ビジネスがうまくいっている経営者が人間ドッグを受ける理由
ビジネスがうまくいっている経営者の人は、年に1回人間ドッグを受けている人ばかりでした。
経営者ともなれば、報酬も多いし、会社の経費で落としている場合は、自分の懐が痛まないからじゃないの?
と、思うかもしれません。
確かにそういう側面もあります。
でも、一番の理由は、自分の体調を整えておくことが、会社の経営に大事なことを良く知っているからです。
会社の中でも、特に中小企業は、人事や資金繰り、ビジネスの方向性など、重要な決断をするときに、経営者が一人で考えて、一人で決断をする場面が、たくさんあります。
それは、中小企業の場合は、人材が多くないことから、大企業のように社内にブレインを抱えてたり、外部のコンサルティングを雇ったりすることは、資金的に厳しい場合が多いからです。
良い決断をするためには、正しい情報をきちんとした考え方、そして何より健全な身体が必要です。
例えば、虫歯で痛くてたまらないときに、5年先の会社のことを考えられますか?
胆石で七転八倒の苦しみを感じているときに、会社の人事のことなんて考えられますか?
普通の人は不可能です。
もちろん、自分の気力で、痛みも押し殺して、クリアな判断ができる、という人もいます。
でも、普通の人は不可能です。
痛みがあれば、思考が鈍るし、苦しみがあれば、目が曇るのです。
ビジネスがうまくいっている経営者は、そのことをよく自覚しています。
そして、自分が経営判断を誤れば、会社があっという間に傾くことも、よく自しています。
だから、人間ドッグに行って、自分の健康の状態をチェックし、病気の原因は早めに取り除くのです。
そうすることが、会社で利益を出していくためには必要だと、よくわかっているのです。
誰にとっても身体は仕事をする上での資本です。
日本では、身体にムチ打って、我武者羅に頑張ることが素晴らしい、そんな風潮がありますが、それは間違いです。
健全なビジネスを行うためには、まずは健全なに身体がなくては、始まりません。
商売の資本の最も基礎は、自分の身体なのですから。
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