きだみ

着物のことなら少しひとより知ってる、かもしれない。 着物を着る人が増えたらと思うし、な…

きだみ

着物のことなら少しひとより知ってる、かもしれない。 着物を着る人が増えたらと思うし、なによりきものに携わる職人を大事にしたい 着付け/着物コーディネート/お手入れ クリーニング師なんて資格もってたり。

最近の記事

着付けって難しい(胸・肩の補正)

最近人に他装着付け(ひとに着せること)を教える機会があり、自分の着付けをよく見直してます。 むずかしいなぁぁ。いつもいつも、悩みはつきません。 ・着ている人が楽であること ・着ている人が満足できること この2点を1番の信念に。 あとは ・補正をしすぎない ・道具を選ばない ・着用シーンを考える ・着る人の背景を考える 前者2点は着付け側の問題で後者2点はお客様に寄った問題かなと。 ここがよくよく考えるし悩むところです。 考え方はその時々で変化しています。 例えば

    • アンティーク着物の紅い裏地

      私はもっぱら着物は祖母・母のお下がりor知人からのお下がりor 自分で購入の3ルート。 割合的には8:1.9:0.1ぐらいかも というのも、アンティーク着物や中古販売のものに若干の苦手意識があるからかな そもそも中古で手にしようと思ったら私にあったサイズがない! 気に入ったもので、状態もよくて、サイズも合うものなんてそうそう巡り合わない〜 中古のものにお金をかけてメンテナンスするのであれば、今手持ちのものにお金をかけたいという心情。 そんなわたしがつい最近アンティークの着

      • きものは動きにくい?

        よく、着物着たいけど着物は動きにくいからこういうシーンでは着れないという話を聞きます。 へ〜そうなの? 動きにくいから着ないではなく 動ける動きをしたらいいのでは? その動きに美しさ、品、知性が現れるんじゃないかと思いますよ。 とはいえ私は着物で走るし、車運転するし 水仕事も力仕事もしますよ。 私に品や知性を感じるのかはさておき(笑) 確かに水仕事など洋服より少し配慮が必要になります。 でも配慮した動きって美しいですよ。 無作法に遠慮無い動きってガサツでちょっと残念

        • 私の着物を子どもに着て欲しい!

          桜が見頃の時期ですね。 桜の中で七五三記念のロケ撮影をしてきました。 桜っていつ咲くかな、天気は崩れないかなって毎度心配なんですよね。 今回は色んな事情でリスケを繰り返しながら最終的にはベストなタイミングで撮影ができました! おばあちゃんの振袖。お母さんは思春期で「この振袖は嫌っ」と着なかったらしいです。 でもずっと眠らせておくのは勿体ない。孫に着せれるように、と仕立て直したお着物です^^ 帯も振袖の帯を子どもがしめれるように少しだけ短く細く仕立て直してます。 あの時親

        着付けって難しい(胸・肩の補正)

          着物を着るのは非日常?日常?

          着物をはじめたばかりだと着物を《着る》ことが楽しいんだと思います。 私も経験ありますよ。 住んでいる土地の、何度も遊びに行ったことのある観光地に友人と着物を着ていく。 それだけでいつもよりソワソワして気合を入れてちょっと緊張もしながらうんと楽しい気持ちになりました。 着物を着る気持ちってトクベツ。 周りからの視線もトクベツ。 非日常的になるエッセンスですね。 非日常って楽しいの。 着物をよく着るようになって、目も肥えてきて、 そうするとただ着るだけじゃ満足できな

          着物を着るのは非日常?日常?

          きものから祖母を知る。

          「はじめまして」と書き出すのがどうにも恥ずかしくて、もやもやとしながらnote書き出してみます。 着物を毎日着て生活している者です(笑) 私の着ている着物はほとんど祖母の着物です。 着道楽で買い物好きだった祖母。かつての自宅の2階は着物ルームになっていてぐる〜っと部屋を囲う様に壁にタンスが どどど〜ん っとあって、部屋の真ん中も背中あわせにタンスを4竿?ぐらい置いてあるようなお家。 (1階にも着物あり) いいものをとにかく買うことが好きだった人 …だと母から聞きます(笑)

          きものから祖母を知る。