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着物を着るのは非日常?日常?

着物をはじめたばかりだと着物を《着る》ことが楽しいんだと思います。

私も経験ありますよ。

住んでいる土地の、何度も遊びに行ったことのある観光地に友人と着物を着ていく。
それだけでいつもよりソワソワして気合を入れてちょっと緊張もしながらうんと楽しい気持ちになりました。

着物を着る気持ちってトクベツ。

周りからの視線もトクベツ。

非日常的になるエッセンスですね。
非日常って楽しいの。

着物をよく着るようになって、目も肥えてきて、

そうするとただ着るだけじゃ満足できなくなる。
私は着物好きが奏して呉服屋に勤めたりしましたが
そこのお客さんはそんな人が多いですね。私も関心させられるぐらい皆さんよく着物を着なれていらっしゃる。

ただ《着る》だけでお洒落をしているトクベツ感があったけど
今はもう着るものに《こだわって》こそのお洒落でトクベツ。
私だけの着こなしっていうのが自然と滲み出てる。

みんな洋服ってそうでしょ?

いつもの通勤服でワクワクする人ってなかなかいないんじゃない?
(いつでも手を抜かずお洒落を楽しんでる上級者さんは別ですね)
友達と、恋人とご飯に行くからお気に入りのワンピースを着よう!とか
好きなアイドルのライブにそのアイドルのグッズのTシャツ着て行く!とか

着物もそれとおんなじなんですよ〜。

着れば着るほどお洒落がしたくなってより日常に着物が近くなってきます。

非日常が日常になってくるって素敵。
日常の範囲が広くなるって以前よりその人の心の豊かさ・懐の深さがふかくなるのと比例してることだと思うのです。

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