ビジネスがうまくいっている経営者には性格に特徴がある
会計事務所で15年以上働いてきました。
その中で気づいたことは、ビジネスが上手くいっている経営者の人は、意外に穏やかな人が多いということ。
怒鳴り散らすパワー系経営者はもう古い!?
儲かっている会社の経営者って、どんな印象ですか?
会計事務所に入る前は、ワンマンで怒りの沸点が低いパワー系という印象を私は持っていました。
でも、実際に会計事務所に入って、たくさんの経営者と話をするうちに気が付きました。
儲かっている会社の経営者ほど、落ち着いていて穏やかな人が多いということに。
穏やかな性格の方が経営がうまくいく理由
上手くいっている経営者の人に穏やかな人が多いのは、感情の扱い方を知っているからだと思います。
会社の経営をしていると、失敗して落ち込むことや、事業の先が見えなくて不安になること、思った通りに事業が進まなくて怒りを感じることがあります。
そんな中でも、経営者は決断をしていかなければなりません。
会社が上手くいっている経営者の人は、自分の怒りや不安や恐怖を感じていても、その感情とうまく付き合う方法を知っています。
だから、常に冷静に会社の未来にとってプラスになることを決断することができます。
その結果、商売がうまくいくのです。
経営がうまくいかない経営者の性格的な特徴
経営がうまくいかない経営者は、自分の感情のコントロールができません。
怒りのままに従業員や取引先を怒鳴りつけたり、不安だからと返済可能性を考えずに借り入れを起こしたりと、自分の感情を優先して経営の判断をします。
バブル期のように業績が右肩上がりで、求人を出せば人が集まり、取引先もより取り見取りの時代は、それで良かったのかもしれません。
けれども、昨今、中小企業では求人を出しても人が集まらず、経営状況も良くて横ばい、そんな状況で自分の感情だけで経営判断を行えば、どうなるかなんて火を見るよりも明らかです。
そして、感情のコントロールができない経営者は、自分の会社の経営がうまくいっていないとしても、その現実を受け入れたり、状況を改善することができません。
なぜなら、事業がうまくいかない現実を受け入れることは、自分の経営判断が間違ってたことを受け入れることであり、そのためには無力感や屈辱感を受け入れることが必要になるからです。
しかし、自分の感情のコントロールができない経営者には、無力感や屈辱感と言った感情を受け入れることは耐えられません。
なぜなら、そんな強い感情を扱えるほど、感情の扱いに慣れていないからです。
現状を受け入れいることができなければ、当然に改善ができません。
その結果、事業がうまくいかない方法を繰り返すことになるため、経営が傾くのです。
おわりに
感情は行動するときの大きな力になります。
だから、感情が悪いというわけではないのです。
でも、持続的にビジネスを行っていこうとすると、自分の感情を扱えるようになることが必須だと、改めて思いました。
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