらく遊んでいました。
私も同じ意見だったのですが、遊びの中で楽しく発音の練習をしたり、間違いを指摘るすのではなく言い換えて、正しい発音を聴かせてあげるなど、やっていこうと思います、と。
朝とは逆のような立場に聞こえる発言。
親の無駄な心配を取り除こう、という態度のようだ。
心配はしてないが、プロと練習する機会をほしい、と願っているだけ。

そして、翌日発達相談センターから電話をいただくが、出られず、2日後の話は次の記事で。

★こどもパソコン教室
http://kidspc.jp

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