私たちの身近にある「エネルギー」って何?
こんにちは。Kid.iAです。
今日は久しぶりのnote投稿となります。
と言うのも、つい先日までnoteを始めてから56日間連続毎日投稿を続けていたのですが、先週「胃腸炎」にかかり体調を崩してしまったこともありとても残念ではあったのですが連続投稿を断念せざるを得なくなりました。
その期間は高熱で頭がまったく働かず・・・、何も書こうという気持ちになれませんでした。
改めて体調管理の大切さを身に染みた一週間です。
さて、毎回情報を軸とした問いを立て考えたことを書いている本note「Toi Box」ですが、今回の問いは「私たちの身近にある『エネルギー』って何?」です。
普段私たちのごく身近にあるものの、ある意味在るのが当たり前過ぎてあまり深く考えることのないであろう「エネルギー」というもの。
一方で、ここ近年はSDGsやESGの注目度がどんどん増してきていることもあり、それに併せて環境の観点からエネルギーについて考えることは必要不可欠な気がします。
地球上からエネルギーを産み出し日々の生活に活用している人間の一人として、少しでもエネルギーについて考ることができればと思いました。
今回は最新の「総合エネルギー統計」などのデータも調べつつ、私なりに以下の構成で書いていければと思います。
1. エネルギーは「どこから」生まれる?
まず、エネルギーと呼ばれるものは一体どこから(何から)生まれているのでしょうか?
エネルギーはその源(みなもと)として、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料、水力・太陽光線・風力などの再生可能エネルギー、そして原子力などが存在し、それらはまとめて「一次エネルギー」と呼ばれています。
そのうち8割以上を化石燃料が占め、水力や太陽光線、風力などの再生可能エネルギーのシェアはまだまだ僅かな規模ということがグラフからも見て取れます。
(これは日本のデータですが世界の大半の国においても化石燃料の割合が圧倒的に高い)
2. エネルギーは「そのまま」では使えない?
あれ?
でも日々の生活において化石燃料なんて使っている実感ないですよね?
そうです。発掘した化石燃料は「そのままでは使えない」んです。
燃料に「精製」したり、電力に「変換」する必要があります。
そのように私たちが日常で使用できるよう変換されたエネルギーが「二次エネルギー」と呼ばれるものです。
私たちの身近にある「電気」や「都市ガス」などが二次エネルギーにあたり、(一次)エネルギーの利用手段の一つといえます。
例えば、電気エネルギーの変換に関しては8割以上は「火力発電」で作れており、その発電用の燃料は天然ガスや石炭の化石燃料が中心になっています。
2000年代には3割を超えていた「原子力」は福島の事故があった2011年以降は一度0%を経て現在も低シェアを維持していることがわかります。
3. エネルギーは「どのように」消費される?
次に、二次エネルギー等に変換されたエネルギーが私たち消費者に最終的に「どのように消費されているのか」を調べました。
それが「最終エネルギー消費」と呼ばれているものです。
グラフを見ると、その製造に大量の一次エネルギーが投入される「電気エネルギー」の最終的な消費は26%です。
これはエネルギーの一つの大きな特徴なのですが、一次から二次エネルギ-への変換プロセス時に「エネルギーが消失してしまう」ことが原因として挙げれられます。
どれくらい消失するかというと、燃料と電力平均でおよそ3割ほど消失しまい、その大半の消失は電力によるものです(電気エネルギーはかなり「効率が悪い」んですね!)。
つまり、この消失を抑えることがエネルギーの有効利用・効率化に繋がり、環境問題にも貢献することになります。
他にも石油は「自動車」や「洋服等の科学原料」として使用され(その割合は6割超)、石炭は「鉄鋼」、天然ガスは「都市ガス」として使用されます。
また先にも書いた通り、それらの大半が「電気エネルギー」に変換され「動力や照明」などに使用されます。
そして電気エネルギー等は「家庭内」だけで使用されるエネルギーではありません。家庭以上に「企業」でも使用されるわけです。
以下ではこうした最終エネルギー消費が「どこで」消費されているのかという別の視点で見てみます。
「企業・事業所他」が全体の約6割を占めていることから、エネルギーの半分以上は「企業」で使用されているということがわかります。
トップシェアは44%の「製造業」、つまり全エネルギー消費のおよそ半分は「モノを作るため」に使われているということです。
そして、そのモノの「輸送」に26%(約4分の1)が使われているということは、「モノを作って運ぶ」だけで全エネルギーのおよそ3分の2に達します。
対して家電機器や照明の使用、冷暖房や給湯等、我々の生活に直結する「家庭内でのエネルギー消費」は全体のわずか1割強しかありません。
まとめ
こうしたエネルギーに関する基本的な情報(数値含む)を少しでも理解しておけば、環境問題の観点から例えばどのような取り組みがCO2削減に効果的なのかなどを考えることもできます。
また現時点ではシェアは少ないですが、「環境にやさしい」再生可能エネルギーに対してや圧倒的シェアの化石燃料の効率的な使い方に対して考えを深めていくこともできます。
私たちの現在の「便利な生活」を支えているエネルギーは何なのか、再生可能エネルギーでそれらを支えるためにはどのようなエネルギーがどのようなバランスで必要なのか等、専門家レベルでなくても考えられることは沢山あります。
今回の投稿が私たちの身近な「エネルギー」について考えるキッカケや参考に少しでもしてもらえると、本noteの創作者として嬉しいです。
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今後の創作の活力になります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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