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着付けって難しい(胸・肩の補正)

最近人に他装着付け(ひとに着せること)を教える機会があり、自分の着付けをよく見直してます。

むずかしいなぁぁ。いつもいつも、悩みはつきません。

・着ている人が楽であること
・着ている人が満足できること

この2点を1番の信念に。
あとは

・補正をしすぎない
・道具を選ばない
・着用シーンを考える
・着る人の背景を考える

前者2点は着付け側の問題で後者2点はお客様に寄った問題かなと。
ここがよくよく考えるし悩むところです。
考え方はその時々で変化しています。

例えば
着付けを始めたばかりの時は補正はしないといけない!と思っていたけど、
補正なしで型にはまった着姿じゃないその人らしい着姿を求めたときもあったし、
人によっては補正がある方が着ているのが楽な場合があることに気付いたり、
成人式の振袖と、訪問着では補正一つとっても考え方が違うかなとか。

そしてそれにのっとって技術が必要になってくると言う…わぁぁ
最近再び補正について悩んでいるところです。うぅん

総絞りの振袖

私は絞りの着物の着付けが好きです。
絞りの雰囲気が好きなのもあるけど
補正控えめで綺麗に見えるのが好き^^

例えば振袖は胸・肩にどれぐらい補正する?

私は「できるだけ補正を少なくしたい」と考えています。
私は胸(デコルテ)の補正はその子の鎖骨の中心・肩(巻き肩/猫背)・バストサイズを見てどうするかその場で決めます。
振袖であっても胸に補正しないこともあるし、入れることもあるし、と言う感じ。
シワが出ないように完璧に胸の補正されている着付けは若々しくて着物も綺麗に見えて美しいんだけど「つくり物感」がある気がして私はもう少し「抜け」を意識しています。
だ・け・ど衿合わせは着崩れたらいけないのは厳守!

でも人に着付けを教えるにあたってこの考えが絶対ではないからなぁと悩んでいます。
補正する技術をつけた上で抜くほうがいいのか、私の考えに共感してくれているから私のやり方を教えるのか。
どちらにせよ本当は教えてもらったあと着付け師本人がどうしていくかが大事だとは思うのですが(苦笑)

すでに着付けの技術を持たれている方には「わたしなら」ということで私のやり方をお伝えしますよ^^


私は文章やコミュニケーションでのアウトプットが苦手なんだけど、noteでその練習と考えの整理ができて役立ってます〜
また今後も着付けのことぼつぼつ書き出そうとおもいます。

皆様の着付けに対する考えもお伺いしたいです。

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