「数字」を上手に活用して、伝えたいことを伝えよう
こんにちは。Kid.iAです。
昨夜、3歳の息子が普段は寝ている時間になっても「眠くない!」というので、お絵描きで遊ばせながら自分は他の作業をしていたのですが気がつくとリビングから「消えていた」息子。
ふと寝室の扉を見たら少し開いていたので中を覗いてみたら、いつの間にか自らベッドに向かい一人で横たわって眠っていました(普段は絶対に親と一緒じゃないと寝ません)。
当然遅い時間帯だったこともありますが、そんな場面一つひとつに我が子の成長を感じてしまいます。
さて、毎回情報を軸とした問いを立て考えたことを書いている本note「Toi Box」ですが、今回の問いは「伝えたいことを上手く伝えるために工夫できることは何があるか?」です。
それこそ答えは状況に応じて沢山あると思いますが、今回は私なりに考えた「『数字』を上手に活用して、伝えたいことを伝える方法」について書いていけたらと思います。
数字を扱う上での「2つの視点」
以下過去のnote投稿で、もし人に何かを上手く伝えたいと思うことがあったとして、私たちに使うことが許された手段というものは大きく分けて『言葉』と『絵』と『数字』の3つしかない、という話を書きました。
今回はその中の「数字」に焦点を当て、それを工夫することで何かしらの「伝えたい事実」をより上手く伝えられるようにできるのではと考えています。
早速結論になりますが、情報伝達において数字を扱う上では以下2つが大切な視点になると考えます。
一つ目は、大き過ぎる数字を理解しやすいようになるべく「小さな数字に置き換える」ことです。
数字は便利な表現である一方で、その数が大き過ぎると事実をシンプルに受け取れなくなることがあるからです。
そして二つ目は、自分に関連したもの、つまり「身近なものに置き換える」ことです。
情報を扱う上で人が持つ性質として挙げられることに「人はすでに理解しているものに関連したものだけしか学ぶこと(記憶すること)ができない」という性質があります。
つまり、自分が経験したことのない(ないしは全く興味のない)何かしらの「事実」を聴いただけではまったく意味を持たない(覚えることもできない)ということです。
「月は遠い」という事実を伝えるには?
例えば、「月は遠い」という事実を分かりやすく伝えたい場合はどうすればいいでしょうか。
地球から月までの距離は約38万kmあるのですがなんかこれだと数字が大きすぎて頭に入ってこなくないですか?
そこで上述した二つの内の一つ「小さな数字に置き換える」ことを試してみます。
実際にどうするかというと「距離」という”大きな数字”を、「日数」という”小さな数字”に置き換えてみます。
例えば月まで乗り物に乗って行くのにどのくらいの日数がかかるかを考えます。
アポロ宇宙船に月面着陸まで2~4日かかったと言われています。ここでは約3日としましょう。
どうでしょうか?
「380,000km」だと分かりにくい情報が、「ロケットで3日」だと一気に分かりやすくなったと感じませんか?
併せて、二つ目の「身近なものに置き換える」という方法も組み合わせて、私たちの生活により身近な乗り物で考えてみます。
飛行機なら時速900km、新幹線なら時速300kmとして試算するとすれば、それぞれ18日、53日程の日数で着く距離と置き換えることができます。
こうすると一気に「月の遠さ」という事実(情報)を分かりやすく受け取ることができます。
月の土地の値段っていくら?
ここからは完全に余談なりますが月関連でもう一つ。
月の土地が販売されている(調べてみると色々「ややこしい」ですが…)ことはご存知の方も多いと思うのですが、その販売単位はご存知でしょうか?
実は1エーカーあたり2700円とかで販売されています。
ここで、
「1エーカーって、どのくらいの広さやねん!!」
っていうツッコミが聞こえてきますが、これもより「身近なものに置き換える」という方法で一気に理解が進みます。
例えば1エーカーは約1200坪と置き換えられます。1200坪、これでもまだ「分かりにくい」ですよね。
ただこの1200坪をより身近なものとしてある「サッカーコート程の大きさ」と表現したらいかがでしょうか?
サッカーをしている私からすれば(実際にしていない方でも)もの凄くイメージしやすい情報に変わります。
まとめ
最後にまとめとして、もう一度「2つの視点」を書いておきます。
大きな数字は「小さな数字」に置き換える。
身近でない数字は「身近なもの」に置き換える。
分かりにくい数字や情報が出てきた際は是非試してもらえると嬉しいです。
今回も、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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