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「吉祥寺からっぽの劇場祭」公演情報

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吉祥寺シアターでは今夏、複数のアーテイストによるレジデンスプログラム「吉祥寺からっぽの劇場祭」を開催いたします。
観客ならびに出演者・スタッフが、映像配信を交えた「密集」しない方法で、これからのシアターのあり方を研究・実践し、舞台下の奈落から屋上までをフル活用した新しい劇場の姿を皆さまに体感していただくための試みです。

吉祥寺からっぽの劇場祭は、何も上演していないとしても、誰もいないとしても、からっぽでもなお魅力的な空間である吉祥寺シアターを、どれだけ思う存分使い倒すことが出来るかという一風変わった祭です。
上は屋上から下は奈落まで、劇場空間のほぼすべてをアクティングエリアとして開放します。
映像配信も予定しておりますので、これを契機として、吉祥寺シアターの新しい魅力を知っていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

チーフ・キュレーター 綾門優季


参加アーティスト・スタッフ

[チーフ・キュレーター] Chief Curator

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綾門優季(青年団リンク キュイ/青年団演出部) Yuki AYATO
1991年生まれ、富山県出身。劇作家・演出家・青年団リンク キュイ主宰。青年団演出部。2011年、キュイを旗揚げ。劇作を綾門が担当し、外部の演出家とタッグを組みながら創作するスタイルを基本としている。
戯曲は「攻撃的で文語的なセリフ回し」「震災、テロ、無差別殺人など、突発的な天災・人災に翻弄される人々の様子を主なモチーフとすること」などを特徴とする。
2013年、『止まらない子供たちが轢かれてゆく』で第1回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞。2015年、『不眠普及』で第3回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞。「坂あがり相談室plus」2018年度版!対象者として選出。2018年、急な坂スタジオの新しい取り組みの対象者として選出。2019年、第10回せんがわ劇場演劇コンクールにて『蹂躙を蹂躙』で劇作家賞を受賞。

[空間設計美術家] Scenography Designer
渡辺瑞帆(青年団演出部) Mizuho WATANABE
1991年生、東京出身。2016年早稲田大学建築学専攻修士課程修了、2016年度同大学嘱託研究員、2016-18年フジワラテッペイアーキテクツラボ所属、2017年-青年団演出部所属、2019年-兵庫県豊岡市地域おこし協力隊、2020年-豊岡演劇祭コーディネーター。
近年の主な活動は、建築倉庫「ガウディをはかる」展(2019)、奈良・町家の芸術祭はならぁと「喜楽座の復活祭」(2019)の企画・会場構成など。
贅沢貧乏「家プロジェクト」、ゲッコーパレード 「家を渉る劇」の参加なども通じて、まちを劇場にすることを志向している。

渡邊織音(グループ・野原) Shikine WATANABE
1986年生まれ、東京都出身。構造設計・舞台美術家。2017年よりグループ・野原に参画。
早稲田大学在学時より自力建設や建築デザインを通した国内外のワークショップを中心とした活動に関わり続け、東日本大震災での支援活動をきっかけとして、福島でNPOを設立し、農・食・観光・再生可能エネルギー等の活動に携わる。設計では意匠・構造の設計事務所勤務を経て独立。
古民家を改修しながらの生活で、日常の中に失われていくものや、取り残されている姿・風景をじっくりと観察し、様々な分野を横断しながら新しい視点を作り続けている。
近年の舞台美術で携わった作品として、利賀演劇人コンクール2018にグループ・野原『冒した者』、ハチス企画『ハッピーな日々』(2019)、鳥公園のアタマの中展2『おねしょ沼の終わらない温かさについて』(2019)、ヌトミック『それからの街』(2020)、円盤に乗る派『おはようクラブ』(2020)がある。

[映像作家] Movie Director
和久井幸一 Koichi WAKUI
カメラマン。1988年 千葉県出身。早稲田大学文化構想学部 卒業。
映像作家ヴィンセント・ムーンに私淑し、演奏映像を得意とする。
折坂悠太、松倉如子、真黒毛ぼっくす等、約200本の演奏映像を撮影。
ライブハウスで映像上映会を開催する。
NHKEテレ『ムジカ・ピッコリーノ』第6期(2018)コーナー監督(浅井一仁と共同)

[参加アーティスト]
額田大志(ヌトミック/東京塩麹) Masashi NUKATA

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東京塩麹主宰。ヌトミック主宰。作曲家・演出家・劇作家。1992年生まれ。東京都出身。
東京藝術大学在学中に、8人組バンド・東京塩麹を結成。バンドのフォーマットでありながら、完全に譜面に落とし込まれた独自の音楽性で注目を集める。また、2016年に演劇カンパニー・ヌトミックを結成。以後、「上演とは何か」という問いをベースに、音楽のメソッドを用いた戯曲と演出でパフォーミングアーツの枠組みを拡張する作品を発表している。

山下恵実(ひとごと。/青年団演出部) Megumi YAMASHITA

山下

1998年生まれ。演出家/振付家。ひとごと。主宰、青年団演出部所属。
埼玉県立芸術総合高校 舞台芸術科卒業。高校在学中にクラシックバレエ、コンテンポラリーダンス、日本舞踊などを学ぶ。
演劇作品やダンス作品の創作の他、俳優や一般市民向けWS、小学校でのダンスWSを行うなど、幅広く活動。
横浜ダンスコレクション2020 コンペティションⅡ 奨励賞受賞。

福井裕孝 Hirotaka FUKUI

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1996年生まれ、京都府出身。人・もの・空間の関係を演劇的な技法を用いて再編し、その場の全体的な状況を異なる複数のスケールとパースペクティブから捉え直す。近年は『モデルルーム』 (2018)、『インテリア』(2018、2020)、『マルチルーム』(2019)など、部屋という空間単位を基底に上演を行う。公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金第二期生。

[舞台監督] 鳥養友美 [音響] 山川権

[主催] 
吉祥寺シアター(公益財団法人 武蔵野文化事業団)


公演日程

2020年7月23日(木)~8月9日(日)
※7月23日(木)現在/随時変更の可能性あり

吉祥寺からっぽの劇場祭 タイムテーブル小(0723最新)


プログラム


お問合せ

吉祥寺シアター
TEL:0422-22-0911

いただいたサポートは会期中、劇場内に設置された賽銭箱に奉納されます。