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【癌日記52日目】癌摘出手術費用150万円が9万円台⁉高額療養費制度のリアル/卵巣癌・子宮体癌

割引あり

入院手続きをするときにそういえば「手術費用っていくらぐらいなんでしょう?」と聞いたところ、「やってみないと術式の変更などもあるかもしれないのでわからないのです」という答え。


そんなもの⁉ とは思ったものの、高額療養費制度の申請を事前にしているから、その範囲なんだろうなというぐらいの軽い気持ちで「そうなんですね」と答えた。

実際には、私の11日間の癌手術入院の医療費は高額療養費が適応されて150万円超の金額が9万円台になった。

以前利用したときには、一旦支払いをして後から返金を受ける仕組みだったけれど、運用が変わったようで事前申請しておくと規定金額以上は支払いをしなくていい仕組みになっているとのことだった。

高額療養費制度とは? 厚生労働省のページより

高額医療費制度とは、日本生命とかライフネット生命などの生命保険会社の保険ではなく、国の健康保険制度だ。

【厚生労働省の高額療養費制度の説明】
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。

高額療養費制度の申請(厚生労働省)
高額療養費制度の申請(厚生労働省)

高額に医療費がかかりそうなときに、支払い上限を年齢や収入に合わせて国があらかじめ決めてくれているので、どんなにかかってもこれ以上はかからないということが明確にわかって精神安定上とてもよい。

これまでも出産時に切迫早産で1カ月間入院したときや、出産直後に子供がNICUに入ったとき、私が腕の腱を切って手術をしたときにも適応された。

特に切迫早産で1カ月入院したときには、1カ月も入院したら入院費用がいくらになってしまうのだろう? という不安に駆られたけれど、かなりの金額が健康保険で賄われた。

【経済評論家山崎元さんの高額療養費】40日間の手術入院の医療費75万円

経済評論家で知られる山崎元さんの「がんになってわかったお金と人生の本質」を読むと、抗がん剤治療の2回入院と手術入院13日間の合計3回40日間の入院でかかった費用は以下のようだった。

  • 直接支払った医療費 約235万円

  • 個室料 約160万円

さすがの山崎さん。個室料は1日約4万円のため個室料金が約160万円と高額になっている。ちなみに相部屋の場合は1日約7,000円だそう。

合計3回40日間の入院に高額療養費制度が適応されると、医療費自体は約75万円(約235万円ー約160万円=約75万円)。高額ではあるけれど、高額療養費制度の補填の大きさは想像できる。

山崎さんほどの年収であっても、40日間の入院手術代が約75万円ということがあらかじめわかっている

しかもサラリーマンであれば、会社が所属する健康保険組合の規定で補填が追加で行われることも多く、山崎さんの会社の所属する健康保険組合の場合は「1回に2万円を超える保険診療の医療費支払いは、2万円との差額が給付される制度」があったというTIPSも紹介されていた。

私も高額療養費制度についてはしっていたものの、会社の制度についてはあまり意識的ではなかったので、早速調べてみようとおもう。

上記の山崎さんの医療費については以下の山崎さんの渾身のお金についての書籍の「第2章がん保険はやっぱり要らなかった」に詳しく書かれていて、とても参考になった。

【私の高額療養費】11日間の手術入院の医療費150万円超→9万円台 


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