きものから祖母を知る。

「はじめまして」と書き出すのがどうにも恥ずかしくて、もやもやとしながらnote書き出してみます。
着物を毎日着て生活している者です（笑）

私の着ている着物はほとんど祖母の着物です。
着道楽で買い物好きだった祖母。かつての自宅の２階は着物ルームになっていてぐる〜っと部屋を囲う様に壁にタンスが どどど〜ん っとあって、部屋の真ん中も背中あわせにタンスを4竿？ぐらい置いてあるようなお家。
（１階にも着物あり）
いいものをとにかく買うことが好きだった人

…だと母から聞きます（笑）
タイトルからちょっと読み取れるかもしれないですが、私はほぼ祖母をしりません。
幼いころの記憶に口紅の赤と指に嵌まっている大きな石の指輪が印象的だったとおぼろげに思い出されるぐらい。

祖母が他界して10年以上たち、今やっと着物を受け継いで着ている日々。
着物をみているとその傾向から祖母の趣味や性格が見て取れます。

あ〜〜！今の私だったら着物談義で祖母と盛り上がれたかもしれないのに！
「母さんは好きじゃないのかもしれないけどばばちゃんいい趣味してるよね〜！」
「なるほど今は紅型とか花織に嵌まってるのね。」
「紬と小紋はいっぱいあるから、そろそろやわらかものが欲しいな〜！」

な〜んて、
母から難しい人だと聞かされていたけど、そんな会話ができたかもしれない（笑）
より私の着物生活が楽しいものだったかもしれないし、
むしろ趣味が反発して喧嘩したかもしれない（笑）
妄想でしかないけど記憶のなかの祖母と仲良くなれたのは着物のおかげ。

着物まわりで面白い話ができたらいいなと思ってますが、ぼつぼつ自分にプレッシャーかけすぎないようにやっていきたいと思います。
興味があればお付き合いいただけるとうれしいです。