![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79317239/rectangle_large_type_2_d1c8223c63de383c1866461d89b1d47d.jpeg?width=800)
2022年国際コーチ会議参加しました。めちゃくちゃ刺激的。学ぶことの楽しさを毎回感じています!
5月23日から25日までの3日間、国際コーチ会議に参加してきました!こちらの会議(カンファレンス)は基本毎年夏に行われるんですが、コロナ禍で2年連続中止だったので3年ぶりの開催となります。
毎回開催都市が違うのですが、今回は僕が暮らすフライブルクというこれ以上ない立地。 詳細内容はフッスバルラボやWEB講習会ででアップしていきたいと思っています。
こちらではカンファレンス参加中にツイッターでつぶやいてきたことにちょこちょこっと説明書き加えたのをまとめておきます!
国際コーチ会議スタート。
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 23, 2022
早速刺激的な話を聞けて楽しんでいます。
「指導者が100%満足したトレーニングは得てして選手サイドは100%納得した満足なものではない」
まさに! pic.twitter.com/JJbDKOPXnN
指導者的な視点でのいいトレーニングは、子どもたちや選手が求めている要素が含まれていなかったり、彼らがポイントを理解しないままトレーニングをして不完全燃焼だったり、何も選手サイドに持ち帰るものがなかったり、みたいなことがよくありますよ、ということです。
U21ドイツ代表コーチのニジェコフスキ「Aというトレーニングで指摘されたけど、Bというトレーニングでは指摘されないことを選手はどこまで大事なこととして持ち帰るだろうか」
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 23, 2022
本質が大事ってみなさんいうけど、何が本質かを本当の意味で理解しているかどうかが決定的な要素となりますね。
トレーニングに応じて強調して取り組むべきポイントと、どんなトレーニングでも普遍的に大事に取り組まなきゃいけない原則との違いは正しく伝えないと意味がなくなってしまいますよね。
トレーニングでやったことがゲームに全く還元されない、できようにもないようなトレーニングだったらそれこそ本末転倒に...。
こっちの指導者のトレーニングを見て思うのは、みんな説明や喋りがうまい。伝えるべきことがまとまっているのだな。声のトーンとスピードも聞きやすい。指導者ってどうしてもしゃべりすぎじゃうから、それを自覚したうえでよどみなく必要なポイントだけを的確にしゃべりすぎずに伝えようするかが大事。
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 23, 2022
指導者って何かを伝えるときにスムーズに言葉を引き出せるかってものすごく大事で、重要なところで噛んだり言いよどんだりするっていうのは、できるだけ避けたいところ。あと同じことばかりを言うのも選手が「またか」という感じになるので、内容的には同じだけど表現やトーンや伝え方に少しでも変化をつける必要性があるときも多々。
その上で大事なのは指導者は《指導者の言葉》でしゃべりがち。
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 23, 2022
淀みなく話せていても《選手の言葉》とは違うから、実は意図が伝わってないなんてことがすぐに起こってしまう。
だからそうした確認作業も含めて、お互いのコミュニケーションってすげぇ大事‼️ https://t.co/5OdhGl7thE
戦術用語とかもそうだけど、指導者としてある程度理解できている表現や構文って、選手の頭にはストレートに入ってこない。年代に応じても彼らがわかりやすい、消化しやすい言葉というのは全然違う。一方で言ってすぐわかる表現ばかりを使うことで、選手が「どういうこと?」と考えないことにもなるので、あえて小難しかったり、ふわっとしたニュアンスで伝えたほうがいいこともよくありますね。
国際コーチ会議2日目がスタート。
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 24, 2022
最初の講義は「タレント育成に関するFIFAからの新しい観点」というテーマ。
「どの協会もタレントのポテンシャルを引き出せるようになってほしい」アーセン・ベンゲル
U17~U19,オリンピックだと、いろんな国がまだ入賞、優勝することができるのに、ワールドカップになると結局ベスト4以上に残るのは南米勢か欧州勢。FIFAとしてはそれ以外の国々でも選手の才能をもっと引き出せるような環境ややり方を模索してほしいといろいろやっているとのこと。
国際コーチ会議2日目夜は毎回恒例の指導者同士の懇親会。ビール、ワイン片手にサッカー談義で盛り上がる。
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 24, 2022
この時間が楽しい。
たくさんの旧友から、エンゲルスさん、ブッフバルトさんとも談笑してきました😊 pic.twitter.com/s12LfcWHnh
昔、ライセンス講習会で同期だった旧友にも会えたし、前所属していたクラブで仲の良かった指導者にも会えたし、この10年間ずっとカンファレンスであって、交流をしてきた人たちにも会えたし、SCフライブルクのユースダイレクターとも久しぶりにディスカッションできたし。こういう機会は本当に貴重で、自分の頭の中と心の中がリフレッシュしていくなぁって感じました。
SCフライブルク育成チーフのシュバイツァーの話が良かった。
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 25, 2022
「育成年代でもスカウティングで探そうとする年齢がどんどん下がってきている傾向がある。極めて危険で間違っている」
会場から大拍手。
そんな簡単に誰がプロになる資質があるかなんてわからないのですよ。
正しい育成の大切さ。 pic.twitter.com/at5dMxMWFQ
例えば若い選手がお金を要求する。SCフライブルクは「それは間違った選手」と評価して、獲得に動いたりはしないという。「成長したい選手」を獲得すると明言。それをやり通してきたからこその説得力。
3日間の国際コーチ会議が終了。
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 25, 2022
プロクラブで指導者しているわけではないので、新しい刺激と見解と解釈をもらえる貴重な機会。
知らないことってたくさんあるなぁ。
知らないことを学べることって素敵だなぁ。
今年は夏にまたあるのでそこまでにしっかり整理しないとですね😊
次はドルトムント。 pic.twitter.com/8pEv7xpvzb
2年間、開催がなかったので今年は2回開催です。7月にドルトムントで次回があるので、そちらにも行ってきます。それが終わったら日本一時帰国。
日本での報告会を企画する予定です!
欧州様々な協会がこうしたカンファレンスをやってるんだから、情報を集めて議論する機関を欧州に作れたらいいですよね。
— 吉之伴@🇩🇪サッカー指導者 (@kichinosuken) May 25, 2022
各国いろんな背景があって、現地で指導者しているからこそわかることってたくさんあって、そうした背景をある程度知って、ある程度同じ概念同士で話せると深い議論ができるはず。 pic.twitter.com/fTkSdzJDmj
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?