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「魂の声に従って生きる」新しい生き方=ミドルエイジよ!人生後半をどう生きる?=

はじめまして。橘吉次たちばなきちじです。

神奈川県の某神社で神職をしながら、ミドルエイジのライフシフトを応援する「生まれ直し開雲塾」を主催しております。
今は神主ですが、2021年12月まではバリキャリのサラリーマンでした。
あるキッカケから國學院大學に入学して神道を学びはじめ、神職資格を取得したんです。

57歳のライフシフト。

この記事は自己紹介を兼ねて、私の活動コンセプト「魂の声に従って生きる生き方」についてお話をさせていただきます。

「魂」という言葉を使うと
「えっ?スピリチュアルですか?」という質問が届きます。

うーん、スピリチュアルでもいいのですが…今スピリチュアルって言葉は手垢がついちゃってるから。「霊性」という言葉のほうがふさわしい。

でも、「霊性」というと、
「えっ?霊性?幽霊のこと?」
「きちじさんって霊能者なの?」
ってな話になっちまう…厄介なことです。

吉次が使用するスピリチュアルという言葉についての説明は、下記の別記事をお読みくださいませ。



生れ直しの可能性


人生絶頂期の栄耀栄華をうたった、藤原道長の有名な歌。
闇に輝く満月のような我が人生!

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
                望月(もちづき)=満月のこと

藤原道長

栄耀栄華とは程遠いけど、人生振り返れば満月の頃はありました。
生まれたての新月がどんどん膨らんで、やがて満月となる。

月にたとえるならば、ミドルエイジは半月です。
この先、どんどんやせ細っていく。

そして死ぬ。
で、終わりですか?

いやいや、月そのものは変わらずにあります。
また新月が生まれるだけです。

生れ直しですね。
一度死んで、また生まれる
再生です。

これ、別に突拍子もないことを言っているわけではありません。
太古から日本人が持ち続けている生命観です。
江戸時代の富士講も、
平安時代の熊野詣も、
現世利益を求めて参拝したのではありません。

皆、死ぬために行ったのです。
そして、生れ直して戻ってくる。

吉次はミドルエイジの皆様に、この「生まれ直し」をお勧めしております
今風に言うならば、ライフシフトですな。

昔の人は、充実した人生を生きる智慧を沢山もっていたのです。
もう一度この智慧を蘇らせたい。
吉次の強い想いです。


ミドルエイジクライシス=虚無の世界=


人生の絶頂期はいつでしょうか?
もちろん、人によって時代によって判断は異なるでしょうが、
生物的に社会的にみて、ミドルエイジは絶頂を過ぎた年齢であることに異論はないと思います。

「ピークは過ぎた。あとは死に向かって下り坂…」

・社会第一線での活躍も終了。多くの人には定年退職という終わりの時があります。
・子育ても終了。子供は独立し新しい家族を創ります。
・身体は老化し、美容面でも健康面でも衰えを実感します。
・感受性も摩耗します。好奇心や関心が薄れ新しいことが面倒に感じます。
 ワクワクやドキドキがなくなり、平坦な毎日が過ぎるだけ…。

内閣府平成30年度 国民生活に関する世論調査

人生における「不安」は50代で最も高まるという調査結果が出ています。
その不安のベスト(ワースト?)5は、

  1. 仕事における限界の自覚(社会的不必要に対する不安)

  2. 体力の低下・健康不安

  3. 親の老後介護問題

  4. 家計(老後資金)の不安

  5. 人間関係の希薄化による孤独

となるそうです。
これらの不安だけが積もっていく、砂を噛むような味気ない毎日。

ミドルエイジクライシスの虚無の世界です。

自分の人生が色褪せ
生きている意味や目的を見失い
自分の存在そのものが無意味に思える危険な時です。

これはある種の「死」です。
誰もが陥るこの危険な時期は「一度死ぬ」ことなのです。

この死を通らなければ、生まれ直すことはできない。
避けて通れない「中高年の死」なのです。


ミドルエイジは人生の収穫期


しかし別の角度が見ると、ミドルエイジは人生で最もおいしい季節でもあります。

真っ当な社会人として、社会に貢献し、
父親、母親として家庭を築き子供を育て、
人間社会を維持するために自分のエネルギーと時間を使う季節は終わります。
これからは、自分のためだけに生きていい時節がやってくるのです。
こんな時間は、思春期以前の子供時代以来やってこなかった時節です。

しかも、幼少期と異なり、
ミドルエイジには智慧も力もあります。
経験を積んでいますから、判断力もあり対処方法も知っています。
最強です。

人生の実りの季節がミドルエイジなのです。
吉次は、神が与えたご褒美の季節だと思っています。
医療や福祉が発達する以前は、この収穫の季節が短かった。
でも、今は充分に実りの秋を味わえる時間が与えれらています。

この季節を愉しまない手はないのです!

しかし、多くのひとは
「何がしたいのかわからない」と言います。
非常に勿体ないことですが、その状態吉次はとてもよくわかります。

何故なら私がそうだったから。

50歳を越えた時に、出世が頭打ちになりました。
それまでバリバリキャリアのビジネスマンで、
結婚もせず子供も産まずに仕事一筋でやってきたのに、
会社組織から「もうあなたには期待しておりません」と
不用のラベルを貼られた気分でした。
それに更年期の体調不良、借金を残した父の他界、母の認知症発症が加わり、
完全にミドルエイジクライシスの虚無の世界に陥りました。

「私の人生は何だったのだろう…」
虚しい…つまらない…くだらない…そんな感情が渦巻く日々でした。

これは中年危機だ…という自覚はあったものの、
じゃあ何をすればいいのか?
どうすれば、ユングが名付けた「創造の病」であるミドルエイジクライシスを乗り越えて、創造の季節に入れるのか?
わかりませんでした。


人生の分岐点。どちらに進むか?


そんな、52歳の夏に吉次は不思議な体験をしたのです。
生まれ変わりのキッカケとなる出来事でした。

他人が聞けば、それは些細な実にありふれた中年女の体験で、それに特別な意味を付加することはロマン過剰な思い込みだと思うことでしょう。

実際、当時の私もそう思っていました。

でも、吉次はその体験を無視しなかったのです。
と、いうか無視できなかった。
何故か抗えない、どうしても心が騒ぐ。
再生へのキッカケとなるかもしれないその出来事を、
私は魂からのメッセージだと判断して、その心のざわめきに賭けたのです。

これが分岐点でした。

5年後の今、吉次は神奈川県の某神社のお手伝いをしながら、こんな記事をあなたに向けて書いています。
52歳の頃の私には想像もできない、ミラクルな事実です。

もし、あの分岐点で
「何の根拠もない思い込みに人生かけるわけ?馬鹿じゃないの」と私が現状維持の道を選んだならば、
恐らく57歳の今、上司の悪口をいい会社を批判し、母を憎みながら介護をして、やがて来る定年に怯えて過ごしていることでしょう。

分岐点はある日突然やってきます。
どんなかたちでやってくるのか?全くわかりません。

だからこそ、いつ分岐点がきてもいいように、
ジャンプする準備をしたほうが良いと思うのです。


スピリチュアリティは絶対必要


なんの準備もしていなかった吉次が、着地の見えないジャンプをする勇気を持てたのは、どこかで自分の「魂」の存在を信じていたからだと思います。

あなたはこの存在が自分にあると思いますか?

魂とは定義できない、曖昧な概念です。
「魂とは〇〇」と言葉で説明できるものではありません。

持って生まれたもの。
あなたが、他の誰でもないあなたであることの根拠であり前提となるもの
人智を超えた大いなるものとつながる主体!

それが魂であると、吉次は理解しています。
人には、必ず魂があります。
もって生まれてきたのです。
いや、そもそも魂がなければ生まれてこないのではないでしょうか?

こんな考えを持つこと。
これは、今日の日本ではスピリチュアルということになるらしいです。

ミドルエイジにもなれば、人の死に直面した経験はあるはずです。
大切な命と死別した時に「魂」を感じたり、
その命の魂というものを考えたはずです。

だからこそ、ミドルエイジこそ
魂や霊性や、目に見えず触れることもできないものについて考え、
生死の不思議に驚き、
大自然の偉大なる循環に学ぶべきなのです。

ね、子供時代と同じでしょ。
いのちの不思議に驚いたよね。
もう一度あの頃の感性を思い出して戻るのです。

社会生活で育まれた合理的で科学的で効率主義の自分を一度殺して、
新しい生まれたばかりの子供の感性を取り戻すのです。

ミドルエイジよ!今の価値観を捨てて霊性を取り戻せ!

この感性の生まれ変わりなくしては、幸福なライフシフトは難しいのではないか?と考えています。

ミドルエイジのライフシフトはただの職業変更ではありません。
生き方の変更です。


あなたの人生の大きな転換です。
だから、自分の人生を振り返り子供時代を思い出し、じっくり内観する時間が必要なのです。

あなたの魂は何を求めていますか?



命を使い切る人生を、あなたに!


人は必ず死にます。
魂の生まれ変わりがあるのかどうか?
吉次にはわかりません。

生死の神秘は、霊能者だろうが何だろうが人間には絶対わからないでしょう。生死は神の領域です。

いつまで生きるのか?
絶対わかりません。
死んだらどうなるのか?
これも絶対わかりません。

しかし、私たちは今
絶対わからない神の領域の「生」を生きているわけです。
これはスゴイことです。

すっげーっ‼

と、日々実感しながら生きること。
できれば、持って生まれた魂の声に従って、生れてきた使命を果たし命を使い切る人生を送りたいものです。

人生後半はそれが可能なのです。

だから、ミドルエイジよ、霊性の復活を!
是非、生まれ直す勇気を!

生まれ直し、お手伝い申し上げます。
お受け取り頂きたいと、切に願います。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。



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