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2021年3月31日。新卒で入社した会社を1年で退職しました。

2021年3月31日、自分の中で大きな変化がありました。
『新卒で入社した会社を、わずか1年で退職。』

決意したのはおよそ1ヶ月前の2月半ば頃。
自分は、激務かつ薄給で有名な業界に身を置いていました。
なぜわざわざそんなところに?と問われると、”憧れ”が強かったからかもしれません。

大学3年生から始めた就職活動の軸は、「自分が楽しいと思える仕事」かつ「人の心を動かす仕事」でした。
自分にとって楽しいこと=本や漫画を読んだりアニメや映画を観たり、イベントに参加したり、、
要するに、”エンタメ”と呼ばれる類のものが大好きでした。
働くなら、絶対にエンタメ業界がいい。
その決心は揺らぐことなく、エンタメっぽい会社はとりあえず片っ端から受けていました。

しかし、この業界は狭き道。特に大手となると応募者多数な上に採用人数は一握り。
「それでも諦めてたまるか」という謎のアツい精神で出版社、映画配給会社、広告代理店を受けまくっていました。

とにかく、落ちて、落ちて、落ちまくった就活時代。
周囲が続々と決まっていく中、一社も内定のない自分を惨めに思い、毎日泣いていた記憶があります。
(ここでの就活奮闘期間は数々のドラマ?があったので別の機会でまとめようと思います)

そして、大学4年生の9月という、平均的な就活生と比べると遅すぎる時期にやっと内定が出たのが、入社後1年で辞めることになる、今の会社です。(と言っても、もう辞めましたが)

給料は新卒の平均額より低く、残業代は出ない裁量労働制。
という風に条件は良くなかったものの、”やっと手に入れた”内定と、一応念願のエンタメ業界に入れるという喜びで入社を決意。

大学4年の残りの半年間はとにかく遊びまくりました。

そして2020年4月、入社。
働いていくうちに、会社の働き方の実態が明らかになります。
コロナの影響もあり、ほぼ在宅でしたので、実際に通勤し始めたのが5月。
新卒は(一応)18時には帰してもらえますが、多くの先輩たちは当たり前のように残業していました。
次の日出勤すると、普通に21時や22時にメールが届いていて、恐ろしかったのを今でもよく覚えています。

そして、日が経つにつれて任せられる量が段々増えていき、やがて自分も残業しなければその日の仕事が終わらない身となりました。
残業代も出ないのに、なぜこんなに働かされるのだろう。
今日の仕事を時給換算したら、アルバイトの方が稼げるのではないか。
ずっとそんなことを考えて過ごしていました。

仕事内容は、主に資料作成やスケジュール管理。
言われたことを言われた通りに作業するのが絶対で、内容にミスや不備があったり、確認できていないことがあると、ものすごく怒られました。
「これは許し難いミス」「嘘つかないで」「こんなミスするなんて、私の話を無視したってこと?」「迷惑だということを忘れないでください」

仕事自体は嫌いではありませんでしたが、正直、この仕事は自分じゃなくてもできると思い始めるようになりました。
加えて先輩の口調は日を増すごとに厳しくなる一方で、「会社」という空間に行きたくなくなっていました。

平日は毎日遅くまで働き、その分土日はたくさん寝て、起きるとひたすら仕事の愚痴を吐いてあっという間に過ぎる。
その繰り返しが嫌になり、10月くらいから辞めたいと思い始めるようになりました。

毎日疲れ切った様子で帰り、愚痴りながら泣く娘の姿を見て、両親は心配するようになり、
自分自身も、同じような生活があと数年も続くと思うと、これからの人生が絶望的でした。

辞めると強く決心したのは、決定的な何かがあったとかではなくて、
自分の仕事のやり方に不満があった先輩の、「それってあなたが仕事をラクしたいだけじゃないの」という発言を受けてから。

心の何かがぷつん、と切れて、もうこの先どうなってもいいから、とりあえずこの職場から離れようと思いました。

辞めたいと思ってから5ヶ月が経っていて、これからもこの気持ちは変わらなそうだし、何より自分の精神や体力がすり減っていくのが怖かった。
好きなことをしている瞬間も、仕事のことが蘇り、純粋に楽しめなくなっている心が辛かった。
そして20代の貴重な時間。仕事を辞めたいと思いながらダラダラ過ごすなんてもったいない!

一度決めたからには本気で動こうと、次の日から早速上司に辞めますと伝え、あっという間に手続きが為されていきました。

そして、昨日2021年3月31日、最終出勤日を迎え、たった1年の会社員生活は一先ず幕を閉じました。
1年しか働かなかったけど、社会人として色んなことを吸収できた日々だったと思います。

さて、これから何をするか。
正直、全く未定です。

ただ、今、心から続けたいと思っているのは、「自分の言葉で気持ちを発信する」こと。
これまで、自分は”言葉”で元気をもらってきました。特に社会人になってから、新聞や本、テレビやラジオなど多くの言葉で励まされ、何とか踏ん張ってこれました。
いつか、自分の言葉が誰かの支えになりますように。これが今の目標です。

そのために、一先ず今の目標は「noteを毎日更新すること」
できなかったとしても、できなかった自分にクヨクヨせず、次の日からまた頑張ること。

社会人2年目、これからどんな人生になっていくかは未定だけど、
だからこそ、どうにでもなれるんじゃないかな。

人生、なんとか頑張っていくぞ。

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